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「分かりやすい世の中」の生き方
1970年の大阪万博のポスターと今回の万博のPRポスターの対比が一部で話題になっています。どちらがいい、悪いではなくて世の中は変わってしまったんだなぁという思いを持ちながら「2つの目線」を持つことの重要さに改めて気が尽かされた今日の話です。
千野将のインフォマニアックス
#248 分かりやすい世の中の生き方
あまり好きな言葉ではないですが、かつて「勝ち組・負け組」という概念が社会で使われまくった時代がありました。
ただ、今は物質的な豊かさの2極化ではなくて、精神的な2極化にも影響しているのではないかと感じています。
街を歩いていたり、日々生きていても、モノの見方が全く違う。考え方ひとつで世界は変わるとよく言われますが、まさにその通り。
この世の中は、分かりやすくできています。
そのおかげで、本当に大切なことは分かりにくくなるようにできています。
分かりやすい広告。分かりやすいデザイン。分かりやすい言葉。
それらをやさしく受け入れてあげながら、あえて複雑に世の中を見る目線を持つこともすごく大事な時代になってきました。
"Take it easy"が浸透しすぎて、easy過ぎる世の中になってしまった。
その隙間に見え隠れしているメッセージや思考が、おそらく人生をさらに面白くしてくれる、と思います。
今は何でも複雑なように見えて、外側はすごく分かりやすく作られているんですよね。
そこを突破していきたいですね。