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アル依が初めてメンクリに駆け込む話

こんにちは、244です。

あなたはメンタルクリニックに通院されたことはありますか?メンタルクリニック(通称・メンクリ)・・・いや、まだまだそんなところに行くほど私は病んでいない。ちょっと抵抗感がある方もいるかもしれませんが、今は決してそんなことはないです。

私が現在通っているメンクリは平日もごった返しています。メンタルヘルス界隈は今まさに隆盛の様相。むしろ「精神科」と一括りにされていた時代に比べたら、圧倒的に診療領域は広がったのではないでしょうか。

今は誰もが病んでしまう時代、決してメンクリの敷居は高いわけではありませんよね。

メンタルクリニックは、精神科や心療内科を標榜する診療所で、メンタルヘルスに関する問題を扱う診療科です。メンタルクリニックを受診する人のイメージとしては、次のようなことが考えられます。

・気分が落ち込んでやる気が出ない
・些細なことが気になって仕方ない
・病気が怖くて仕方ない
・何度検査を受けても身体の病気は見つからないのに症状が続く
・人と接するのが苦手で怖い
・集中力が続かず落ち着かない
・イライラしやすい
・夜眠れない

メンタルクリニックでは、患者が良質なエネルギーを出せるような環境を整え、患者から悩みを伺います。また、患者が薬の力を借りながら自分の心を立て直すには、それなりの時間と根気が必要です。

Google生成AI GEMINIより

ここにアルコール依存治療の専門分野である「アルコール外来」が入ったりします。

アルコール依存症の治療には、精神科や心療内科を受診するのが一般的です。アルコール依存症は心理的および社会的な治療が必要なため、専門的に扱っている医療機関が適しています。

また、アルコール依存症による合併症(胃炎、膵炎、肝硬変、心筋症など)がある場合は、内科での治療も必要な場合があります。

アルコール依存症の治療を受ける病院を選ぶ際は、アルコール治療を行っていることを標榜していたり、自助グループや家族会がある医療機関を選ぶとよいでしょう。また、アルコール依存症の段階や合併症の有無を加味したうえで、治療を受ける病院を選択しましょう。

Google生成AI GEMINIより

Google先生が無難にまとめていますが、凡そこんなところかと思います。

私も大きく分けるとメンクリには2度通っています。

1度目・・・アルコール外来(6年半ちょっと前)
2度目・・・現職でオーバーワーク→適応障害と診断、休職中(5か月前)

2度目については本当に最近で、アルコールとは直接関係しないことなので今回は割愛します。しかし、アラフィフの働き方やしらふで対峙している現在時点での私の立ち位置として考えても、本noteへの記載は不可避と考えているため、2度目のメンクリ通院についてもいずれお話したいと思っています。

さて、1度目のメンクリですが、これははっきり言ってゲスイ話です。

酒を一度飲んだら止まらない、記憶も飛び飛び、でも大好きな酒、酒だけはやめたくない。それでも家族からはそっぽ向かれる(無視=道端の小石扱い)。

私はほとほと困りました(完全に自己中思考で)。

困っていると言っても「酒だけはやめたくない」という前提に立った困り方です。これは飲んだくれなら必ず通る道(またはそこに留まり陣取り続けるポジション)ではないでしょうか。クソ思考=自分優先。

やめた現在からすると「何だそれ何やってんだ」というツッコミ必至ですが、当時の私は酒に雁字搦め。そらもう必死なんです。

私は意を決し、近所のメンクリ(アルコール外来)に駆け込みました。

私 :「先生、私は酒をうまく飲めません。すぐに記憶は飛んでしまうし、飲む量をコントロールできません。何とか酒とうまくやっていきたいと思うのですが、いい方法はありませんか?」
先生:「その前に…あなたは、どうしてここに来られましたか?」
私 :「えっ、酒を適量で飲めるようになりたいので…」
先生:「それは無理だと思いますね。コントロールができないのであればやめるしかないですよ」
私 :「」

再現・アルコール外来でのやり取り

そ、そんな・・・酒をやめる?バカな。←バカは私

絶望的な気持ちになりました。ネットでいくら「酒 記憶 飲み方」「酒 ブラックアウト 防止」とか、答えの出ないキーワード検索問答何べんしたと思ってんだ。だから医者に来たというのに。

そう、答えなんて「やめる一択」なんですよね。それしかない。

新鮮なキュウリは一度漬かると元の新鮮なキュウリには二度と戻れない。そうだ、お前はピクルスだ、糠漬けなんだぞ。やめてもそこで止まることしかできないんだぞ。

これをやんわり、やさしく諭されました。

今になると先生の仰ることがスーパーウルトラワンサイド100%正当なのですが、当時の私にはさっぱり理解できません。

何言ってんだこいつ。

先生からは、抗酒剤で飲酒欲求に対抗する手立てはあるが、これを飲んだからといって酒を減らすとか、必ずしもやめられるわけではない、ということも教えてもらいましたが・・・

私の中では、「記憶を飛ばさないで飲む方法を知りたいのに、全く当てが外れた」

という残念な思いしか残りませんでした。その後私は先生の助言を踏み倒して飲酒を継続し、ブラックアウトを連発させます。

実際に私が断酒を開始したのは、それから約1年半後のことでした。

断酒の難しさは、「人から言われてもやめられない」ということだと思います。私もそうでしたし、殆どの人は疾病発症などの強制的な事由を除いてはほぼ不可能ではないでしょうか。

本を読んでやめようと思った方は、本を読んで自分が決めたこと。人から言われたことが切っ掛けだとしても、自分でやめようと決めたら、それは自分が決めたこと。

断酒は全てが自責思考になった時からスタートします。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。ではまた!

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