見出し画像

スポーツ経験は就活に有利!指導者が知っておくべき社会で活かせる5つのスキル


ソフトテニスコーチのあきふぉです。この記事では「スポーツ経験で得られる就活で有利なスキル」を5つお伝えします。

実業団を引退したとき、これからなにを目標に生きていけばいいのか悩みました。そしてスポーツで培ったスキルを変容させ、転職して給料UP。2021年にはスポーツ庁が行うアスリートキャリアコーディネーター(ACC)を取得しました。

いまは保育士として発達障がいを抱える子どもたちへ運動プログラムを提供しています。また「競わない運動遊び教室」や部活動支援、アスリートのキャリア支援なども継続中です。その経験をもとにスポーツ経験者のどんなスキルが社会に求められているのかお伝えしていきます。

今日お伝えする内容を知らないとあなたのお子さんや大切な選手が社会で必要なスキルが身につかないまま引退し、社会に適応できず悩んでしまうかもしれません。ぜひ最後までごらんください。



社会で活かせる5つのスキル

スポーツ庁の「スポーツ人材に関する調査研究報告書」によるとスポーツ経験者が社会で活かせるスキルは以下の5つと言われています。

  1. 目標設定と達成力

  2. タイムマネジメント

  3. プレッシャーへの対応

  4. コミュニケーション

  5. リーダーシップ

目標設定と達成力: アスリートは日々目標を達成するために努力を続けます。社会に出ても目標達成にむけて必要なことを考え、行動する力が活かせるでしょう。

タイムマネジメント: 限られた時間の中でスポーツと学業を両立した経験から、効率よく時間をつかおうと考えるでしょう。

プレッシャーへの対応: 大舞台で結果を出すためにプレッシャーを乗り越えてきた経験は、困難な状況でもあきらめず、冷静に対応するでしょう。

コミュニケーション: 仲間、コーチ、スタッフなど、様々な立場の人とやり取りした経験は、社会での円滑な人間関係に役立つでしょう。

リーダーシップ: チームを牽引してきた経験は、どんなときでも目標達成へ導くリーダーシップへつながるでしょう。

これらのスキルはビジネスでも高く評価され、さまざまな職種で活躍できる可能性を示しています。


企業が求めるアスリートの強み

また、近年では変化への対応力や問題解決力なども重視される傾向にあります。アスリートはこれらのスキルを自然と身につけている場合が多く、人間性やポテンシャルも企業から高く期待をされる存在です。


アスリートが強みを活かせない最大の問題点

この記事でとりあげたものは競技レベル問わず、スポーツを通して得られるスキルです。しかし、競技では活かせても他のことに変容できない選手が多くいます。それは競技が第一であり、 競技に集中することが良い結果につながるという教育を受けた(受けたと認識している)アスリートです。

「部活があるからできないことが多い」「競技中心の生活になるため、先のことをなんとなくしか考えられない」という悩みをもつ選手は少なくありません。

長年打ち込んできたことが裏目に出てしまうと、それ以外の場面で自分らしさを出す方法がわからず、引退後に生きがいを見失ってしまう可能性もあるのです。

私もソフトテニス以外のことを考えるなと言われ、それを信じて突き進みました。だから26歳でラケットを置いてから苦しかった……将来が不安で涙が止まらなくなったときもありました。

広い視野で子どもを支えよう

子どもたちが目標に向かって努力を続けられるのは支えてくれる指導者や保護者がいるからこそ。その皆さんにお願いしたいのは「勝つこと」だけに集中するのではなく、社会で活かせる力にも目を向けてほしいということです。

たとえば、子どもが持っている強みを言葉にして伝えてあげることで、自分らしさを知ることができますし、競技以外の活動や交友関係があると、柔軟な考え方や視野が広がります。スポーツに向かう意欲もさらに高まるでしょう。

スポーツを通して「勝つ力」だけでなく「生きる力」を育てましょう。


いいなと思ったら応援しよう!