「トレーニング再興戦略」を立ち読みしませんか? - Part.12 -
小川町に建設中の "KANDA SQUARE" ビルで、「WiFi完備のマーク」「電源コンセント」「外にワーキングスペース」があり、3密を回避できるとても素晴らしい場所です。
既に、zoomミーティングをしているヒトが数名おり、天気の良い日は、気分転換に作業するのも悪くないのでしょう。
とはいえ、「オフィスいらないよね」とちまたではつぶやかれ、『オフィス不要説』が一気に加速し、都心といえど不動産の需給バランスは、以前のようにはいかないのであろう。
さらに、「通勤」から「在宅」にうつることで、スーパー無駄な「電車に揺られる時間」が省ける。
ストレスもなくなり、睡眠時間も増えることから、超健康的に過ごすことができる。
これは、少しづつこういう社会になる予定だったけど、コロナちゃんという自然が急転換を求め、「遅かれ早かれ」だったのだろうと思うのです。
さて、トレーニング再興戦略の無料立ち読みシリーズも、残すところあと2回です。
続きを見たい方は、オンラインサロンに入会するか、BASEで購入してください。
それでは今日もお楽しみください。
▶︎東洋的な自然な動きとは
スポーツにおいて『無理な動作』は、故障のリスクが高い。
自分の持つ関節可動域を超え、自然な状態を逸脱してしまうからだ。
当然に、人体が持つ関節可動域を獲得したうえで、スポーツに励んだ方が良いのは理解できるよね。
それは、自然な状態を逸脱するリスクが低くなるからだ。
なので、ゼロ・グラヴィティ理論で提唱する、 “7つ” の新法則の第1章には、股関節の股関節の柔軟性獲得ストレッチを紹介している。
これが結構キツイので、みんなもトライしてほしい。
そして、その柔軟性の獲得は故障リスクを軽減するだけでなく、「しなやかなカラダの使い方」を体現するのにも必要だ。
考えてみて。
硬いヒトと柔らかいヒトの、どっちがしなやかなカラダを持つかを。
答えは明白だよね。
つまり、複雑性の高い 「しなやかなカラダの使い方」 を得ることは、故障のリスクを最小限に抑えることができるのだ。
とわいえ、柔軟性さえ獲得すれば、「しなやか」に 動けるわけではない。
先に説明した、西洋的な正常な動作と、これから説明する、東洋的な自然な動作を理解し、カラダで表現する必要があるんだ。
それを西洋的な観点からしか見れないヒトは、ヒトの正常な動作の第一段階の動きである、「屈曲↔︎伸展」の繰り返し運動と、柔軟性を加えれば良いと、誰にで簡単に理解できる答えをだす。
これが西洋的思想の、「わかりやすさ」が生んだ汚点だ。
「しなやかさ」とはそんなに単純なものではない。
では、東洋的な自然な動作の定義を一緒に考えよう。
スポーツにおける「無理な身体の使い方」とは、「正常な動作」と対極にあり、それは「しなやかなカラダの使い方」とかけ離れる。
それは、軍隊の兵隊の歩行のように、直線的に動く動作だ。
レッグプレスのように股関節と膝関節の曲げ伸ばしを繰り返しや、ベンチプレスで肘関節の曲げ伸ばしを繰り返す動作も同じ。
その動作には、「しなやかさ」のかけらも感じない。
そして、「無理」の対義語には、言語化が難しい、「自然」という言葉が、すごくマッチする。
ボクはそう思うんだ。
つまり「自然」とは、可視化することが難しい、”しなやかな動作” と親友なんだ。
そう思うとわかりやすいかな。
なので、「自然体で動こう!」とか、「自然体〇〇教室」では、「無理にカラダを動かさないように、〇〇をして故障なく競技を楽しみましょう」と、教えられることが多いよね。
そこで、「スポーツにとって、自然ってなーに?」と疑問に思うだろう。
「何を見て、動作の自然か不自然を見分ければいんだよー!」とね。
それを理解するためには、「東洋医学の特徴」でお伝えした、次の文章を思い出して欲しい。
それは、東洋医学では「自然のリズムとの調和」が正常という言葉をね。
いよいよ、この章の確信にせまるよ。
東洋医学的な「正常」とは、『自然のリズムと調和している状態』であり、「異常」とは、『自然のリズムから逸脱している状態』であるとことは説明したよね。
▽東洋医学的な「正常」と「異常」
正常 = 自然のリズムと調和している状態
異常 = 自然のリズムから逸脱している状態
つまり、スポーツで、「自然のリズムに調和」していれば、「正常」な状態で、運動パフォーマンスもあがり、故障のリスクが低くなるのだ。
逆に、「自然のリズムから逸脱」していれば、「異常」な状態で、運動パフォーマンスも下がり、故障のリスクも高くなる。
じゃあ、調和するにはどうしたらいい?
それはね。
東洋医学の特徴で説明した、ヒトが自然と調和するための、”3つ” のライフスタイルである、① 食生活 ② 身の鍛錬 ③ 心の修行 を自分の生活に落とし込み、自然と不自然のを知る『感性』の獲得が必要なんだ。
そしてもう一つ。
西洋医学的な、ヒトの正常な動作である、「外旋 - 内旋を含む対角らせん運動」を獲得が求められる。
それが、「自然のリズムと調和した状態」の定義だ。
したがって、ウエイトトレーニングのような単純な動作だけでは、「しなやかなカラダの使い方」は体得できない。
それは、屈曲↔︎伸展を繰り返す単純なトレーニングであり、自然とはかけ離れているからだ。
なので、トレーニングでは、複雑性の高い動作トレーニングを習得する必要がある。
西洋医学的な「外旋 - 内旋を含む対角らせん運動」 = 東洋医学的な「自然のリズムと調和した状態」
動作トレーニングで、複雑な動作を獲得すべき理由が深まりましたね。
そのためにも、ピークパフォーマンス理論が必要なのです。
つづく
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