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マリーンズ戦観戦記 7/30-8/4 ライオンズ戦、バファローズ戦

みなさまこんにちは、いよいよ、いよいよペナントレースの勝負どころ、
8月の戦いが始まりました。この言葉、今シーズンのセ・リーグには
当てはまりますが、1強5並のパ・リーグにとっては、
いかにホークスの優勝を阻むか、CS進出できるかに気持ちが行っている
ように感じます。まだまだ優勝の可能性はありますから、マリーンズには
勝ち続けて欲しいものです。
そんなマリーンズは今週から5週連続で6連戦(山の日があり、
8月第2週は9連戦)の過酷な日程がスタートしました。正念場です。
最初のカードは今シーズン未だ負けなし。対戦成績11勝0敗のライオンズ。開幕からの同一カード連続連敗日本記録は13ですから、この3連戦で
もしかすると記録更新になるかもしれません。とわ言え、相手もプロ。
何が何でも勝ちに来るでしょうから、そう簡単には行かないかと。
先発はマリーンズが小島投手、ライオンズが隅田投手です。
1回表、源田選手安打、奥村選手バント失敗、蛭間選手が友杉選手の
エラーで出塁。友杉選手、いいプレイヤーですが、まだまだ修行が必要です
現在パ・リーグの失策王ですから。
一死一二塁とするも、小島投手が後続を抑え無失点。
1回裏、岡選手、サード山村選手の悪送球で出塁、藤岡選手のライト前
適時打で1点先制。さらにポランコ選手が、久しぶりのスタメン起用に
応える2ラン本塁打をライトへ放ち、3-0とします。
初回から両軍にエラーが出ています。暑さのせいなのでしょうか?
負けられないライオンズは2回表、岸選手四球出塁、シーズン途中に
ホークスから移籍の野村大樹選手のツーベースでライオンズが1点を
返します。さらに源田選手の当たりを藤岡選手悪送球で2-3。またエラー。
続く奥村選手の当たりは痛烈な一塁へのゴロ。これをソト選手がトンネル
(記録は安打)で3-3の同点です。ここまでマリーンズの守備が
よろしくありません。夏バテと言うには早い・・
いや、今年は酷暑ですから、早いということはないのかもしれません。
追いついてもらったライオンズ隅田投手は好投。2回から7回まで
マリーンズ打線を内野安打2本に抑える好投を見せます。
一方の小島投手は5回まで毎回安打を許す投球。4回には二死一二塁から、
奥村選手がライトへ安打。藤原選手の好返球で追加点を阻止しました。
均衡をやぶったのはライオンズ。7回表蛭間選手がタイムリーを放ち3-4。
さらに8回には支配下登録されたばかりのガルシア選手が左中間への大きな
二塁打で追加点です。3-5となります。ガルシア選手、選手名鑑では
両打ちとなっていますが、今日は全打席左に立っていました。
パワーは間違いなくあります。ドミニカ共和国出身の23歳。
ムードメーカーの要素もありそうですので、今後要注意の選手です。
ライオンズはここから継投で逃げ切りを計ります。2番手は
ボータカハシ投手。しかしマリーンズが追いすがります。
一死からソト選手が右中間への一発で反撃体制に入ります。ソト選手と
ポランコ選手のアベックアーチはおそらく初だと思います。
一死から、中村選手四球、髙部選手二塁打。代打角中選手も四球を選び
一死満塁。藤原選手の当たりは、高いバウンドの二ゴロ。俊足藤原選手が
懸命のヘッドスライディングを見せて一塁セーフ。セカンド外崎選手の
一塁送球が逸れている間にセカンドランナーも生還。6-5と逆転。
球場がお祭り騒ぎに。これが相性の良さでしょうか。
9回表、横山投手がクローザーとして登板。吉井監督は前のイーグルス戦の
投球内容を見て、鈴木投手、益田投手が調子が良くないと
判断したようです。源田選手がヒットで出塁、犠打で二進すると、
ライオンズの若き4番、山村選手がライトへの意地の適時打。
土壇場で6-6とします。横山投手が追いつかれてしまいました。
そして迎えた9回裏、マウンドはライオンズの守護神アブレイユ投手。
この回先頭ポランコ選手の当たりは大きなセンターフライ。これを岸選手がフェンス際タイミングを合わせてジャンプで捕球し1アウト。
敵ながらアッパレなプレイでした。
この後ソト選手がヒットで出塁代走和田選手が盗塁を決めたところで、
佐藤選手申告敬遠。中村選手遊ゴロでランナーが入れ替わり、
髙部選手四球で二死満塁。クライマックスを迎えました。
ここで打席に立つのは今日は代走から途中出場の小川選手。
今日最初の打席です。誰しもが緊張するであろうこの場面で、小川選手は
初球、誰もが想定していなかった三塁線へのセーフティバント敢行。
山村選手が慌てて打球を処理しようとしますが、ボールが手につかず、
オールセーフでサヨナラ勝ちとなりました。
試合後のコメントでは、『この回に(小川選手に)打席が回ってくると
したら、二死満塁のシチュエーションだけ。相手の守備位置によっては、
バント』と小川選手もベンチも考えていたそうです。両方の意図が
マッチした結果が成功につながったのだと思います。

続く第2戦の先発は、マリーンズがメルセデス投手、ライオンズが
青山投手です。青山投手は2年目。ルーキーイヤーは中継ぎで
活躍していましたが、今シーズンは先発転向していたのですね。
1回裏、青山投手は簡単に二死を取りますが、ポランコ選手がライトへ、
ソト選手がレフトへそれぞれ大きな飛球を飛ばし、二者連続本塁打で
2-0となります。前日に続く、ソトポラのアベックアーチ。
こんなシーンが数多くあると、マリーンズの優勝が近づいてくると
思います。もっともっと見たいシーンでした。
3回裏にはポランコ選手がライトライン際へ二打席連続の本塁打で3-0。
4回裏は友杉選手のレフトへの適時打で4-0。マリーンズが小刻みに加点し、
点差を広げていきます。
何とかしたいライオンズは6回表、外崎選手選手がセンターへの2点本塁打。4-2となります。しかし2点差に迫られたマリーンズは6回裏、
髙部選手の適時打で5-2。そして7回裏、変わったヤン投手から
ポランコ選手がレフトスタンドへ。今日3本目の第16号の本塁打。
第3打席もレフトフェンス際への当たりでしたから好調のようです。
オールスターブレイクを上手く使って復調してくれたようです。
試合はこのまま6-2でマリーンズが勝利。
7月は13勝9敗。オールスター前のホークス、ファイターズ6連戦で
1勝しかできなかったのは痛かったですが、好調維持です。
打線が活発でした。
7月は小川選手が.386 髙部選手が.405 佐藤選手も.347
   ソト選手が.308 6本塁打、23打点
誰が月間MVPでもおかしくない活躍を見せてくれました。
一般的に、夏場は投手が疲れてきて、打撃戦になりやすいそうなので、
これらの選手に加えて、ポランコ選手などが打ち出せば、まだまだ
見せ場は来ると、思っています。

ライオンズとのカード最終戦は、マリーンズが佐々木朗希投手の復帰登板
試合です。交流戦6月8日のカープ戦以来の先発登板。
この間、実戦での登板はなく、ぶっつけでの先発登板となりましたが
どうだったのでしょうか?ライオンズの先発は與座投手です。
朗希投手の注目の立ち上がり、二死から蛭間選手が二塁打で出塁し、
4番山村選手の当たりはライト前へ。これを藤原選手がホームへ好返球。
蛭間選手は本塁タッチアウト。2安打されましたが無失点の
立ち上がりです。3回まで與座投手の前に無安打のマリーンでしたが、
4回裏、角中選手がライトへの2点本塁打で先制します。
5回表に鈴木選手の適時打で1点差とされますが、その裏藤原選手が
ライトへ低い弾道のソロ本塁打が放ち、3-1とします。
初回は守備で朗希投手を助けた藤原選手。バットでも援護してくれました。
復帰登板の朗希投手は5回72球で降板。立ち上がりは本調子ではなさそう
でしたが、5回には160km/hr もマーク。明日以降の体調次第ですが、
このままローテーションを守って後半戦、エース級の活躍を
マリーンズファンは期待しています。
6回裏は藤岡選手、ポランコ選手連続四球内野ゴロの間にそれぞれ進塁し
一死二三塁の追加点のチャンス。ライオンズはこの場面で先発與座投手から
ヤン投手へスイッチ。打順は今日本塁打の角中選手でしたが、マリーンズは
代打石川選手を起用。初球、柘植捕手が三塁へ牽制。代走小川選手が
タッチアウトで二死といやなムードとなりましたが、石川選手の当たりは
左中間への二塁打。4-1となります。これで勝負ありでした。
朗希投手のあとを坂本投手、岩下投手、鈴木投手、益田投手が無失点で繋ぎ
ライオンズ戦14連勝となりました。

金曜日からのバファローズ戦は、京セラドームでの3連戦です。
じつはマリーンズにとって今シーズンの京セラ戦は今日が1戦目。
これまでバファローズ主催のマリーンズ戦は4試合ありましたが、神戸、
那覇と屋外球場での開催。夏場のドーム球場開催は選手、観客にとっては
助かりますね。現地観戦の知人からは、観客席は空調があまり効いておらず
暑かったと伺いました。暑い空気は上に行きますから、グラウンドレベルで
快適でも、3階席は暑いのかもしれません。
今日の先発はマリーンズが石川投手、バファローズが宮城投手です。
2回裏、一死から中村選手が死球で出塁すると、髙部選手の内野安打で
一二塁として、今日スタメンマスクの田村選手がタイムリー二塁打で
2点先制。このあと岡選手にもタイムリー二塁打が出て、難攻不落の
宮城投手から3点を奪います。
先に点をもらった石川投手は2回以外毎回走者を出しますが、5回まで
無失点の好投を披露します。6回裏から登板の2番手坂本投手が
よくありませんでした。セデーニョ選手、代打杉本選手に連続適時打を
打たれ、3-2となります。このあと若月選手を三振に抑えて何とか
1点リードを守ります。
7回国吉投手8回澤村投手とつなぎ最終回は益田投手・・ではなく横山投手が登板。この3連戦、益田投手はベンチ外です。大丈夫でしょうか?
横山投手は安打を2本打たれますが、最後は西野選手をレフトフライに
打ち取り試合終了。序盤の3点リードを5投手の継投で守り切り、辛勝です。

第2戦の先発はマリーンズ西野投手、バファローズが田嶋投手です。
先制はバファローズ。1回裏西川選手の犠牲フライで0-1とします。
マリーンズは3回表、連日スタメン起用の田村選手の二塁打を足掛かりに二死三塁から藤岡選手の適時打で1-1の同点に追いつきます。
4回表、バファローズが好守備を連発します。まず先頭佐藤選手のセンター
右への大飛球は、杉澤選手がフェンスに激突しながらキャッチ。
石川選手ツーベースの後、中村選手はやや浅いライトフライ。石川選手が
タッチアップ敢行します。今日ライトスタメンの来田選手がサードへ好返球
余裕でタッチアウトとなりました。いい当たりでしたが、バファローズの
若い外野陣にやられました。
このまま同点で迎えた5回裏、バファローズが集中打を見せます。
二死から森選手西川選手の連打で一二塁、セデーニョ選手が死球で出塁し
二死満塁のピンチです。先ほど好守の来田選手、紅林選手に連続適時打を
浴びて、4失点。1-5の劣勢となります。
5回二死からの死球を挟んだ4連打で痛恨の失点です。
バースデー登板のバファローズ田嶋投手は安定した投球を披露。
8回111球 被安打6、与四球はわずかに1でした。9回は元マリーンズの
ペルドモ投手が抑えてバファローズが勝利です。
バファローズはオールスター前から続いていた連敗をようやく10で
停めることができました。3連覇の覇者が苦しんでいたのですね。

日曜日の試合は、マリーンズが種市投手、バファローズが曽谷投手です。
1回表、先頭打者の岡選手が2球目をレフトスタンドへ放り込みます。
試合開始わずか1分で、1-0とマリーンズが先制します。
その後は両先発が見事な投球を披露。
ここ2試合連続して中盤で崩れた種市投手でしたが、今日は絶好調。
7回を111球被安打4 与四球1 奪三振8 無失点。
一方の曽谷投手も7回103球 1失点。先頭打者だけでした。
8回終わって1-0のこの試合、最終回に動きがありました。
9回表、バファローズは吉田投手をマウンドに送ります。一死から中村選手
ヒット、友杉選手三振、藤原選手四球で二死一二塁。ここでバッターは
好調の岡選手。初球のストレートがインコース高めへ。岡選手の左手甲に
当たったようです。岡選手苦悶の表情で立ち上がれません。一旦ベンチに
下がってから出場したので、大事には至っていないようですが、心配です。
二死満塁で打席には、代走から出場の小川選手。インコース低めの球を
上手く救ってレフトの前へ運ぶ貴重な2点適時打を放ち、3-0とします。
8回は横山投手、9回は鈴木投手が無失点リレーを披露し、マリーンズが
3-0で勝利しました。今日先発のバファローズ曽谷投手は前回対戦時も、
1失点(自責は0)でしたが、今回も1失点の好投。マリーンズ打線は
打ち崩せていませんが、2戦連続で負けが曽谷投手についています。
めぐりあわせでしょうか?

8月も、7月同様好調を持続して、なんとかホークスとのゲーム差を
縮めて欲しいです。
6日からのホークス、バファローズ、ファイターズ、ホークスの12試合が
きわめて重要となりそうです。

今回はここまでです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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