見出し画像

『ワクワクキャラバン in 広島』 を開催しました!【イベントレポート 】

こんにちは。ZIZO坂口です。
先月11/15、2回目となるZIZO主催イベント「ワクワクキャラバン」を、広島で開催させていただきました。
イベントの趣旨や当日の様子、またなぜ広島だったのか?をレポート形式でお伝えできればと思います〜🦪🦪🦪


1. ワクワクキャラバンとは?

ワクワクキャラバンとは、心が動くことを軸にして仕事に取り組み、新しい扉を開いた経験がある方のお話を伺い、これからの仕事への向き合い方について全国各地で考えるイベントです。
2024年7月に、博多ではじめて開催させていただき、多くの方と「ワクワクすること」について、考え話すことができました。

第一回 in 博多の様子

そして第二回目、広島の会場は、「食べる、働く、ととのう」が楽しめる商業施設とうたわれている 猫屋町ビルヂング さん。

猫屋町ビルヂング外観

設計された、東京・広島を拠点に幅広いプロジェクトを手掛けるサポーズデザインオフィス さんが「地元広島につくりたかったのは自分たちが本気でわくわくするワークプレイスとライフスタイルが同居する場所」と言われていて、ワクワクキャラバンにピッタリな、ほんとに素敵な空間でした。

お借りした会場。スチロールでレイアウトが自在に。

2. なぜワクワクキャラバンを始めたのか?

社会情勢によって「働き方」が変わってきたり、生成AIを筆頭とする技術革新によって、「自分が仕事で生み出すものの価値」が急速に変化しようとしています。「5年後には自分は何をしているんだろう?」「いま向き合うことは何なのか」と、考えを巡らせる方も多いのではないかと思います。

変化を追い、対応し続けることはとても大事なのですが、変わらないものを見定めることも、同じくらい大事だと思います。
私たちは、その向き合うことのひとつに「ワクワクすること」があると考えています。

それはこの先、今想像すらできないような変化が起きようとも、きっと人は本質的に「ワクワクすること」を求めるだろうし、「心を動かすこと」を求められ続けると思うからです。

エモーショナルなことが、今より重要になる


私たちZIZO「ワクワクすること」をビジョンに掲げているからという、とてもわかりやすい理由もあるのですが、

ワクワクすることの専門家でありたい

もっともっと「ワクワクすること」を考えたい、追求したい。自分たちだけでなく、もっともっと色んな方々からの「ワクワクすること」を聞きたいし、知り得たことをみなさんと共有したい。
それにかこつけて、行きたい場所をたくさん巡りたい(笑)

ということをみんなでワクワクしながら考えていたら、「ワクワクキャラバン」(命名はZIZOディレクター山中)を始めることになりました。

3. in 広島 開場〜イベントスタート

学生さんから、同業の方々まで、35名もの方々にお集まりいただき、また以前に登壇させていただいたひろしまクリエイターズギルド(ひろクリ)」さんの交流イベントで知り合えた方々とも再会でき、また広島に戻ってこれた!感が強かったです。

いつも黒い服着てます

前回同様、最初にわたしの方からご挨拶と、イベントの趣旨について10分ほどお話させていただき..

3名の登壇者によるトークイベント&交流会というタイムテーブルで、今回も実施いたしました。

4. トークイベント

トークイベントでは、登壇者ご自身の体験から「ワクワクすることって?」「ワクワクを仕事に繋げるって?」という切り口で、三者三様にお話しいただきました。

アイコンの並びだけでワクワクします


▼ Talk1: オリシゲさん流ワクワク仕事術

オリシゲさん(左)とプライベートでも仲が良いZIZO髙橋(右)とのトークスタイルでお届け。

スピーカー:アートディレクター/デザイナー オリシゲシュウジ
1973年、広島市安佐南区生まれ。穴吹デザイン専門学校インテリアデザイン科を卒業した後、道路や河川、公園の修景や土木設計に携わる。その後、紙媒体やウェブを中心とした広告制作を担当。2004年、31歳のときに独立し、以降フリーランスのグラフィックデザイナー、イラストレーターとして活躍する。2013~2016年にかけては、“食”を中心に広島の街の祝祭化を試みた「SUnDAYS」のメンバーとしても活動。日本グラフィックデザイナーズ協会(JAGDA)会員。

オリシゲさんのスケジュール帳は常に埋まっていて多忙な日々を送っていますが、そんな中でも髙橋からみると、オリシゲさんはいつも仕事を楽しんでいるように見えています。

そこで、オリシゲさんが実践している「ワクワク仕事術」について伺いました。オリシゲさんは普段「ワクワク」という言葉を使うことは少ないそうですが、イベントを通じて考えを整理し、2つのヒントを提供してくれました。

①産みの苦しみとの向き合い方

脳みそに汗をかこう!
アイデアを出す時、人が作った作品や参考事例をつい見てしまいがちですが、まず先に自分の中で考え感じたことや思いついたアイデアを全て書き出してみること、つまり自分の頭で考えて「脳みその汗をかくこと」が大切だと話されていました。
オリシゲさんは「脳みそに汗をかく」経験をたくさんしてきたからこそワクワクする仕事につながってるのかもしれません!

オリシゲさんの打ち合わせ&アイデアノート。独立されてから今までの分までを会場に持ってきていただきました。交流会の時間には自由に閲覧も。オリシゲさんの優しさに感謝!

②打ち合わせ時の対話術

打ち合わせ後からが本番!
緊張しているクライアントさんの場合は打ち合わせ後の緊張が解けたタイミングを見計らい、世間話を交えながらヒアリングをすることもあるとのこと。本音を引き出すためのコツは、打ち合わせ後に開いていたノートを閉じ、持っていたペンを置いてみること。

むしろ、ここからが本番。担当者さんが打ち合わせが終わった安堵感から、本音を話してくれるようになるそうです。肩の力が抜けた担当者さんと世間話を交えながら聞きたかったことを聞いていく。話の中で、スッとノートを開いてペンを持ち、アイデアのヒントとなる言葉やイメージを書いていく。リラックスした状態で話すことで、本音を引き出せたりアイデアが生まれることが多いそうです。

オリシゲさんの話に、会場の皆さんは熱心に頷き、メモを取る姿があちこちに見られました。

最後に、オリシゲさんからのアドバイスとして「アイデアを書き出し続けることが大切です。たとえボツになったアイデアでも、引き出しにしまっておくことで、経験を重ね、次の仕事がスムーズに進むようになります」という言葉が印象に残りました。

オリシゲさんの言葉からは、広島で長年にわたり活躍している理由が少しずつ見えてくるような、充実した時間となりました。

▼ Talk2: 非ワクワク人間のためのワクワク術

自称"非ワクワク人間"のZIZOコピーライター速石

スピーカー:株式会社ZIZO コピーライター/ディレクター 速石 光
広告制作会社で企画営業職を経験後コピーライターに。2018年ZIZOにコピーライター/ディレクターとして入社。自分のワクワクを広げるために自主制作やアワードにも取り組む。主な受賞歴はOCC賞 新人賞、宣伝会議賞 コピーゴールド、Metro Ad Creative Award 2023 プランニング部門グランプリ、など。仕事外のワクワクは猫と馬(競馬)とHUNTER×HUNTER。

二人目は、企画やコピーでの受賞歴もあり、社内イベントの企画でも活躍しているZIZOのコピーライター速石。
ワクワクすることへの感度が高い印象がありましたが、実はワクワクできることは少ないとのこと。数少ないワクワクであるコピーと企画で仕事を広げていくために実践していることをZIZOの考え方をもとに話してくれました!

ZIZOではやりたいこと・できること・求められていることを意識して「自分がやりたい案件」の面積を広げていくことを推奨しています

・とにかく目の前の仕事を頑張る🖊
 ー 「仕事が仕事を呼ぶ」という状態をつくる。
・周りに自分で言っていく🗣
 ー 言い過ぎくらいで、たぶんちょうど良い。
・会社ではなく社会で認められる🌏
 ー 関係者ではなく第三者の評価を得る。

コピーや企画に関わらず自分のやりたいこと(=ワクワクすること)を軸にして仕事を広げるために大切な視点ですね!
速石はこれらを実践するために、ZIZO全員が半期ごとに設定している個人ミッションとして、具体的な目標に落とし込んでいるそうです。
ぼんやりとやりたいことがある人はゴールに向けて必要な行動を書き出してみるといいかもしれません。

また、今回の登壇を機に、自身のワクワクを振り返ったという速石。
改めて「ワクワク」とは何なのか?を自身の言葉で語ってくれました。

最後に
「少しでもワクワクできることを見つけられたら手放してはいけない。
 自分のワクワクをナメない。
と締めくくってくれました。

▼ Talk3: 僕のワクワク起点

広島ADC賞 グランプリなど、多くの受賞歴がある永戸さん

スピーカー:kirin株式会社 代表取締役 永戸 修司
1987年生まれ。専門学校卒業後、制作会社に10年間勤務しデザインの経験とスキルを習得。その後3年間、日本と上海のナショナルクライアントの案件に携わる。2022年4月、その経験を活かしブランディングカンパニーkirin inc.を設立。クライアントと向き合うブランディングを二人三脚で実践しています。

最後のスピーカーは、ZIZOとしてはこれまで面識がなく、今回はじめて関わりを持たせていただいた kirin の永戸さん。自身が関われたプロジェクトをもとに、ワクワクとの関係性について話してくれました。

今回の登壇の依頼を受けて、改めて「ワクワクすること」は何か?を考えた時に、出てきた言葉。それが、

動く。

自動車会社さんのSNSのためにポッキー1700本、水産会社さんの映像制作のために自身で海に潜る… 新しい取り組みをする時、永戸さんはとにかく「動く」ということをしていたと振り返っておられました。

挑戦する時、最初は誰しも不安が大きいもの。(特に仕事だとそう)

その状況からとにかく「動く」ことで… 

ワクワクが増え、そのバランスを変えていく。

そうすると楽しくなりますし、自然とコトも上手くいく。ワクワクはその燃料のようなものなのかもしれません。

最後は、上にあるスライドで始まった、ブレーン7月号特集扉デザインのお話。現場では担当者さんに送った、デザイン意図のメール文面まで見せてくださり、具体的な「動く。」を示してくれました。

5. 交流会へ

終了後は、前回呼びかけを忘れてしまったアンケートを書いていただきました!ご協力ありがとうございました(すべて読ませていただきました。次回のワクワクへ必ずつなげます!)

皆さま真剣に書いていただき、静かな空気に….次回からBGM用意します

その後、1FのRestaurants /Cafe /Ice cream スペースへ移動して、あらためて広島に乾杯!

混ざりやすい空間に

美味しいお酒、お料理を片手に登壇者の発表の話や、ご自身の仕事の話、この街について、など … ところかしこでグループが生まれては盛り上がり、混ざりあいを繰り返す時間となりました。

美味しいお料理とともに
オリシゲさんが持参してくれたノートを片手に
おいしかった広島のクラフトジン「SAKURAO」

6. in 広島 を終えて

恒例化してしまった集合写真でハートマーク

今回も様々なご縁と、関わってくださった皆様のご協力で、継続性を保ったイベントをなんとか良い形で終えることができ、あらためましてご協力いただいた方々に感謝を申し上げさせていただきます。
たくさんのワクワクする反応、イベント中の投稿もしていただいて、とても嬉しい…

登壇者の皆さんの素晴らしいアクトがあってこそですが、ワクワクすることはやはり熱量を生み出すものなんだと、強く感じることができました。
また「スキルアップ的、専門的なイベントではなかったので、参加しやすかった」と声をかけていただき、運営的にとても嬉しかったです…!

「心を動かす」ということは、自社の事業、クライアントへの提案、コンバージョンへの導線、アニメーション…などなど、様々な局面で熱を生み、みなさんを進みたい方向へ後押ししてくれるものだと思います。

<余談>そういえば… なんで広島だったの?

理由はただひとつ、「みんな広島が大好き」だから。

クリエイティブに高い熱を持ち、コミュニティが継続的に運営され、グラフィックやブランディングに強みを持つ会社さん、クリエイターさんが多い、そんな広島という街。
また、交流会中、個々に「推しお好み焼き屋」を教えてくれる温かいみなさん 笑 更に好きになりました!

23:00頃まで残って話していました

前回のイベントのことを知ってくださっていた方も多く「今回は広島なんだ!」と、声かけてくださった方もいました。キャラバンであることが少しでも伝わっているようで、継続の力をひしひしと感じます!

そう、このイベントはキャラバン形式です。
引き続き、次なる大好きな街までコマを進めたいと思っています。詳細はZIZOのX(旧Twitter)にてまたお知らせします!

以上、ワクワクキャラバン in 広島 イベントレポートでした!

ワクワクキャラバンに関するお問い合わせはこちら
お気軽にお声がけください 🐪
waku2-caravan@zizo.ne.jp

ZIZO(株式会社ZIZO/株式会社ZIZO DESIGN)は日本をベースに活動するクリエイティブ・エージェンシーです。
戦略を考え、クリエイティブとテクノロジーの力で企業や商品のブランディング、プロモーションを成功に導きます。社内には様々な分野の専門家が在籍しており、クリエイティブプランニングやデザインだけでなく、マーケティング、ストラテジープランニング、DX、EC、最新のテクノロジーを駆使した開発など、幅広い領域に携わり、お客さまのビジネスをサポートし、新しい価値を共に創造することを目指しています。
https://zizo.ne.jp/

いいなと思ったら応援しよう!