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ブーム
MTV全盛時代、MVを作る事がヒットの必要条件で最適手段だった。MTV関係者は時代を謳歌していただろう。だがそんな時代は10年で終わった。そんな事がよくある。ゆうせんの時代、ラジオ深夜放送の時代、FMパワープレイの時代、テレビ局を中心とした賞レースの時代、オリコンチャート至上主義の時代、カラオケの時代、着メロ/着うたの時代、シングルCDの時代、MDの時代、エアチェックの時代、カメリアダイアモンドの時代、ポケベルの時代、ケータイ小説の時代、tiktokの時代・・・。期間の長短はあれど、すべてはただの「ブーム」だった。音楽コンテンツをブツとして金で買う時代、というブームは長かったが、遂に終わった。1980年を起点として始まったCDという商材のブームは、まだ細々と続いているが、ピーク時の1/3まで市場は落ち込んだ。ピーク時を基準としたら、落ち込んでいくだけだよね。斜陽産業の悲劇だよ。「なんで売り上げがあがらないんだ!」なんて言われて「業界が斜陽だからでしょう」と返せない悲しさ。コントだよ。かつていい思いをした旧権威の人たちは、なんとなく2000年代から地続きのように思っているけど、2024年の今は当時と完全に違う。WEBの存在がかつての権威を破壊した。ゆでガエルの逸話のように、徐々に首を絞められてすでに危篤なんだが、延命措置で生きている。こんな時代にお金儲けするにはどうしたらいいでしょうね。誰も答えを出せていないですね。CDは非常に効率がよかったから、おいしい思いが忘れられないんでしょうね。換金手段としてのCDというブツは本当に効率が良かった。サブスクはある程度再生回数を稼がないと、タダで商品ばらまいてるのと同じですからね。