読書完走#117『新聞記者』望月衣塑子 2017
話題の映画「新聞記者」を観て原作本を再読。映画はフィクションだが原作はノンフィクション。著者の生い立ちに始まり、記者生活のスタートから社会部に配属されるまでが前編。後編は2年前2月に報じられた森友疑惑のスクープで幕を開ける。そこから望月記者の官房長官会見における質問がスタートし、加計学園や詩織さん事件における彼女の獅子奮迅の活躍はご存知の通り。
官邸から目をつけられ、記者クラブの同業者が一部を除き見て見ぬ振りをする中「だれも聞かないのなら、私が聞くしかない」と、彼女の孤軍奮闘は今も続いている。民主主義と報道の自由、何より我々自身の知る権利を守るため、望月さんを応援し続けたい。映画もぜひ観てくださいな。