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DAY②家族先導!欲張り中欧🇭🇺周遊旅〜ハンガリー〜

ユアナポート!(ハンガリー語でこんにちは!)
趣味が海外旅行の社会人です。

2024年夏休みは家族3人(父親(70歳)・母親・弟(ダウン症))を引き連れてオーストリア・ハンガリー・チェコ・スロバキアを周遊。

スケジュールは下記の通り。本記事は太字。
1日目:成田✈️ウィーン
2日目:ウィーン🚈ブダペスト(ハンガリー)
3日目:ブダペスト
4日目:ブダペスト✈️プラハ(チェコ)
5日目:プラハ🚈ウィーン
6日目:ウィーン
7日目:ブラチスラバ(スロバキア)🚌ウィーン
8日目:ウィーン✈️成田

前回の記事では、2時間の遅延に見舞われながらも無事にウィーンからブダペストまで到着できた様子をお届けしました。
今回は2日目のブダペスト到着からの半日を記録します。

▼前回の記事はこちら


ブダペスト東駅半端ないって!!!

予定よりも2時間遅れの13時半にブダペスト東駅に到着。
ブダペストには丸2日滞在のため、時間にも余裕があるから大丈夫。
ホームが開放的で美しい!駅のホームとは思えない。まるで吹きさらしの教会のよう。

ブダペスト東駅ホーム

でも外観はもっとすごい!とにかくでかい!!!

ブダペスト東駅 外観

これは駅ですか?
教会、いや大聖堂ですよね???
これが駅舎なんて誰も気づかないだろう!!!

まるでカテドラル(大聖堂)
駅前広場
ウィーンの建物は上品で可愛らしいデザインをよく見たが、ブダペストは色合いがシックで重厚感がある。
まるでタイムスリップしたかのよう。
雰囲気の違いに興奮する!!!

そして事前情報によると、2024年3月から国籍関係なく65歳以上は公共交通機関が無料とのこと!
信じられない!!!
参考HP

両親とも65歳以上のため、実質僕と弟しか交通費を払わなくて良いことになる。
本当に大丈夫か?と半信半疑だったため、念の為3人〜5人までの団体行動で使える24時間チケットを購入。
この団体チケットも2,000円で購入できるし、両親が無料だったとしても、僕と弟は1,000円の24時間チケットを買う予定だったため金額は変わらない。

後日ホテルのフロントスタッフに確認したら、本当に65歳以上は国籍関係なく無料とのことだった。
ハンガリー太っ腹!!!
チケット買う時も「65歳以上だから」と言えば「いいよ〜」という感じでパスポートの提示も一切求められなかった。

ちなみにブダペストの交通もウィーンと同様に、チケットを買ったら刻印しなければならない。
しかし、数日間滞在用のお得なチケットを購入した場合は刻印する必要がなかった。(というか一般チケットと大きさが異なり刻印できない)
実際にメトロで検問にあったが、刻印していなくても無事に通過することができた。
後日談として、同じ要領でウィーンでも数日間パスを刻印せずに使用していたら痛い目にあったとさ。

ブダペストの路面電車
今回の旅でレトロの良さが分かった。
味のある感じがたまらない。

初めて食べるハンガリー料理に舌鼓

ホテルのチェックインを済ませ、遅めのランチ。
お手頃にハンガリー料理を食べられるメンザというレストランへ。

MENZA

15時ごろに行っても満席で20分ほど待った。
人数を伝えただけで名前を伝えていないのに本当に順番が回ってくるのか心配だったが、ウェイターさんが顔を覚えているのか順番が来たら呼んでくれた。
メンザ流ホスピタリティ!?

周辺は様々なレストランが軒を連ねている。
緑がいっぱいで木陰に入ると涼しい。
ブダペストは、西欧と中央アジアをミックスさせたかのような不思議な雰囲気。これが東欧なのか?
好き!!!

まずは世界三大貴腐ワインのひとつートカイワインで乾杯。

トカイワイン
芳醇な香りとレーズンのような品の良い甘さが口の中に広がる贅沢なお味。
いくらでも飲めてしまう。とっても美味しい!
シュニッツェルサラダ  要は薄いとんかつ。
ハンガリーのシュニッツェルは衣に胡麻がまぶされている。
ビーフシチュー
お肉がほろほろで見た目通りの安定の美味さ!
右側はパスタかと思ったが、もちもち食感の小麦粉団子。

続いてハンガリーの一大生産地といえばフォアグラ
世界三大珍味ながらお手頃な値段で食べられる。

フォアグラ
日本でも多分食べたことはあるが、こんなに新鮮なフォアグラを食べたことがない!
ただ個人的にフォアグラは一切れで十分かも。レバーがそこまで得意ではないのを忘れてた。
しかしラズベリーソースをかければ臭みも消えて食べやすくなる。
そして付け合わせのマッシュポテトが美味しい!くどくない。いくらでも食べられる。
オーストリア・ハンガリー・チェコではどの国もマッシュポテトが美味しかった。

そしてハンガリー名物のグヤーシュ!(牛肉と野菜のスープ)

グヤーシュ
牛肉・にんじん・じゃがいも・セロリ等具沢山。旨みが凝縮している。ウズベキスタンのラグマンを思い出す。
君が優勝だ!

ハンガリー料理、どれを食べても本当に美味しかった!
そして一品一品の量が多い!お皿がでかい!!!
一人旅ではこんな量を到底食べ切れないため、こういうとき同行者がいると色々なものを食べられて嬉しい。

店内の雰囲気もモダンで素敵だったし、店員さんもユーモアがたっぷりだった。
会計の時に「レシートいる?」からの
「クレジットカードいる?」って(笑)


ユーラシア大陸初のメトロに乗って観光

お腹も心も満たされたところで早速観光開始。
まずはメトロで英雄広場へ。
ハンガリーはユーラシア大陸で初めて地下鉄が開通されたようだ。
1号線がまさにユーラシア初のメトロで、見た目がショベルカーみたい。

ユーラシア大陸初のメトロ1号線

駅も一つひとつがレトロな映画館にいるような趣を感じるデザインで好き。西欧と東欧と中央アジアをミックスしたような感じがたまらない。

英雄広場/駅の看板もレトロでオシャレ!
英雄広場 絶賛工事中!

ハンガリー建国100周年を記念して建てられた。
奥にはハンガリーの王族貴族たちの14名のレリーフが立っている。

レリーフを見ると、西欧人とは異なりアジアの騎馬民族を感じる。
これがマジャール人か!!!
アジア系を感じさせるレリーフだ。
ヨーロッパにいるのに不思議な感覚。

英雄広場からさらに歩いていくと、ゲームに出てくるような立派なお城が目に入る。

ヴァイダフニャディ城

予定にはなかったが、敷地内に入ってみると、ヴァイオリンでモーツァルトやヨハンシュトラウスを奏でている人がいて雰囲気もグッド。

そしてさっきから赤と白の気球が高く飛んでいるが、父親が気球に乗りたいと言い出し、父と弟が乗ることになった。(10分で一人約3,500円)
父親は上からの景色を見るのが好きなようで、タワーとか見るとしばしば登りたいと言う。

上空からの景色

終了後、言い出しっぺの父は高所恐怖症が発動し怖かったと言う(笑)
一方ダウン症の弟は意外と楽しかったらしい。
小さい頃は高いところを始め、何でも「こわいこわい」と言っていた記憶があるが、随分と逞しくなり、体だけでなく心もタフになった。頼もしい。

セーチェーニ温泉
実はハンガリーはヨーロッパ随一の温泉大国。
温泉には入っていないが、外観だけでも写真に収めた。
まるで宮殿みたい。
これが温泉だなんて日本人は想像つかないだろう!

英雄広場から中心部に一直線に向かうアンドラーシ通りは世界遺産にも登録されており、美しい建物が多く並んでいる。
表参道に似ている。

オペラ座もアンドラーシ通りにある
エントランスのみ見学したが、厳かで絢爛豪華
階段を登るときワクワクするだろうな

他にもアンドラーシ通りには高級ブティックが軒を連ねているが、歴史的な外装をリノベしているため、より高級感が増しているように見える。
何より建物一つひとつのレベルが半端ない。きっとなんてことはないただの歴史建築の一つにしかすぎないのかもしれないが、歴史の深みと荘厳さを感じられるものばかり。

人が柱になっているよ!!!
誰がこんなことを思いつく!?
ここもメンズの高級ブティック

ブダペストの街並みは、西欧でもないし、中央アジアでもないし、これまで旅した場所とはまた少し異なる雰囲気で新鮮味がある。
オスマントルコと西欧文化の影響を受けた良いとこ取りの雰囲気が漂っている気がする。

宿泊先は、HOTEL CARAT BUDAPEST
中心部へのアクセス抜群◎
ドナウ川も徒歩で行けるし、メトロ・トラム・バス・エアポートバスなど全て徒歩圏内。
スーパーもレストランも何でもある。
日中から夕方にかけてドリンクバーがあり、水分補給が気軽にできるのがありがたかった。
レッドグレープフルーツジュースがとにかく美味しくてがぶ飲みした。

ドナウ川クルーズ半端ないって!!!

ホテルで小休憩し、ドナウ川クルーズへ。
若者や観光客で賑わいのブダペスト中央通りを抜けるとすぐにドナウ川のほとりに出た。

ブダペストは観光客も多すぎず、どこに行っても人人人!ではなく、ゆっくり観光できる穴場スポットだと思う。
日本から直行便がないため、なかなか気軽に行ける国ではないが、ウズベキスタンのようにもっと多くの人に知ってもらいたいと思った。

20時過ぎてようやく夕焼けが。
ドナウ川の辺にいると、なぜだか潮の香りがする。
内陸国なのに。

ドナウ川クルーズは、LEGENDA社を事前予約。
ワンドリンク付きでオーディオガイド込みで1時間約3,500円。
日没後の夜景を眺めたかったため、20時45分出発の時間をチョイス。

いざ乗船!
ブダペストは、ドナウ川を挟んでブダ地区とペスト地区に分かれている。丘の上にあるのはブダ地区にある王宮
気の抜けたシャンパンとともにエリザベート橋
エリザベートは、オーストリア=ハンガリー二重帝国時代の王妃でありながら、窮屈なオーストリアの仕来りに慣れず、ハンガリーを訪れて以来、大のハンガリー贔屓となった。身の回りの世話係も全てハンガリー人にし、ハンガリーの独立にも理解を示し、夫のフランツヨーゼフを幾重にも説得したという。
以来、ハンガリー人もエリザベートを信頼し、オーストリアに支配されていたにも関わらず今でも愛されている。
一方、かつてはフランツヨーゼフ橋もあったが、独立したのにオーストリア国王の名前の橋があるのはどうかという議論があり、今では自由橋と呼ばれているそうだ。
それだけエリザベートがハンガリー人から愛されているのかがわかる。
渡航前にオーストリア=ハンガリー帝国の勉強をしたため、日本語の解説が嬉しいほどに分かる。
当時のエピソードを織り交ぜながら聞けて、非常に有意義だった。
そしてメインの国会議事堂!!!
ハンガリー国内で最も大きな建物であり、ヨーロッパで2番目、世界で3番目に大きな国会議事堂だという。
もう存在感が半端ないし、きれいすぎる!!!
宮殿のような佇まいで、日本でもこんな立派な国会議事堂だったら、政治の関心率も上がるのではなかろうか?笑
ちなみに国会議事堂の内部ツアーは翌日参加します!

大満足であっという間の一時間だった。
ドナウ川の夜の雰囲気も最高。
夜景とレトロな路面電車と路上の演奏をBGMにいつまでも歩いていたい。

そんなこんなで大充実の2日目が終了。
もうハンガリー半端ないって!!!
あんまりハンガリーのイメージがない分、建築・食事・景色・文化・サービスなど、ハンガリーの底力と魅力が畳み掛けてくる。
明日も楽しみだ。

本日もご覧いただきましてありがとうございました!
ケセネム♪(ハンガリー語でありがとう)

3日目へ続く…

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