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矛盾するものを乗り越えていく。

実はマネジメント1.0では、相手を管理支配(コントロール)することで、
 この矛盾を力技で強引にねじ伏せて乗り越えてきた。
 
力技で相手を押さえつけ否定することが、
 私と相手の間に格差そして分断を生み対立を引き起こし、
 混沌とした組織やマネジメントを生み出す結果になった。
 
マネジメント2.0ではまず、相手を否定せずに受け容れることから始める。

さらに、矛盾する双方のよさをあわせて活かして、
 よりよい経営をそして社会を目指していく。
 
二兎追うものは一兎も得ずのように、
 今までは相反する二つがあれば、
 どちらかを選び、どちらかを切り捨ててきた。
 
選ぶということは、捨てることでもある。
 
しかしマネジメント2.0では、二つとも追い求める。

その二つを、ただ追い求めるだけではない。

二つに分かれる前に在った両方に共通した〝本質〟に気づき、
 その本質から二つを含めて超越する〝何か(目的)〟を求めていく。
 
この発想は、西洋哲学の〝二分法〟ではなく、
 東洋思想の〝不二〟からきている。
 
この不二の態度をもつことで、
 隔たりの壁が高かった階層間を行き来することができるようになる。

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