『天啓予報』第2章 まともな人間がつける日記か?
第二章 まともな人間がつける日記か?
「名前は?」
「槐詩です」
「年齢は?」
「十七歳です……」
警察署内。
槐詩はデジャヴを感じていた。同じようなことをどこかで経験しなかっただろうか?
聴取が終わった時、槐詩は尋ねた。
「これはホストの面接じゃないですよね?」
警官の顔が引きつった。
槐詩は椅子に座り、まだ緊張と恐れで動悸を速くしたまま息をついた。
爆発、死人、金魚、金属の箱……
おかしなことが一度に押し寄せ、まるで今日一日で人生の辛酸をなめ尽くしたような