クラシック週間1位から読み解く可能性
弊社より3/9に全国で発売したフルートとホルンのユニット、ura*cocoの2ndミニアルバム、「GIFT」がお陰様で好評を頂いています。
驚いた事に
TSUTAYA 販売CD部門クラシックチャート
3/7~3/13 全国1位
ビルボード・ジャパン・トップ・クラシカル・アルバム
初登場6位
TSUTAYA 販売CD部門クラシックチャート
2016年3月度マンスリー 全国4位
を獲得する事が出来ました!
【ビルボード・クラシックヒットチャート2016/3/21付】ura*cocoの「GIFT」(Karakuri)が初登場で第6位
http://maguline.blog.jp/archives/52129077.html
皆さん、有難うございます。
予想以上の結果に誰よりも驚いています。
「クラシックをより身近に」
「従来の路線から完全に切り離したプロモーションを」
そう考えて、今回発売に向けて四方八方駆け回りました。
流通や音楽関係者の方々から「KARAKURIさん、どんな魔法使ったの??」と問い合わせが時々来るようになりましたが、本当にシンプルにやるべき事をやっただけです。しかし、そのやるべき事というのが、今回市場に選んだクラシックというフィールドでは珍しい試みだったようです。
例えば、プロモーションビデオを撮って初回限定特典にしたのも異例とのこと。
「あれ?」と思う方は数多いと思います。
そんなのフツーじゃん、と。
その通り。初回特典連動型のMVなんて一般的なJ-POP界隈では珍しくもなんともありません。
クラシックというジャンルは、あまりに突出した技術・芸術性のあまりマーケティングに関してはほぼガラパゴス化していました。安易なプロモーションに侵されず音楽そのものの美しさと素晴らしさが保護されてきたから、とも言えるので、これの良し悪しについては何とも言えません。
しかし、今作「GIFT」が初登場でこれだけの売り上げをマーク出来た事に対しては嬉しさを隠しきれません。枚数がどうのこうの…、というよりは、
まだまだ可能性を秘めているジャンルはクラシック?
という一定の仮説が生まれた事が何よりも嬉しかったりします。
考えてもみてください。一般的なロック・ジャズ・ブルース・R&Bなどに比べて、殆どのクラシックのプロ達は幼少期から凄まじい練習を積んできたわけです。…にも関わらず、他のジャンルのアーティストに比べて圧倒的に「作品や興行の売上」「ブランディング」に関してはこの国ではどうしても不利な立場にあるのは否めない事実です。
これは「なんとなくだけど堅苦しい」「コンサートでは観客もスーツやドレスでバシっと決めて聞かなくてはいけない」というようなグレーなステレオタイプが影響している性もあります。
しかし、今回のプロモーションによって大きな可能性を感じました。
クラシック業界の従来のマーケティング方法に少し新しいスパイスを加えてあげると、とても魅力的なシーンを作れるのかも知れないな、とブレストする時間も増えました。
今後、音楽事業の面でも他のクラシックや吹奏楽の作品をリリースして、シーンの新たな醸成に少しでも貢献していければな〜、と思うばかりです。
おもしろき、こともなき世を、おもしろく。
では、また。
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