ついに太平洋横断!当日の様子とこれからへの想い。
こんにちは。ZIPAIR note編集部のShizukuです。
2020年10月に旅客便が就航してから、ZIPAIRではソウル、バンコク、ホノルル、シンガポールの4路線を飛んできました。
その間も、私たちは「太平洋を横断する初のLCC」を目指してアメリカ西海岸就航への準備を進めてまいりましたが、本日ついに東京(成田)-ロサンゼルス線の運航を開始しました!
念願だった太平洋路線。お客さまをお乗せして飛び立った飛行機を見送った時は、これまでの道のりを思い出し感慨深い気持ちになりました。
私たちにとって忘れられない日となった今日、セレモニーやお見送りでどんなことを行ったのか、早速その様子をお届けします!
ZIPAIR史に残る1日に。空港でのイベントをレポート!
昨年の旅客便就航から約1年と2カ月。ZIPAIRが発着する成田国際空港第1ターミナルでの搭乗風景も見慣れたものになりました。
しかし、本日はいつもと少しだけ違います。そう、電光掲示板に表示されたZIPAIRの目的地が「ロサンゼルス」となっているからです!
空港のイベントスペースでは、ご出席いただいた来賓の方のご挨拶や記念撮影、テープカットなどセレモニーが行われ「いよいよ就航本番」となり身が引き締まる思いでした。
お客さまも今回のご搭乗を楽しみにされている様子で、足早にゲートに向かわれていました。見ていた私もワクワクすると共に嬉しくなりました。
さあ、いよいよ搭乗です。
搭乗ゲートは26番。ゲート横に置かれたクリスマスツリー周辺では、お客さまが思い思いの撮影をされていらっしゃいました。初便がクリスマスの日というのも良い思い出になりそうですね。
ご搭乗いただいたお客さまには特別に制作した搭乗証明書、記念品をお渡しさせていただきました。搭乗証明書は今日のロサンゼルス線限定のもの。初便にご搭乗いただいたお客さまならではの特典です!私も欲しくなってしまいました(笑)
「ありがとう」と言って笑顔で受け取ってくださったお客さま。今回のご搭乗がお客さまにとっても心に残る特別なフライトとなれば嬉しいです。
最後は「行ってらっしゃい!」と書かれた横断幕を大きく掲げ、みんなでお見送りしました。この日を目標に頑張ってきたスタッフ全員の想いが詰まったロサンゼルス便。お手振りする手にも自然と力が入り、機体が見えなくなるまで振り続けました。お見送りを終えたスタッフの表情は、充実感に溢れ誇らしげな様子でした。
これからロサンゼルスまで長い旅路に就く飛行機。太平洋を眼下に眺めながらのフライトに、飛行機もワクワクしているかもしれませんね。
この日を迎えて太平洋横断という新しい一歩を踏み出すことができ、とても嬉しく思います。そしてこれからも、ZIPAIRの旅路は続きます。たくさんのお客さまと一緒に、この旅路を楽しんでいきたいです。
太平洋横断のその先へ。社長・西田が想うこと。
ロサンゼルス線の就航を前に、実は社長の西田に現在の想いと今後の展望を聞いていました!
「中長距離LCCとして会社を立ち上げた時に一番やりたかったことは『太平洋を渡るLCCをつくること』でした。日本国内や東南アジアなど近距離を飛ぶLCCは既にありましたから」。当初を思い返し、そう切り出した西田。「太平洋を渡るLCCをつくったらひょっとしたら世界中の人々がもっと移動しやすくなり、いろいろなところに住みやすくなるんじゃないか」と思っていたそうです。
続けて「ZIPAIRが飛ぶことで『アメリカに行って何かを挑戦したい!』と思っている人たちの移動のハードルを下げ、フルサービスキャリア以外の選択肢があるという新しい世界をつくれると思うと非常に嬉しいです!」と熱く語りました。
また、これまでを振り返って「私たちは新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けている業界だと思うけれども、そのなかでも会社一丸となって耐えてきたと思います」とも話しました。飛行機が少ないなかで3号機を迎えて、お客さまが少ないなかでもさまざまな訓練を積んで入念に準備を進めてきたのです。
「ここまでできているのは社員一人一人が本当にたくましくなったから。ロサンゼルス線就航にたどりついたらゴールではありません。中長距離LCCとしての最初の目標を達成したと同時に、始まりでもあります」と前を見据えていました。
さらにこの先の目標を聞くと「ここからアメリカ西海岸の上から下まで全路線を飛んでいきたい」「アジアから日本経由で太平洋を渡ってアメリカへ行くお客さまに選んでいただくこと」といった答えが。
「お客さまにとってフルサービスキャリア以外の選択肢に当たり前にZIPAIRがあるようにしたい。コストバリューとサービスクオリティを両立した、NEW BASIC AIRLINEとしてやってきているけれども、私たちのやり方が“BASIC”となる日が少しでも早く来ればいいなと思っています」。最後にはそう意気込んでいました!
そう話した西田の言葉を受けて、私もこれからZIPAIRの「物語」を一緒に作っていけることにワクワクが止まりませんでした!
noteではこれからも私たちの想いやさまざまな新しい取り組みについてお伝えしていきます!