日本茶講座 その2 淹れる
皆さんこんにちは、少々(かなり??)アップ速度が遅くなっているZKです
ネタがないわけではないのですが、ちょっとバタバタして、
更新が滞っていました。
今回のトピックは、日本茶講座です。
先月から開催されている日本茶講座の2回目に参加しました。
2回目のテーマは『自分の茶道具で、美味しいお茶を淹れよう』
です。
参加者が各々普段愛用している急須を持ち寄り、
お茶の淹れ方を学ぶ企画です。
参加するにあたって困ったことが1つ。『あれ、オラ、急須持ってねぇ』
お茶を淹れるは、相方に全依存しているので、ドーしようと悩んだ結果、
以前の記事で紹介したクレバードリップを持参しました。
コーヒー抽出器具ではありますが、お湯を注ぎ抽出するという意味では
同じですから・・・
参加者の急須やティーポットが机の上に並べる中、異彩を放つ
クレバードリッパー。講師の白尾さんも意表を突かれたようです。
1回目は、各自が普段のやり方でお茶を淹れました。
すると・・参加者(ZKも含めて6人)で、味に個性が出ました。
同じ茶葉と同じお湯を使ったのですが、
甘みの強いお茶、渋みが強いものも。
クレバードリップ抽出は、自宅で数回試したことはあるので
なんとか抽出はできたのですが、
ZKのお茶は、他の方に比べて色が濃く、重たい感じのお茶になりました。
どうやら、お茶を煮出していたようです。
白尾さんから、参加者に淹れ方についてアドバイスを頂きました。
ZKへのアドバイスは、3点。
あらかじめ抽出道具を温めておくことと、抽出時間をもう少し短くすること
そして、抽出後のフィルターに残った茶葉の水分を絞り切ること
実践してみると、お茶の色が少し薄くなり、抽出後のお茶っ葉の広がりが
小さいというか、丸いままでした。
飲んでみると、1回目の抽出よりも色は薄いのですが、
美味しさを引き出せたように感じました。
いろいろとアドバイスをいただく中で、勉強になったのは、
世代によって、美味しいと感じる味が異なるということでした。
若い世代の方は比較的、これまで『旨味』とされていた味を『苦い』と
感じる人が多くなっているそうです。
もう一つ初めて知ったのが、取っ手の向き。
急須は注ぎ口と取っ手の角度が約90度でついているのに対して
ティーポットは注ぎ口の反対側に持ち手がついています。なぜか?
ティーポットは熱湯の使用に適していて、急須は少し冷ました
お湯に適しているだそう。
また、白尾さんは、お茶を注ぐときに何度も急須をスイングさせて
いらっしゃいました。そうすることで、急須の中の茶葉が
注ぎ口に溜まらず、茶葉がお湯の中で踊り美味しい成分を
出しきることができるのだそうです。
このような所作ができるのは急須の持ち手が横に出ているからなのだと
納得。
さらに、抽出の所作にもポイントが。
先ほど、注いだ後のフィルターを絞り切るようにアドバイスを受けたと書きましたが、白尾さんは急須に注いだお湯をすべて出し切るように、
何度も急須を振っていらっしゃいました。
紅茶を愛飲していらっしゃる方ならご存知でしょうが、
ポタっと落ちる最後の一滴に旨味が凝縮されているのです。
『ゴールデンドロップ』と呼ばれるそうです。
抽出されたお茶を美味しくする方法ですが、抽出後の茶葉から水分を除くことで、2煎目以後のお茶も美味しく飲めるそうです。(茶葉に水分が残っていると、茶葉が開いてしまうのだとか。)
今回も日本茶のことをいっぱい知ることができました。
次回の講座では、茶畑を見学できるとのこと。
こちらの様子も紹介したいと思います。
今回はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。