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目指すのは「太平洋を渡る、世界初のLCC」。常識にとらわれず進化し続けるエアラインへ。

こんにちは。ZIPAIR note編集部です。

現在、東京(成田)-ソウル(仁川)線の貨物便ではありますが就航に向けて、着々と準備を進めています。

今日は、ZIPAIR Tokyo(ジップエア トーキョー)社長・西田真吾から、ZIPAIRに懸ける想いと、皆さんへお届けするサービス内容をお伝えします!

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プロフィール/西田真吾
1990年JAL(日本航空)に入社。伊丹空港の国際線チェックインカウンターを経験し、イギリス・ロンドンにある証券会社へ2年出向。日本へ帰国後、ホテルなどの関連事業を手掛ける部署を経て、マイレージ事業部に所属。2018年にZIPAIR Tokyoの代表取締役社長に就任し、現在に至る。

幼少期からとにかく好きだった飛行機で、新たな挑戦を始めます。

こんにちは。ZIPAIR Tokyo社長の西田です。

皆さんにとって飛行機とはどんな存在でしょうか?

飛行機には、乗る人をワクワクさせてくれる魅力がたくさん詰まっていると私は思います。洗練された美しいデザイン、機体が一気に空へ駆け上がる姿、乗るだけで違う国に行ける期待感……。私自身、本当に飛行機が大好きなんです。そこには幼少期の思い出が深く関わっています。

私は神奈川県の出身なのですが、実は父の仕事の関係で生まれてからすぐにスペインのカナリア諸島にある小さな港町に9年間暮らしていました。その町には年2回、遠洋漁業で働く日本人船員が交代で訪れていたのですが、その方たちが飛行機に乗って来るたびに、機内で配られるボールペンやアイマスクといったエアライングッズをいつもプレゼントしてくれまして、それを宝物にしていました。

当時、日本の空気を感じられる唯一のイベントでしたし、私の中で飛行機への憧れが生まれたきっかけだったと記憶しています。大学生になって就職を意識し始めた頃にも、エアラインのことが頭の中にありました。

それからJALに入社し、一昨年、JALの赤坂社長から、これから立ち上げる中長距離LCCの社長就任のお話をいただきました。

その時は本当に驚きましたが、私自身、どこにいても楽しく仕事をするのが得意ですし、誰も挑戦したことのないことへ新たに取り組めること、そして大好きな飛行機の近くで仕事ができるのが素直にうれしかったです。


フルフラットシートをはじめとしたZIPAIRのサービスは、自由な発想から生まれた。

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ZIPAIRは、新しいことへ挑戦するエアラインとして、大きく2つの点で従来のLCCと異なります。

まず一つに、短距離(4時間圏内)ではなく、もっと長い中長距離を前提にしていることがあります。私たちが目指しているのは、太平洋を渡る世界初のLCCだからです。

最初は貨物便として、6月に東京(成田)-バンコク(スワンナプーム)線、9月に東京(成田)-ソウル(仁川)線の就航を予定しており、同路線の旅客便での就航に向けても準備を行っています。国内LCCでは初の、長距離をフライトできる中型機のボーイング787-8型機を導入していますので、近い将来にはアメリカ・ハワイなどへの就航を視野に入れています。

もう一つの大きな特徴が、サービスクオリティへのこだわりです。フルサービスキャリアとLCCの枠に縛られることなく、時代やニーズに合わせてベストなサービスを選んでいただけるようにする。同時に「この料金でこんないいものが出てくるんだ」と思っていただけるよう、それぞれに工夫を凝らしていきます。

例えば、シートはLCCとは思えない広さを確保しています。ZIPAIRは、海外大手エアラインのビジネスクラスでも使用され、180度にリクライニングできるフルフラットシート“ZIP Full-Flat(ジップ フルフラット)”と、フルサービスキャリアのエコノミークラスと比べてみても遜色ないサイズ感の“Standard(スタンダード)”の2種類をご用意しました。

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ほかには温水洗浄機能付き便座“ウォシュレット(*1)“を装着したトイレもあります。また、機内食は種類をたくさんご用意する予定です。

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既存のLCCには例を見ない設備やサービスを積極的に導入しているのは、お客さま目線で快適な移動体験とは何かを突き詰めていった結果です。一人一人が自分にとってちょうどいいサービスを選択し、自分らしい旅を楽しめることで、ZIPAIRの掲げる「フライトの体感時間が短くなるLCC」の実現につながるのだと思います。


自分たちでしかできない取り組みを行い、エアラインの「NEW BASIC」を作っていく。

今までになかった取り組みをどんどん行っていき、新しい時代におけるエアラインのスタイルを確立することがZIPAIRの使命だと思っています。

誰も挑戦したことのないことにチャレンジするのは本当に難しい場面が多いですが、一つ一つの仕事を事業として考え、安全を第一としながら時代に合ったサービスクオリティを追求し続けていきたいです。その時々で、お客さまに喜んでいただけるようなサービスをご提供したいと思っています。

既存のLCCと同じことをやっても面白くないですし、常識にとらわれない独自のクリエーションサービスをご用意することで、コストとクオリティが両立した新しいエアラインのスタイルが生まれるのではないでしょうか。

シーンや気分ごとに使い分けができる選択肢、そしてエアラインの「NEW BASIC」となる取り組みをこれから続々と発表してまいります。ぜひ、これからのZIPAIRにご期待ください。

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*1:ウォシュレットはTOTO の登録商標です。