何事も当たり前な事はない
ZEROCARAのTOMOです。
「優しい人が知らない間に
あなたのもとを去る理由」
について、お話ししたいと思います。
皆さんの中で自分に対して
優しく、よく動いてくれる人が
知らない間に音信不通になったり
何も言わずに自分のそばから離れる事って
経験した事ないですか?
Aさんのケースで検証してみましょう。
Aさん
「あれ、そういえば〇〇ちゃん、最近連絡
取ってなかったな。ご飯でも誘ってみよっか」
と〇〇ちゃんに連絡を入れてみる。
Aさん
「〇〇ちゃん、久々にご飯でも食べに行かない?」
〇〇ちゃん
「いいよ。いつにしよっか?」
Aさん
「ちょっと、バタバタしているので
またスケジュール見て連絡するわ。」
〇〇ちゃん
「いいよ。また都合の良い日教えてね。」
その後、Aさんは忙しいという理由から
〇〇ちゃんとのご飯の件が記憶の奥の方に
埋もれてしまう。
ふとした時に思い出して、〇〇ちゃんに
連絡を入れる。
Aさん
「〇〇ちゃん、ごめんごめん。こないだ話ししてた
ご飯行こうっていう件、いつ行けそう?
ちょっとバタバタしてて、ごめんやけど
オススメのお店とかあったら、そこにしようと
思うから、選んでおいてくれへん?」
〇〇ちゃん
「いいよ。お店選んでおくね。〇日なら行けるよ。」
ご飯に行く当日
Aさん、待ち合わせの時間に遅れる。
理由はただ単純に直前までダラダラしていて
出発時間の目測を誤ってたことによる遅刻。
メールで
Aさん
「〇〇ちゃん、ごめんごめん。電車に乗り遅れ
ちゃって、時間少し遅れるわ。」
〇〇ちゃん
「いいよ、先にお店に入って待ってるね。
慌てずゆっくり来てね。」
そして、Aさんはお店へ到着して
遅れた事を軽くお詫びをしてご飯がスタート。
Aさん
「こないだ、こんなことがあって〜。
こうで、こうで、こんな感じで〜。」
「実はこんな良い事があって、ホント幸せやわ。」
などなど。
〇〇ちゃん
「へー、そうなんやぁ。良かったね!」
Aさんは〇〇ちゃんの近況にはあまり触れずに
一方的に自分の身の上話や自分の自慢話を
〇〇ちゃんにして、Aさんは気分が良くなって
ご飯は終了。
Aさん
「楽しかったわ。またご飯行こうね!」
〇〇ちゃん
「うん、いいよ。またいこうね。」
こういうやり取りがAさんと〇〇ちゃんの間で
何度も続いて、最終的に〇〇ちゃんと
音信普通になる。
〇〇ちゃんが「いいよ。」と言ってたのは
最終的に「お前、もうええわ。」という意味だと
いう事をAさんは全く気付かず、〇〇ちゃんは
Aさんの前から去っていく。
それである時、Aさんは〇〇ちゃんが自分を
敬遠している事に気付き、「〇〇ちゃんは
本当に失礼なやつ!あんだけやってあげたのに!」
と恨みを抱くようになります。
どちらが失礼なのでしょうか?
Aさんは〇〇ちゃんの行為を全てやってもらって
「当たり前」のように捉えてしまい
自分の居心地が良いので、何かしても
多少のことであれば、無意識レベルで
〇〇ちゃんは許してくれるだろうという
甘えが心の中にあるので、自分が失礼な事を
していることすら気付いていなかった。
これに尽きると思います。
〇〇ちゃんがAさんに何も言わずに去って行ったのは
途中でAさんの態度を見て、何を言ってもムダと
判断をしたからであり、「(もう)いいよ」という
言葉を残したのだと思います。
きちんと気持ちを伝えず去って行った
〇〇ちゃんも悪いという意見もあるかと思いますが
気持ちを伝えさせない雰囲気を作ったAさんに対し
〇〇ちゃん自身、Aさんは自分にとって
大切な存在ではないと判断した結果です。
大切でない人には丁寧に自分の気持ちを
伝えないですよね。
以上のことから、何事も「当たり前」な事は
ありません。感謝の気持ちは、その気持ちが
生まれた瞬間にそのまま相手に伝える。
その積み重ねが良好な人間関係の基礎となります。
自分が親しいと思っていても
相手は必ずしもそう感じていない場合もあります。
たとえ家族や仲の良い友達であっても
言葉を用いて、感謝の気持ちを伝えないと
相手には届きません。
「親しき仲にも礼儀あり」という諺があるように
感謝の気持ちが芽生えたのであれば
言葉を用いて、その瞬間、その瞬間に気持ちを
伝えることのできる人間になりたいですよね。
それでは今日も皆さんにとって
ステキな1日でありますように!