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「トレーニング再興戦略」を立ち読みしませんか? - Part.6 -
おはようございます。
立ち読みシリーズPart.7は、「ワークアズライフ」についてです。
ミスチルのGIFTは名曲で、その歌詞には「白と黒のその間に 無限の色が広がってる」ある。
今日お伝えするテーマはまさにこれで、「真っ白」と「真っ黒」をハッキリさせすぎると、その真ん中に「素敵なモノ」が見えななり、それは労働観念にも同じことがいえ、「ワークライフバランス」のように、「仕事」と「生活」を区切りすぎると、返って息苦しくなってしまうのだ。
特に日本人の根本にある東洋的思想の根元は「自然的概念」の「調和」があり、西洋的な「二分」する考え方は合わない。
要するに、「グレーゾーン最高!」であり、そこから生み出されるモノは、数多くあるということだ。
「無限の色が広がっている」ならぬ、無限の「考え方」や「可能性」にみちている。
ボクはこの考え方によって、結構救われました。(笑)
それでは、お楽しみください。
▶︎ ワークライフバランスとワークアズライフ
当然、スタッフのみんなは疲労疲弊して、流石の「おじさん石川」も、効率の悪さに気づく。
それから、仲間と手を合わせ、バイキンマンが主軸の「ブラック寄りのグレー企業」から、白戸家のお父さんがホノボノ出演する、「ホワイトプラン」に舵を切った。
結果的にその船の行き先は、ワーク(仕事)とライフ(プライベート)を二文法で分ける、いま世に溢れる「ワークライフバランス」だったんだ。 それが功をそうし、上手く歯車が噛み合いだしたように見えた。
でも、しばらくしているうちに、ボクはどうもこの考え方が、窮屈に思えたんだ。 例えるなら、「自由を求めてアメリカ大陸に大航海をしたはずが、気がつけば自ら不自由な社会構造を構築していた」という、本末転倒の物語だ。
なぜなら、良くも悪くも同調圧力の強い日本人は、「本当は仕事がしたいけど、仕事をできない環境になる」と思えたんだ。
ボクはトレーニングが好きなので、ビールさえ与えてくれれば、365日仕事したいし、おそらく弊社のスタッフは「この、変人が!」と思いながらも、背中を押してくれる。
つまるところ、仕事とプライベートの『垣根』がなく、どこからが仕事で、どこからがプライベートなのか、よくわからない状態だった。
「トレーニング」や「旅」が、「仕事」でも「趣味」でもあるため、趣味といえば趣味だし、仕事といえば仕事だ。
それがボクには心地よい。
でも、世間は「働き方改革だ!」とか、「ワークライフバランスだ!」と、どうも考えが合わない。
どうしてだと思う?
それはね、「ワークライフバランス」は西洋的思想の中から生まれた考え方で、本来、日本人に合う働き方は「ワークアズライフ」なんだ。
「えっ!?ワークアズライフなんて聞いたことない!」 わかるよ。
ボクもついこの前まで知らなかった。
いま初めて聞いたみんなと、そう変わらないから、初めて聞いた言葉を恐れないでね。
でも、もう少しで、ボクらが目指す「答え」に到達するんだ。
一緒に頑張ろう。
ここで、落合陽一氏に再度登壇していただく。
ボクに「ワークアズライフ」を教えてくれた先生だからだ。
西洋的思想と日本の相性の悪さは、仕事観にもあらわれる。
西洋的労働観の特徴といっても良い、「時間」や「ノルマ」の労働スタイルで過労すると、心身が持たないことを示している一方で、生産性を上げきれない理由になるんだ。
つまり、「生産性を上げろ!」と、働き方改革で示す「ワークライフバランス」は、日本人のスタイルに合わず、それどころかストレスをため込み、逆に生産性を下げるカードになる。
「へぇー」だよね。
進めるよ。
日本は歴史的にも、労働者の労働時間が長い国家で、大和朝廷の時代にも、下級役人は長時間労働をしていた史実がある。
1年のうち350日は働き、そのうち120日が夜勤というような超ブラック国家だ。
一方、農民や上級役人などは、生活の中に労働を含む文化を持っていた。 そこにはストレスが存在せず、生活の一部として労働があり、いわばボクと同じ、「これって、仕事?趣味?」と、「ワーク」と「ライフ」の間に垣根がないのが、ノンストレス状態だったんだ。
だから、ボクのスタイルは、「仕事に対するストレスをあまり感じない」と、「答え」を導き出せたんだ。
でも、コロナはストレスかな。(笑)
試したことがあって、よく「オンとオフの切り替えを大事にしよう!」ってあるよね。
あれが、ボクには逆にストレスになって全然ダメ。
「休日だから仕事できないだと!?」 「いい考えが浮かんだ!」と、良いアイディアが頭をめぐっても、記すことができなく、ヤキモキする。
ストレスだ。
でも勘違いしないでね。
「みんなも365日働こうぜ!」と、主張しているわけではない。
要は、「ノンストレス状態」が大事であって、西洋的に「オン」と「オフ」を分ける二文法は、我々日本人には合わず、返ってストレスになる。
「仕事」と「生活」に垣根がない状態の方が、ストレスが少なく、無理なく仕事が続けられることを、みんなに伝えたいんだ。
仕事をしてもストレスがないなら、いくら働いても苦にならず、当たり前だけど病気になるリスクも低い。
プライベートな旅行でも、パソコンをバックに入れても問題ない。
パソコンがないことが、かえってストレスになるヒトもいる。
ボクは家族旅行で旅をするときは、トレーニングの契約先がある土地へ行くんだ。
なぜかって?
旅先で指導できるなんて、最高と思わないかい。
これがボクらが目指す、「ワークアズライフ」だよ。
「えっ!?、目指してないって?(笑)」
ウンチクはもうちょっとで終わるからね!
つづく
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