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「獲物を狙う鷹」と「同盟」

はじめまして。「ビジネスの速度でシステム開発する」をテーマにシステム受託開発を行っている株式会社ゼロイチハッカーの石垣です。

本日は、営業スタイルについて思ったことを書きたいと思います。

きっかけは、このツイートです。

獲物を狙う鷹

これまでは、ビジネスというと「仕事を取ってくる(獲ってくる)」とか「案件獲得」という言葉から連想するように、営業は狩りのイメージに近いものでした。狩るまではニコニコしておくけれど、獲ったあとは顧客のWinをフォローしない。営業成績こそすべて。だからこそ、営業マンとの"交渉"が大切なんだと思っていました。

ひょっとすると、あなたの見ていないところで…

しかし、この考えには違和感がありました。こんな方法で長続きするのだろうか?そんな人からもう一度買いたいか?→Noである。自分はそんな営業は嫌だと思っていました。

同盟

そんな時に、彼と一緒に居て、そもそもビジネスを一緒にやる人に対しての視点が違うことを感じました。いろんな人を「仲間」と思ってみているから「温かい」のです。誠実な相手には、誠実な対応をしたいし、ずっと一緒にやっていきたい。

まるで北風と太陽。
一度だけの取引、一時的なビジネスであれば、鷹が狩りをするように営業をしてもよいでしょう。でも、長きに渡って、人の紹介などで成り立つようなビジネスをするのであれば、仲間や信頼を大事にすることがとても大事だと思いました。

感覚で理解してみると、理屈で理解し直すことができます。
仲間や信頼を大事にする考えは、新しいものではありませんでした。
古代〜中世、ともすると現代においても、同盟は大切な概念です。

独立した者たち同士の自由で平等な勢力

古代ギリシアにおいては、同時代の超大国であるペルシア帝国を打ち破りました。中世日本においては、正確には同盟ではありませんが武田信玄が統率していた武将軍団は、その息子である勝頼が「第二次高天神城の戦い」で援軍を送らなかった(見殺しにした)ことにより、「信頼」を失ってしまい、織田家による甲州征伐が始まるやいなや、アッというスピード感で家臣たちが裏切り、勝頼は殺されてしまい、武田家滅亡となりました。

デロス同盟(デロスどうめい, 英: Delian League)は、エーゲ海周辺のギリシア諸ポリス(都市国家)が、ペルシア帝国軍の来襲にそなえて、アテナイを盟主として結んだ同盟。紀元前478年に結成された軍事同盟で、最盛期には200のポリスが参加した。

wikipedia

甲州征伐(こうしゅうせいばつ)は、1582年(天正10年)、織田信長とその同盟者の徳川家康、北条氏政が長篠の戦い以降勢力が衰えた武田勝頼の領国である甲斐・信濃・駿河・上野へ侵攻し、甲斐武田氏一族を攻め滅ぼした一連の合戦である。武田征伐とも言われる。

wikipedia

武田信玄がこんな名言を残しています。

人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり

武田信玄


イメージとしては、船は違えど仲間、海賊団のようなもの、というとわかりやすいでしょうか。

まとめ

営業スタイルについて

  • ❌ お客様をはじめとして、関係者を自分の夢を叶えるための道具や獲物として見ること

  • ⭕️ 信じられる仲間なのかを見極めて、ときにシビアに、ときに情をかけて、それぞれ独立した同志として助け合っていく

P.S.

そんな気持ちになったときに、それをフォローしてくれるようなCMSツールがほしいなぁと思っています。

営業確度とか、取引期間などではなく、人の夢/課題/興味などが分類整理できて、それを軸に話を整理できるようなツールが欲しいです。


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