DAY④ビックリするほど安全・快適だったインドひとり旅(デリー編)
ナマステ🙏
2024年1月2日インド滞在4日目。
今思えば旅行中、デリーには毎日足を踏み入れていた。
1日目:羽田→デリー(デリー泊)
2日目:デリー→バラナシ(バラナシ泊)
3日目:バラナシ→デリー(デリー泊)
4日目:デリー(デリー泊) ★今ここ
5日目:デリー→アグラ→デリー(デリー泊)
6日目:デリー→羽田(機内泊)
4日目にしてようやくデリー観光!
前回の記事
正直、デリーはビビっていた。
デリーといえば詐欺師の温床と言われていて、
「インド 詐欺」
と検索したら、出てくる出てくるデリーでの詐欺被害報告が。
でも蓋を開けてみたらなんてことはない。
普通に観光して楽しんでいる自分がいた。
むしろインドを感じられて一番印象的だったかも。
今のところ、インド人皆良い人ばかりで、インドの印象爆上がり中。
ちなみに快眠快便で体調も良好!お腹も痛くない✌️
初日はエアロシティーという守られた区域で過ごしていたが、デリーの街中はどんな感じなんだろうか?
いきなり難関!?ラールキラー(赤い城)
ホテルで美味しい朝食をモリモリ食べ、デリー1発目の目的地はラールキラー(英名レッドフォート)へ。
ホテル最寄駅Janpathから、メトロに揺られること約10分で最寄駅Lal Qilaに到着。
ここまでは順調!
メトロ出口を出て、15mほど歩くと左手に赤い城・ラールキラーを発見!
しかしバリケードが張られている…。
なんで?ここから入ればすぐなのに!と思いながら警備員に尋ねると、道路沿いを1kmほどぐるーーっと周りながら歩いた先が入り口とのこと。
え、1km!?と思いながら歩くことに。
この間、案内標識は一切なし!
不親切!(笑)
しかし左手にある芝生の奥から、ラールキラーへ向かっていると思われる人たちが見えていたので、この道をぐるっと周って歩けば着くのだろうなと信じるしかなかった。
それにしても、ここの道路くさっ!
例えるなら、公衆便所を100倍にしたような臭い。
排気ガスとクラクションの喧騒の中、動物の糞やら、食品廃棄物、吐しゃ物?など色んなものが道路に捨てられ入り混じっている。
まさに悪臭のオンパレード。
まあここまでいかないにしろ、中国でもこういうのは経験済みなので大丈夫👍むしろ楽しむ!
客引きや話しかけてくる人がいなかったのが救いかな。
そして、歩き続けること一駅前のJama Masjid駅を通過…。ここはメトロで通過したところ…。
でも左手にはラールキラーの城壁が続いているから大丈夫だと思い、15分弱歩いて入口に到着!
結論:
メトロでラールキラーまで向かう方は、Jama Masjid駅で降りましょう!
そうしたら徒歩5分程度で入口に着きます。
…序章が長すぎたが、無事チケットを購入し、再びご対面!
こちらが世界遺産のラールキラーでございます!
圧巻!!!
緑がいっぱいで、空気も清々しくて癒された!
ラールキラーをたっぷりと堪能し、続いては徒歩でイスラムモスクのジャーマ・マスジッドへ向かう。
入口まで戻るのは面倒なので、あのバリケードの隙間から出発(笑)
ミーナバザール〜ジャーマ・マスジッド
ジャーマ・マスジッドへは、ラールキラーから徒歩7分ほど。ミーナバザールを抜けてすぐ。
ミーナバザールは、衣類やバッグ、雑貨などが集まるマーケット。活気に溢れている。
あっという間にジャーマ・マスジッドへ到着!
境内には靴を脱いで入場。
ビニール袋を持っておいた方が良いです。
ガイドブック情報では、入場料200ルピー(約300円)だったが、600ルピー(約900円)請求された。
コロナ前発行の情報なので値上がりした模様。
ぼったくりかもしれないが、こういうことをいちいち気にしていたら海外へは行けませんね。
ということで、上の写真にある建物と建物の間にある細道へ。
この辺一帯は旧市街のオールドデリーエリア。
路地に入ると、さっきの喧騒は嘘のような落ち着いた空間で、そこに小綺麗なレストランがある。
今日はカリムホテルでランチ!
ホテルとついているが、レストランのこと。
スリランカもホテルと名のつくものはレストランだった。
大感動!パハールガンジにたどり着いた!
お腹も満たされ、オールドデリー一帯を散策。
この辺はチャンドニー・チョウクと呼ばれ、市場やお店が集まるエリア。
有名な通りから少し外れたところを歩いたが、歩いているだけで十分楽しい。
さあさあ!デリーメトロでニューデリー駅へ。
さあさあ!旅人にとっては、このニューデリー駅から、安宿街のパハールガンジへ向かうのが一番の鬼門ではないでしょうか!?
というのもデリーでは、ニューデリー駅から高架橋を渡ってパハールガンジに到着するまでに起きる詐欺が多発しているから。
YouTubeでも、地球の歩き方にも、「デリー 詐欺」と検索すれば一発で出てくるほど有名な手口。
でも被害が後を絶えない。
高架橋を渡っている旅行者を見かけては、
「ここから先(パハールガンジ)に行くにはエントリーパスが必要だ。持っていないだろう?エントリーパスは、政府公認の観光案内所で無料で発行してくれる。無料だよ!大丈夫。案内してあげるよ」といった感じで誘導する。
そしてリキシャーに乗せて、偽の政府公認の観光案内所に連れて行く。
そこでは、「君の泊まるホテルはデモの影響で閉まっている」とか実際にホテルに電話して信用させたり(もちろん電話相手もグル)、「デリーは今デモの影響で危険だから今すぐ離れた方が良い」と言って航空券やら鉄道チケットやらを高額な値段で売りつけたりと様々。
もちろん案内所に連れてきたリキシャーも全てグル!
こんな情報をいっぱい見るもんだから怖くてしかたなかった。
さあさあどんな感じかなと思って、高架橋を渡る。
ずっと歩いていると荷物のセキュリティチェックがある。それは一度鉄道のニューデリー駅構内に入るため。
インドでは鉄道チケットがなくても駅構内には入れる。
ここで主に声かけられるようなのだが、普通にセキュリティを通過。
そしてどんどん前へ進んでいく。
無事に高架橋を渡りきり…
遂に念願のパハールガンジに到着!!!
歩いてる…!
自らの足で歩いている…!
高揚感が半端ない…!
パハールガンジはバックパッカーなどが利用する安宿街と言われたり、様々な露店が軒を連ねている通りなのだが、YouTubeでもよく見ていたし、何より詐欺が横行しているものだから、パハールガンジに到着するまでのハードルが高すぎて、一人で行くのは怖いとさえ思っていた。
でも実際、怪しい人に話しかけられることすらなく、何事もなく高架橋を超え、無事にパハールガンジに着いて、YouTubeで見てきたのと同じところを歩いている自分に、勝手に感動していたのである。
パハールガンジは勝手なイメージで、治安悪めなところかと思っていたが、昼過ぎは平穏で、これまで歩いてきた通りと比べて落ち着いていた。
なんだか時間がゆっくり流れている、そんな感じがした。
ニューデリー駅からパハールガンジへの心得
僕がなぜ無事にニューデリー駅の高架橋を渡り切れたのか振り返ってみると、たまたま詐欺師がいなかったというのも考えられるが、荷物が少なかったのも一因だと思っている。
というのも、被害者の傾向を見ると、大きな荷物を持って、いかにもさっきインドに到着しましたー!みたいな格好で歩いていると狙われやすいのかなと思った。
地理感覚や状況がつかめてないから。
僕の場合は、一応インド4日目なので、ある程度経験値はあったし、詐欺情報を調べまくったので地理感覚も多少頭に入っていた。
あとはこの辺で話しかけてくる人はフルシカト。
まあ話しかけられすらしなかったけど。
ずっとマスクしていたから、話しかけづらかったのかな(笑)
感動を噛み締めながら、パハールガンジを歩き、今度は新市街のコンノートプレイスへ。
徒歩15分ほどで行けそうなので歩いて向かう。
新市街をゆく
コンノートプレイス〜フマユーン廟
コンノートプレイス到着!
ラールキラーからパハールガンジまで歩いてきたオールドデリーとは異なり、ここら辺一帯はイギリスの都市計画を基にして作られたニューデリーエリア。
コンノートプレイスは、マックやスタバなどお馴染みの外資系ブランドがあるショッピングエリアであり、ビジネスと金融の中心地とも言われている。
都会の風を感じ、続いてUberでリキシャーを呼んでフマユーン廟へ!
何気にインドでは初のオートリキシャー。
20分ほど走らせ到着。
こちらが世界遺産フマユーン廟になります!
ムガル帝国第2代皇帝フマユーンが眠るお墓。
タージマハルの原型とも言われており、ムガル建築の美しさに感動!
明日はタージマハルを拝みにアグラへ行くため、フマユーン廟を見てますます期待が高まる!
デリーのオアシスは間違いなくフマユーン廟ではないだろうか。
それくらい美しいムガル建築とシンメトリーな庭園、そしてそのマイナスイオンに癒された。
リキシャーで貧困・カーストに触れる
明日のアグラの期待を昂らせ、次の目的地はラージガートへ向かう。
オートリキシャーで向かったのだが、交差点での信号待ちの際に、次から次へと物売りと物乞いの方達が喜捨を求めにくる。中には子どもの姿も。
印象的だったのは、サリーを着た男性の方がお金を求めにきたこと。
何やら僕に呪文を唱えている。
調べてみると、ヒジュラと呼ばれる女性の心を持った男性。
カースト制度の中では、アウトオブカーストの不可触民とされているが、インドでは何かと神秘的で不思議なパワーを持った役割を担っているとして認知されているのだとか。
それ故に、出会ったら喜捨する方が多く、僕の前に現れたヒジュラも札束をいっぱい持っていて、これを見せながら、くれくれとねだっていた。
物乞いへの喜捨の捉え方は様々あると思う。
インドに限らず他国でも、障がい者や子どもを利用して、見せ物として喜捨を促し、その裏で何も関係ない人がお金を儲けているという話も聞く。
もちろん見せものにされた人への対価はほとんどないと思う。
そういうことを考えると、こういうのが貧困ビジネスと化して、本質的な解決にはならないと考え、僕個人としては「何もしない」という選択肢になるのだが、本人からすると冷たい奴なんだろうなと思う。
特にインドの場合は、カースト制度が社会構造として古くから残っているため、より一層このような格差が助長され、複雑化されていると考える。
ラージガート〜インド門
そんなことを考えながら、ラージガートに到着。
こちらは、マハトマガンジーが火葬された場所の記念公園。
かつてアメリカのキング牧師をはじめ、世界のリーダーや著名人もここを訪れている。
祭壇までは靴を脱いで参道のような道を歩いて向かう。
ここでインドで初めて「一緒に写真撮って!」とお願いされる。
中学生くらいの男の子たちだったかな。
東アジア系が珍しいのか、よくインドで"撮影大会"される日本人が多いようだ。
主に女性に多いとのこと。
そして日も少しずつ暮れてきたので、インド門へ向かう。
インド門へもリキシャーで向かったのだが、降車地点からインド門へは、6車線ほどの車道の先にあった。
ビュンビュン飛ばす車が走る中、車道を渡ろうとしたら、警備員から「何してるんだ?」と止められ、インド門へ行くんだと言ったら、「地下通路を通れ」と言われて、そこで初めて地下通路の存在を知った。
さすがにインドも、これだけの有名な観光地に、信号もない大きな車道を人々に渡らせないよな、と安心した(笑)
地下通路作ってくれてありがとう!
インド門は、第一次世界大戦の戦死者を弔うために建てられた門。
当時まだイギリスの植民地だった頃、イギリスと協力して戦えば、独立を約束するとのことから、インドは第一次世界大戦に参戦することになった。
結果インドの協力もあり、イギリス軍(+フランス、ロシア)の勝利に終わったのだが、独立までは約束から約30年ほどかかり、その間独立に向けて、ガンジーの非暴力不服従運動などに続く。
インド門のライトアップも見れて最後に腹ごしらえ!
今日はドーサを食べに、南インド料理のカーナティックカフェというところにやって来た。
ドーサとは、クレープのような米粉の生地でカレーやソースをつけながら食べる南インド料理。
店員さんにライトミールがいいかヘビーミールがいいか聞かれ(はじめ何を聞いているんだが全く分からなかった笑)、夕飯なのでヘビーミールを希望し提供されたのがこちら。
看板名物らしい。
店員さんも優しく、いろいろお薦めを提案してくれたのでとても良かった。
腹も満たされ、リキシャーでホテルへ。
夜のデリー寒い…!
リキシャーだと風がビュンビュン当たってくるから余計に寒い!(笑)
八王子の高尾らへんにいるのかと思うくらい冷たい風が当たってくる(笑)
明日は旅のハイライト!
タージマハルを見にアグラへ向かう。
初めてのインド鉄道!ワクワクが止まらない!
明日も朝早いから早く寝よう。
5日目へ続く…
本日もご覧いただきありがとうございました😊
ダンニャワード🙏
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