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にわのあさ
2022年10月20日 22:00
10月に入って陽が落ちる時間が早くなり、保育園の帰り道は薄暗くなった。遠くに夕焼けが見えるものの、19時頃まで明るかった夏の日が嘘のように、暗闇がすぐそこにある。家やビルで隠れる月を追いかけたり、空に輝く一番星を探したり、リリリと鳴く秋の虫の音を聴きながら手を繋いで歩く。歩き疲れたわけでもないのに「だっこして」とせがまれ抱き上げると、くっついたところから娘の子どもらしい体温が沁みる。時おり