【頭のいい人の思考法】
「客観視」の思考① 少ない情報を信じ込まない
まず、ちょっとおバカに見え、話が浅く感じるのは
・少ないデータを信じ込む
・言葉の意味定義をよくわからずに使う
・成り立ちを知らない
確かに、フラっとTwitterなどで知ったことを信じ込んでいたり
よくわからない横文字ばかりを使っていたり
「そもそも」を考えずに、話していたりすると
確かに、賢い振る舞いとは見えなそうなところ。
話が深くなるコツは
・自分の考えと真逆の意見も調べる
・統計データを調べる
の二つ。
人間は自分の都合の良い情報をキャッチしてしまう確証バイアス
あたかも結果を知っていたかのように「あ〜あの人、出世すると思ってたよ〜」のように後からはなす後任認知バイアス
この二つのバイアスがかかると、客観視が減っていまし、少ない情報を信じ込んでいるように感じてしまう。
つまり
その「バイアス」に意識き的になり、自分と逆の意見や、データに目を向けることで思考を深めるのが大切なこと。
「客観視」の思考法② 言葉に敏感になる
言葉の意味を知らないで使っているとそれは賢くは見えない。
でも、いざ「意見と感想の違いは?」とか聞かれると、僕答えられない。
つまり
・大人こそ辞書をひこう!!!
ということだ。
トラブルのほとんどは「言葉の定義や意味」のズレから生まれる。
「ゴミを捨てておいて!」とお願いされたとき、「ゴミをゴミステーションに出すこと」をゴミ出しと考えてる人と
「ゴミをゴミステーションまで出して、新しいゴミ袋をゴミ箱にセットすること」をゴミ出しと考えてる人とでは、
「ちゃんとやってよ!!!!」とトラブルになる。
ちゃんと考えて話すとは、相手が受け取る言葉の意味を想像し、できるだけ定義にズレがないように話すこと。
似ている言葉、身近な言葉に敏感になり、「違い」がわかるように、意識的であることだ。
解像度は高いほうが相手に伝わる。
ガラケーの写真よりも、スマホの写真の方がはっきり相手に伝わるだろう。
「言葉」に敏感になることで、思考の解像度が上がり、見える世界も伝わり方も大きく変わってくる。
「客観視の思考」③ 成り立ちを知ろう
「そもそも」「これっていつから」と考えることで、新しいアイディアが生まれたり、議論が深いところまで進む。
そもそもどうして「黒板」ってものを使って授業をしているの?
いつから、その授業スタイルって始まったの?
そんな「成り立ち」に敏感になることで、「本質」とは外れたものを省くことができる。こだわらなくても良い部分と、大切にしなきゃいけない部分が見えてくる。
そうすると、アイディアが生まれやすく、議論も深く、本質をついた
ものになりやすい。
「整理」の思考法① 結論から話す
まず、「整理されている」とは「分かる」「理解している」ということ。
違うものをわけ、同じものをまとめる作業。
部屋の片付けと一緒。
バラバラなところから、いらないものを捨て、種類ごとに分け、まとめる。
これが思考を「整理」するそのもの。
子どもたちが授業で「分かる」という状態は、問題を見た時に、これは何算なのか分けることができ、今までやってきたことの中で同じものを探し、同じように解くことができるれば「分かった」ということなのだと。
違いを分けて、同じものをまとめる思考は「理解している」ということ。
その「整理」した上で、何から伝えれば良いか、それは「結論」
「結論」から話すってよくあるけれどそれはどうして?
それは「相手」がこの話を聞くべきかどうか判断できるようにするためだ。
どこのつくかわからない電車にも飛行機にも怖くて乗り込めない。
「ゴールはここだよ!」と先に伝えることで安心して耳を傾けられる。
では、相手にとって1番の「結論」とは何か。
それは「相手が聞きたい話」である。
自分がしたい話ではなく、相手が聞きたい話から話して「聞くスイッチ」を入れることだ。
「整理」の思考法② 事実と意見を分ける
これって「国語」でも文を書くときとか、説明文とかであるんだけど大切なんだなって思った。
事実と意見を分けるコツは
・それは、証明可能な事実か
・それは、自ら下した意見か
の2つ。
事実を聞かれているのに「感想」「意見」を話てしまうことって結構ある?
「〇〇の仕事って、確認取れた?」
「はい、大丈夫だと思います!!」
それは、感想。
「はい、〜なので大丈夫だと思います。」
これは、意見。
「はい、確認が取れました。」
これが、事実。
でも、うっかり「感想」「意見」で話てしまうことがある。
事実は、証明可能な客観的事実
感想は、そのとき思った感情
意見は、感想に根拠が伴ったもの
と、整理して、「事実」と「意見」を分けることが大切だ。
「傾聴」の思考法①
まず、話を聞きているようでよく聞けてないことがある。
自分も奥様と話していて、ちゃんと聴いている。関係のないことなんてしていない。
なのに、ちゃんと聞けていないことがある。
その謎が解けました。
それは、人は自分が理解しやすいものをキャッチするようになっているからだそう。
自分の理解しやすいもの、知っていること、次に自分が話そうとしていることとつながるものなどを、優先的にキャッチしてる。
その結果「相手が一番言いたいこと」ではなく、「自分がキャッチしたいもの」を聞いてしまっているのだ。
だから、「ちゃんと」聞けていないことにつながってしまう。
つまり、相手が話をしている時に、
「自分が言いたいことを考えながら聞く」
「相手が言いたいことを考えながら聞く」
これが、大きな分かれ道だ。
とにかく、相手が言いたいことを考えながら聞くのが頭のいい人だということ。
よく聞くための態度
①肯定も否定もしない。
相槌を打ち気持ちよく話してもらう。
②相手を評価しない
評価の姿勢は態度に出てしまう。
いいとか悪いとかではない。とにかく話に耳を傾ける。
③意見を安易に言わない
相手は、意見やアドバイスが欲しいのではなく「安心」したいから相談してる。だから、「おっしゃる通りです」と、期待どうりの返事をする。
④話が途切れたら、むしろ沈黙
沈黙を恐れないこと。沈黙してもじっと相手を見て頷くと、また相手が話だすそう。
⑤自分の好奇心を総動員する
話が面白くないのは、こっちの「好奇心」が少ないせい。
相手ではなく、こっちの問題である。
「傾聴」の思考法② アドバイスしたいときこそ整理する
アドバイスは相手は求めていない。
相談するときは、何に困っているのかもやもやしてる。
どうしていいかわからないから相談してる。
むしろ、困りポイントがはっきりしていれば、行動はし損と決まってくる。その時に相手から求められればアドバイスをすればいい。
まずは、相手の話を「整理」してあげることが最重要。
相手の話を整理するとは、相手の話の中から余分なものを捨てて、判断に必要な情報のみを残すこと。
①ゴールの確認
「〇〇のことについて解決したいってことだよね?」
のように、ゴールを確認する。
②考えていることを聞く
どんな人でも、何かしらの解決策を持っているものだし、今まで悩んできた過程がある。それを引き出してあげる。
必ず最初に相手絵の話を聞き、すっきりするまでもやもやポイント、悩みポイントを話させてあげる。
③話を整理して相手の意思決定を助ける
相談してきたということは何かしらの決定を妨げる要因があるということ。
「こうしたい」とう意志があるということ。
その相手の意志を聞くことができたら、素直に推してあげる。
ゴールを確認し、全部情報を出す。
情報の中から、「意志」を聞き出す。
その「意思決定」に必要な情報のみを残す。
最終的に、相手に「意思決定」させてあげ、背中をおす。
これが、相手の話を「整理」しながら聞くということ。
いろいろ書いたけど、一番刺さったのは
相手が話ている時に
「自分が話したいことを考えながら聞くか」
「相手が話したいことを考えながら聞くか」 である。