「お金」というリターンだけでは十分ではない理由
インターネット上のメールマガジンには今の「人間関係」を「お金の問題」に限定して解決することを想像させる情報にあふれています。
理由は簡単でその方が
・売り手は「たくさんお金をもらい易く」
・買い手は「一発で解消できる期待が持てる」
という関係が成り立つからです。
で、その「お金稼ぎ」の方法が、上手く「買い手の才能や情熱」にマッチすればいいのですが、多くの場合は仮説検証しながら行動するのではなく、「次のノウハウを探す」ことで、望む結果とは逆に向かってしまいます。
けれど単純な話として、
・再現性が高いと、競争は厳しくなる(旨味が減ってコストが増える)
・時代にマッチしていると、廃れるのも早い(旨味がない)
という事実があります。
逆に、いくつかの強みを掛け合わせることで
・一般的には再現性が低かったり
・普遍性のあるもの
に取り組むことができれば、旨味は大きくなります。
そしてこれを普通の人が「起業(副業)」という形でひとりで全部をいきなりやろうとすると、正直、一握りの人しか「成果」までたどり着けません。
けれど、
・転職
・今の職場での配置転換
・今の職場での責任範囲の増加
・別の職場とのダブルワーク
などを選択肢に入れると、「掛け合わせの強み」を経験で磨くことができます。
つまり、市場での競争優位性を高めるために、「リターン」だけでなく「リターンを得る能力」も高めることが重要になってくるわけです。
能力は繰り返しつかうことができますし、むしろ使えば使うほど磨かれていきます。
ジョンレノンの逸話
ジョンレノンの「プールが欲しくなったら、一曲つくる」という有名な逸話があります。
つまり、プールが欲しくなっても「お金がキビしいかも…」と心配する必要がないんですよね。なぜなら曲を書けば、売れてお金が入るからです。
お金が必要になったら自分の能力を使うだけ。
リターンを得る確かな能力さえあれば、今持ってるお金が減ろうが増えようがなんの不安もないわけです。
ジョンレノンほどまでにはいかなくとも、これは誰にだって当てはまります。
不安定な時代だからこそ、お金そのもののリターンだけを見るのではなく、それを生み出す能力が磨かれるのか?というポイントは意識しておいて損はないと思います
最後まで、お読みいただきありがとうございました。