顧客の成功を支える
こんにちは。「ビジネスの速度でシステムを開発する」をテーマにシステム受託開発を行っている株式会社ゼロイチハッカーの石垣です。
本日は、このテーマついて、書きます。
システム開発は手段
ゼロイチハッカーでは、システム開発は手段であり、目的はお客様のビジネスの成功と考えております。したがって、以下のようなケースを失敗と考えております。
失敗ケース
致命的なバグにより、お客様が顧客を失ってしまうケース
開発が間に合わず、営業機会を逃してしまうケース
システム開発は成功したが、資金切れ等によりビジネスが終了するケース
顧客を失うこと、営業機会を逃すことはもちろんですが、ビジネスの継続不能は…これだけは絶対に避けたいものです。
失敗に至る道
アンチパターンはいくらでもありますが、単純にまとめると、2つに絞れるかと思います。
【開発力不足】ビジネスを進めたいのに、(バグ修正が追いつかない・開発が終わらない・開発チームがビジネス的優先度よりもプログラムの品質にこだわるなど)システム開発が追いつかないパターン
【解決策先行】システムだけが先行して出来上がったものの、顧客にはヒットせず売れ残るパターン
営業現場の長い方であれば、後者のような「顧客不在」はありえないと感じられると思いますが、意外なことに、「こんなものを作りたい」というアイデアが先行し、そのあとで顧客を探すというケースが存在します。
詳しいことは、マーケティング系の記事などに委ねますが、システムを作れば作るほど、財務体質が悪化し、次の打ち手が減ってしまいます。
ゼロイチハッカーとしては、それでも発注してくださるのは、とても嬉しいことですが、顧客の体力と成功を蝕む行為だと考えており、解決策先行になっていると感じたときは、発注しないことを提案するように心がけております。
それでも突き進みたい場合
起業の科学の「誰が聞いても良いアイデアは避ける」に書いてあるとおりで、多くの人に否定されても突き進むパッションは大事です。
創業者の方が言語化して伝えることが難しいけれど、それでも成功への道が見えている..!! という可能性もあると思います。
そのときは、「成功への道は見えている!私の言うとおりに開発してほしい!」とお伝えください。お供致します。
ナビができない
成功への確信が持てない
そんなときは、本当に発注を一旦止め、顧客への解像度を上げ、「x月に、〜の課題に対する営業を行いたいから、〜を解決する○○機能が欲しい😃」というレベルでお話できるようになってから、改めて発注いただくか、そのための仮説検証を手伝ってほしいという依頼に切り替えていただきたいと思っております。
成功に至る道
ビジネスとシステムは一体であり、切り離せるものではありません。昔のシステムであれば、日々のルーチン業務の効率化などビジネスから切り離して作ることができましたが、現代では、ビジネスとシステムが一体となって、顧客にサービスを提供することが増えてきております。
そうであれば、ビジネスの速度とシステム開発の速度は同じになるはずです(一時的にビジネスが先行したり、システムが先行することはあります)。
したがって、システム開発の速度は、ビジネスの仮説検証の速度を落とさないように高めるべきですし、ビジネスが仮説のままシステムだけ作り込むことも避けるべきです。
具体的な方法論
ゼロイチハッカーでは、これを実現するために、以下の取り組みを行っております。各論について述べると長くなりすぎるため、追って説明したいと思います。
開発チームの編成・文化づくり
熟練のエンジニアだけでやる
息のあったチームでやる
ビジネス目標と持続可能性のバランスを取る
開発の進め方
リーンによる仮説検証
XPによる変更容易性の担保
スクラムによる開発リズムと見積もり
中長期視点のゼロイチボード
開発のスペック
モジュール設計
セキュリティ設計
品質管理
低コスト運用
クラウドAPI利用
まとめ
ゼロイチハッカーでは、システム開発のアウトプット(納品物)ではなく、システム開発によるアウトカム(ビジネス成果)を求める方と仕事をしたいと考えております。
そのために私たちは、開発方法からはじまり、組織編成、開発哲学を独自に発展させて参りました。
この考えに賛同してくださるお客様、エンジニアやデザイナなど仲間になってくれる方、ぜひお声がけください。お待ちしております。