![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92410162/rectangle_large_type_2_1f0802b4510d42709e8ee95380ea76a4.jpeg?width=1200)
何を評価するのか
努力は他人にはなかなか目に見えず、
結果や成果だけが形となって他人の前に現れる。
「結果が全て」、この言葉にあるように、
表れた結果や成果だけで評価してしまう。
努力を見ていると聞くが、見ているのは、〝努力の結果であり成果〟。
例えば、努力して足が速くなったとき、
どのような練習をしていたかを本当に見ていただろうか。
タイムが上がったという結果しか、実は見ていない。
結果が悪ければ問い質すが、結果が良ければ何も聞かない。
他人には目に見えない努力を他人が評価するのは難しいから、
目に見える結果だけで評価し、結果に対する責任を本人に負わせる。
結果だけで評価し、
その過程である努力という行動(process)は評価しない。
このような評価をする人事評価制度のある会社が、実に多い。
会社によっては、
「人事評価は結果だけ。それまでの過程は自由に任せます」とあるが、
何か釈然としないものがある。
しかし近年、評価方法が変わりつつある。
悩みを抱えて不安な人に本当に必要で大切なことは、寄り添うこと。
客観的に評価し判断を下すのではなく、
その人が感じて思っていることを一緒に感じて、
どうすればいいのかを一緒に考えていくこと。
しかし人は、相手のことを考えずに、
判断のための評価を機械的にしてしまう。
相手のことを思い考えているというが、実際は自己正当化にすぎない。