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レジリエンスの個人差
【レジリエンスとは?】
困難に直面しても未来への明るい展望を持ち続けられる能力。回復力とも言える。
これが高い人は、大災害に遭ってもPTSDが重症化しなかったり、幼少期に虐待を受けていてもそのトラウマを引きずらないといった素質を持っているようだ。成功をつかみ取る可能性が高いんだとか。
但し、この能力が高いからと言って、物事に対しての「出来る」「出来ない」が決まる訳ではないらしい。
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【レジリエンスが高い人の特徴】
◆精神面・・・自己肯定感が高い。
◆行動面・・・危機的状況化で、迅速な状況判断を下し効果的な対応をとる。他社と比べて自分を卑下しない。恐れずにチャレンジする。使命感を持って行動する。
◆習慣面・・・健康的な生活習慣やリラクゼーションを取り入れている。
私は母親から存在を否定され続けてきたけれど、レジリエンスが高ければそのトラウマを引きずらなくて済んだかもしれないと知って
「もっと早く言ってよ。」
というのが正直な感想。ただそんなに落ち込む必要もない。このレジリエンスは誰もが持っていて、その能力を高める方法もあるからだ。
更に、レジリエンスには個人差もあるとネットには書いてあった。その差とは文脈依存と思考‐行動レパートリーに表れるそうだ。
【レジリエンスを高めるために必要な能力】
『レジリエンス・コンピテンシー』
【6つのコンピテンシー】
◆自己認識(自己の思考・感情・行動、生理的反応に注意を払う能力)
◆セルフコントロール(望ましい結果を得られるよう自己認識を変化させられる能力)
◆現実的楽観性(ポジティブなことに気づき期待し、自力でコントロールできるものへフォーカスし、目的を持った行動を起こせる能力)
◆精神的柔軟性(状況を多角的に見て、想像的かつ柔軟に考えられる能力)
◆キャラクター・ストレングス(自分の能力を最大限に発揮し、困難に打ち勝ち、自分の価値観に合った人生を想像する能力)
◆人との繋がり(強い信頼関係を築き、維持する能力)
6つのコンピテンシーがあり、それぞれの能力を高めるための行動を日々の中で実行していくことで、レジリエンスを高められる。らしい。
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どうして突然レジリエンスについて語り出したかというと、この中にも「評価」という言葉が出てきたから。
まず文脈依存とは、ある物事を覚えた時と思い出す時の環境が一致していると思い出しやすかったり、ある音楽を聞きながら勉強していた場合に、別の音楽を聞いている時よりも同じ音楽を聞いている時の方がより良く想起できることを指す。
私が読んだ記事では、ある「ストレス」に対しての「解釈や評価」が「感情」と連動していることが文脈依存で、そこには個人差が生じると書かれていた。
論理療法の「出来事」をきっかけに「思考」を巡らせ「感情」が生まれて「行動」へ繋がる一連の流れに通づるものがある。
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恐らくこの「解釈と評価」の部分を、自己認識・セルフコントロール・現実的楽観性・精神的柔軟性あたりの能力を高めていくことで変えていけるのだろうな、と感じた。(感想)そうすれば生まれてくる感情も行動も、自ずと変わってくる。
今日の学び
忘れてはいけない
大切なキィワード
◆レジリエンスは誰でも持っている。それには個人差があるが、その差は埋めていくことが可能。
◆つい評価や決めつけをしてしまいがちな世の中で、6つのコンピテンシーを高めていけば、その先の「行動」すらも変えていける。
あんなに旦那を毛嫌いし敵対視していた私ですら、最近毎日のように心理学やそれを踏まえた育児や生き方について話し合うようになった。
人は必ず変われる。変われるかどうかは
「変わりたい!」
と思うか、思わないか。たったそれだけの差だと私は思っている。