見出し画像

地球に優しい第一歩 〜消費者マインド〜


“地球上の誰ひとりも取り残さない”

2016年から実施されているSDGsの目標です!


SDGs(持続可能な開発目標)は17のゴールと169のターゲットから成り、先進国も含めた全ての国々で地球規模の社会問題を解決する点に重きが置かれています。先行のMDGs(ミレニアム開発目標;途上国の目標で、国連の専門家や国家主導で行われたため普及しなかった)の発展版ですね(^^)


「SDGs・・・?よくわかんないけど、難しそう」


いやいや、そんなことはないんですよ(^^)地球規模の問題を解決するためにはもちろん民間企業の取り組みが重要になってくるわけですが、個人レベルでも参加できちゃうんです✨

その証として、SDGsの目標12には『つくる責任 つかう責任』が掲げられていて、消費者の役割もしっかりと記載されています◎


🌱SDGsな消費者役割

消費者の役割とはどういうものなのでしょうか?

それは、【商品を買うことで/買わないことで、その企業への応援/反対の意を示す】ことなんです。

ある意味企業を「監視する」あるいは「評価する」重要な役割を任されているわけですね。自分がイイネと思った商品を購入すると、それを製造する企業を応援することになって、それでまた新たなイイネ👍な商品が生まれる。こうして、良いものばかりに囲まれた世界、ステキじゃないですか?そして、それが地球にも人にも動物にも優しい品だとしたらもう、it’s a parfect worldだと思うのです←



そこで、私から皆さんにお願いがあります!

何かを購入される際にはぜひ一度立ち止まって考えてみてもらいたいんです。

・値段は安すぎないですか?
・使われている材料は安全ですか?
・産地はどこですか?
・数ある商品の中でその商品を選ぶのはどうしてですか?

似たような商品が並んでいてどれを買おうか悩んだ時には、人気投票に参加する気持ちで決めていただきたいです!


例えばですが、商品購入の決定ポイントとして下記のものがありますでしょうか。

環境へ配慮している商品
・エコ商品、リサイクル商品
社会へ配慮している商品
・フェアトレード商品
人へ配慮している商品
・児童労働によって作られた商品は使わない
・障がい者の支援になる商品の選択
地域へ配慮している商品
・地産地消
・被災地産の商品
生物多様性へ配慮している商品
・認証ラベルのある商品

寄付つきの商品を選ぶのもいいですね(^^)



遠くの国で生産されているのに安すぎる、そんな商品には訳があります。大量の農薬を使って土壌を汚染しているかもしれませんし、低賃金で児童労働をさせている会社かもしれません。私たちの安価で豊かな生活を支えるために地球の裏では公害が起こっていたり、自然環境が破壊されていたり、人権が無視されている。そんな悲しい現状は私たちの日々の決定で変えていけます。小さな行動の積み重ねが大きなチカラを持つわけですね!


商品を買うことによって起こる現実を「自分ごと」として考える習慣づくり、一緒に少しずつ始めてみませんか?^_^

これもまた、大切な大切なSDGsの取り組みです✨


🌱購入時に役立つマーク

でも、商品を選ぶ際にわざわざ1つずつ企業や商品チェックをしていてはいくら時間があっても足りませんよね☹️面倒くさいと続かない(←私 ww)

なので、購入時にぜひ気にしていただきたいマークを紹介していきますね!少しでも買い物が楽になあれ〜楽しくなあれ〜🌈


その①フェアトレード認証ラベル


そもそもフェアトレードとは、生産者が人間らしく暮らし、より良い暮らしを目指すために適正な値段で作られたものを売り買いすることです。先進国と途上国間のアンフェアな取引を無くそうと考えられたコンセプトなんですね。

フェアトレードの基準には、労働者への適切な賃金の支払い、労働環境の改善、自然環境への配慮、地域社会・福祉への貢献などが含まれています。

●国際フェアトレード認証ラベル

画像3

ドイツに本部を置く国際組織;Fair trade Internationalにより定められた認証ラベルで、原材料の生産〜輸出入・加工・製造〜完成品となるまでの全ての過程において、フェアトレード基準を守った製品につけられます。持続可能な生産と公正な貿易により、貧困のない持続可能な社会の実現を目指すものです。

●フェアトレード団体(FTO)マーク

画像3

WFTO(World Fair Trade Organization )はアメリカに本部を置く国際組織で、事業活動全体がフェアトレード基準を満たしており、フェアトレードな商品のみつくっている団体のみに付与されます。


その②FSC(Forest Stewardship council)認証ラベル

画像4

森を守るマークです。よくティッシュ箱や包装紙でも見るマークですね!

FSC(森林管理協議会)は責任ある森林管理を世界に普及させることを目的に設立された国際的な非営利団体で、自然の森を守りながら持続可能な形で商品生産を行なっていくことを目指しています。FSCマークは、ある一定の基準を満たしている場合に、第三者機関の審査により認証され、適切に管理された森林の木材から作られたものであることを示しています。


その③MSC(海洋管理協議会)認証ラベル

画像2

海のエコラベルです。水産資源と環境に配慮し適切に管理された持続可能な水産物にのみ認められます。

MSC認証基準は、国際的に認められている最新の科学と管理に基づいて定められたもので、①資源の持続可能性、②漁業が生態系に与える影響、③漁業の管理システムの3原則から構成されており、科学者や水産業界、環境保護活動家との協議を重ねたうえで随時策定や見直しが行われているので、より信用できるものとなっています。

MSC認定を受けるのは任意ですが、国際的に認定を受けて独立した第三者機関の審査により認定基準をクリアしていると認められなくてはいけません。



その④JASマーク

JASマークは、日本農林規格などに関する法律(JAS法)に基づくもので、国が定めた食品・農林水産品やそれらの取り扱い方法などについての条件を満たすものにのみつけられています。

(有機JASマーク↓)

画像5



店頭に並ぶ商品には多くのマークが見られますが、国際的にあるいは国の定める認定マークを4つ紹介してみました(^^)

買い物に行かれる際にはぜひチェックしてみてくださいね!




〜 ecoくらぶ 咲 〜




参考図書;バウンド著 SDGsの考え方と取り組みがしっかりわかる教科書




いいなと思ったら応援しよう!