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選ばないもの

大学生6年目、修士2年目に突入した今、私は休学という選択に足を踏み出しかけている。

それが、「選択」という意味で初めての体験になるかもしれない。

思えば、私はずっと進路や人生のあれこれを選んできたようで、決定的な選択をしたことはない。

高校は地元の進学校、県内では強豪と言われる吹奏楽部に所属し、その後は地元の国立大学で過ごした。
部活も高校も三つの姉と同じだった。それでも、経済的な事情から逃れることはできなかったものの、私がこれだと思うところへ進んできた。

選んできた一つ一つに何の後悔もないが、立ち止まるタイミングが訪れたこの頃、私は恥ずかしながら自身のアイデンティティを掴み切れないことを自覚した。
体調を崩して様々なことに気が付き、私は好きなものを守るための選択を何一つできていない事実に直面する。同級生や親と「上手くやる」ために費やした気持ちや健康・・・時間は、それこそ上手くやってきたつもりだったが、24年の蓄積は私の人生から切り離すことはできなかった。

体調故に休学というのも流れるままの選択かもしれない。でも、こちらは上手く言えないが、今回ばかりは「私の選択」なのだ。

身体と心を回復させる中でやりたいことに正直になること、やりたいことのために行動を起こすこと。
何より、選んだ時間を生きること。

まずは、専門分野とは異なる心理学を学びたい。
それは、臨床心理を味方に付けた私に逢いたいということ。

#いま始めたいこと


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