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おばあちゃんの知恵袋 ~昔ながらの食材活用法 10選 その2~

米ぬかの再利用法
米ぬかは精米時に出る副産物ですが、ビタミンやミネラルが豊富で昔から健康や美容に活用されてきました。ぬか漬けに利用する場合、米ぬかに塩と水を加えてぬか床を作り、好みの野菜を漬けておくだけで簡単に栄養たっぷりの漬物が作れます。毎日混ぜて空気を入れることで、発酵が進み乳酸菌が豊富なぬか漬けが楽しめます。

また、米ぬかはスクラブとしても使えます。少量の米ぬかを水でペースト状にし、顔や体を優しくマッサージすることで、保湿と角質除去ができる自然派ケアアイテムになります。

余ったパン粉の活用法
パン粉は使い切れず余りがちですが、手軽なクルトンに変身させることで、サラダやスープのトッピングとして役立てられます。パン粉に少量のオリーブオイルやバターを加え、塩やハーブで軽く味付けしてフライパンで炒めると、サクサクのクルトンが完成します。

また、パン粉にバターと砂糖を絡めて焼けば、香ばしいラスク風のお菓子に。ココアパウダーやシナモンを加えると、風味も豊かに仕上がり、子どもから大人まで楽しめるおやつが簡単に作れます。

はちみつで健康ドリンク作り
はちみつは天然の甘みと栄養がたっぷり含まれた食材で、ドリンクにすると手軽に健康をサポートできます。すりおろした生姜をお湯で煮て、はちみつを加えれば体が温まり、免疫力を高めるドリンクの完成です。寒い季節や風邪の予防にぴったり。

また、はちみつとレモンのシロップもおすすめです。レモンをスライスしてはちみつに漬け、冷蔵庫で一晩置くだけで爽やかなシロップができ、炭酸水やお湯で割るとおいしい飲み物に。疲労回復やビタミン補給にも最適です。

卵の殻の再利用方法
卵の殻にはカルシウムが豊富に含まれているため、粉末にしてカルシウム補給パウダーとして利用するのも一案です。殻を洗って乾燥させ、ミキサーやすり鉢で粉末にし、スープやヨーグルトにひとつまみ加えるだけでカルシウムが摂取できます。

さらに、卵の殻は細かく砕いて台所の掃除にも使えます。乾燥した殻をスポンジに乗せて鍋やシンクを磨くと、自然な研磨剤として焦げや水垢が落とせます。天然素材でエコな掃除アイテムとして活用しましょう。

じゃがいもの保存と活用法
じゃがいもは焦げ付き防止の下ごしらえや長持ちさせる保存法にも使えます。鍋やフライパンに焦げ付き防止の膜を作るには、切ったじゃがいもで鍋をこすり、でんぷんの薄膜を残すだけでOKです。

保存する際はりんごと一緒に冷暗所に保管すると、りんごが出すエチレンガスが芽を抑える働きをしてくれます。これでじゃがいもの鮮度を保ち、長持ちさせることができます。

魚の骨の再利用法
魚の骨も栄養満点なので、捨てるのはもったいないものです。下茹でしてから生姜やネギと一緒に煮出すと、臭みのない美味しいだしが取れます。味噌汁や鍋料理に使うと、うま味が引き立つ料理が仕上がります。

また、魚の骨をカリカリに焼けばカルシウム豊富なおやつにもなります。塩を少量振りかけてオーブンやフライパンで焼くと、骨も香ばしく食べられます。ペットのおやつにもおすすめのアイデアです。

野菜の皮を使った再利用アイデア
野菜の皮は捨てがちですが、栄養もあるのでぜひ活用しましょう。例えば、人参の皮をかき揚げにするとサクサクしたおやつやおかずになります。皮を天ぷら粉で揚げるだけで香ばしい味わいに。

また、大根の皮はきんぴらにするとおいしくいただけます。細切りにして、ごま油で炒めたら醤油とみりんで味付けをし、ご飯が進むおかずの完成です。野菜を丸ごと活用して無駄なく食材を楽しみましょう。

乾燥した昆布の使い切り方
乾燥昆布はだし以外にもいろいろ使えます。細かく刻んでお湯に溶かすだけで昆布茶になり、そこに塩や梅干しを加えるとさっぱりとした味わいが楽しめます。体が温まり、食事前に飲むと食欲も促進してくれます。

さらに、昆布を水で戻して細切りにし、醤油やみりん、砂糖で煮ると佃煮に変身。ご飯やおにぎりのお供にぴったりな一品です。冷蔵保存で1週間ほど持つので、常備菜としても便利です。

古いお味噌の活用法
古いお味噌も「みそ漬け」や「万能調味料」として使い切れます。例えば、味噌に砂糖やみりんを混ぜて漬け床を作り、野菜や肉を漬けておけば、味噌のうま味が染み込んだ美味しい一品ができあがります。

また、古いお味噌に酢を1:1の割合で混ぜ、みりんや砂糖を少し加えると万能調味料として使えます。ドレッシングや炒め物のソースとしても活躍し、酸味とコクのバランスが取れた風味豊かな調味料になります。

醤油の活用とアレンジ法
醤油は「ぽん酢」や「照り焼きソース」にアレンジすると、さらに活用の幅が広がります。醤油と酢を1:1で混ぜ、みりんやだしを少し加えれば、手作りぽん酢ができ、焼き魚や鍋料理にぴったりです。

また、醤油と砂糖を同じ割合で混ぜ、みりんを加えて煮詰めると照り焼きソースになります。肉や魚に絡めて焼けば、甘辛い味付けがご飯に合う一品に。焼きおにぎりのタレにも応用できる万能な味わいです。

これらの知恵は、昔からあるおばあちゃんの知恵袋を活かし、食材を無駄なく使い切る方法です。どれも簡単で栄養たっぷり、さらに節約にもなるものばかりです。日常の料理に少し工夫を加えることで、毎日の食卓がより豊かに、美味しくなります。

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