オーデュボンの祈り!!!!(ネタバレはないように注意して書いたけど、もしかしたら少しあるかも)
読み終わったー!
私は今高三なんですが、言語文化(国語から派生したと思われるよくわからない科目)の担当教師からこの本をお勧めされ、それから二か月たった今、ようやく読み終わりました。
「自分がちょっといいなと思ってた本でも、他人にお勧めされた瞬間、本当に、本当に、少しだけ色あせて見える、っていう。」
この本について記事を書く身として、何がよかったかと考えると、やっぱり”違和感”だと思いますね。
他の都市から交流を断ち、独自の文化で発達してきた”荻島”、その中で暮らす、やはりこれも独自の人々。
その”独自性”を主人公である“伊藤”が少しずつ受け入れ、それに慣れていく。それぞれの思惑が絡み合って、でも最後には一つにまとまるというのが心地良い。
100Pほどからは、一気に読み進めてしまいました。
正直、伊坂幸太郎のデビュー作なんでね、気の利いたコメントとか鋭い考察とか、世の中にあふれてるわけですよ。それでもこういう薄味な感想を投稿することで、感想とかレビューを全部合わせて考えたときに、ちょうどいい塩梅に落ち着くという、バランサー感想でした、おわり。