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「身体性」を整えるポジティブワード

東九州の旅をひとまず終える

大分でのトレーニング指導を終えてた石川は、佐賀で鍋島を飲むために、九州を北上しているところ。
#果たして目的は日本酒なのか

"別府温泉→中津→小倉" を越えると、進行方向を反転させるかのように南下し、終点の博多を目指す。

小倉では、座席シートをクルリ回す必要がある程だ。

大分を出発して間もなく、「別府温泉」と表記を目にし、降車したくなる衝動に駆られるのだが、そうもいかないところが旅の醍醐味。

「時間的制約」から、今は足を踏み入れることはできない。

とはいえ、「行ってみたい!」ってな気持ちは倍に膨れ上がり、次のチャンスを模索する機会に恵まれる。

『温泉』というポジテイブワード

それに加えて、日本人あるあるの、『温泉』というワードに気持ちが揺さぶられる。

「一度はそんなことを経験したヨ」というヒトは、決して少なくないハズだ。

最近は、大分に月一回に近いペースで訪問しているため、「別府温泉」への "ワクワク感" と "旅のチャンス" を伺うコトがメチャ増えているのを感じている。

いつか行ってみよう。

熱海温泉の存在感

とはいえ、
髪の毛を引っ張られ...、
首根っこまでもガッシリ捕まれ...、
心身共に留まりたい気持ちにさせる回数が...、
他に比べて圧倒的に多いのが「熱海温泉」で、その存在感は関東の人間からすると、「ゴイスー!」としか言いようがない。

というのも。

数ある新幹線駅の中でも、温泉街にあるのは稀なにのに加え、東海・関西地方からの帰りに「温泉に入って疲れを癒したい...。」と思わされる、絶好の立地なのだ。

静岡・名古屋に行く機会がある石川にとっては、"ひかり" や "こだま" に乗るコトもそれなりに多く、「次は〜、アタミ〜」のアタウンスに、どれだけ疲労が蓄積しようと、座席シートからお尻が浮き上がり、手軽に舞空術を体験できるのだ。

きっと、脳内に温泉がイメージされるところで、抗重力筋作用の効きが良くなり、速筋群と遅筋群のバランスが整うのだと思う。

それだけ心的要素が身体に与えるモノは、「少なくない」ことが理解できる。

つまるところ、日本人には「温泉」はポジティブワードで、聞くだけでもメンタルに与える影響はあると考えている。

さて。

福岡に到着する。

「屋台」というワードが頭をよぎり、足取りが軽くなった。

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石川貴之
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