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推進力を高める腕の軌道とは?

推進力は、地面とどのような「コミュニケーション」を取るか?によって、その大きさが決まります。

ここでいう「コミュニケーション」とは、人と人とのコミュニケーションと同様です。伝え方が強すぎるとうまくいかないし、弱すぎてもうまく伝わらない。距離が近くても伝わらないこともあるし、遠くても工夫次第では伝わることもあります。

ランニングにおいて、例えば1kmを5分で走るという「アウトプット」を出すためには、それに見合った地面とのコミュニケーションが必要。地面にどのような力を、どれくらいの力で、そしてどのようなタイミングで伝えるのか?

そのコミュニケーションを構成する要件は様々ですが、今日お話しする「腕の軌道」も、求めるアウトプットを引き出すための重要な要素です。

これまでも、腕の動きに関しては様々な視点からお話ししてきましたが、今日お伝えする内容は、おそらく僕もこれまであまり言及してこなかったんじゃないかなーと。

そしておそらく、この視点で腕振りを考えてる人もそうそういないんじゃないかなーと。少なくとも、「腕振り YouTube」でググっても出てきませんでした。

というわけで、今日の内容に入りましょう。

今日のポイントは「鼠蹊部」です。

これまでも、手を鼠蹊部に置いたまま走ることで胴体(特に骨盤)の回旋が誘導される、ということはお話ししてきましたが、今日はそれをさらに発展させた内容になります。

それでは、こちらの動画をご覧ください。

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高岡 尚司(たかおか しょうじ) ゼロベースランニングクラブ・オーガナイザー 熊本国府高校陸上競技部長距離ブロックコーチ 鍼灸マッサージ師 ランニング足袋・開発アドバイザー ALTRA JAPAN アンバサダー 合同会社エフエイト・代表社員