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Vol.26 「軟球」で胸鎖関節を落とすタイミングを整える
「胴体回旋&落下(Trunk Rotation & Fall:TRF)スキル」とは、胴体の回旋によるエネルギーと、胴体の落下によるエネルギーを掛け合わせることによって、一歩の推進力を改善するスキルです。
さて今回は、「推進力を高めるための胸鎖関節の落下タイミング」についてお話しします。
あなたももしかしたら、足音がうるさかったり、速度がなかなか上がらなかったり、ハードワークするとふくらはぎがパンパンに張ってしまう、みたいなお悩みを抱えてらっしゃるかもしれませんね。
これらの問題、実は胸鎖関節を落とすタイミングがズレていることが原因かもしれません。
今日は、そのタイミングを整えるための「軟球を使ったドリル」について、わかりやすく説明します。
最大荷重のタイミングと胸鎖関節を落とすタイミングを揃える
一歩の推進力を高めるために、胸鎖関節を落下させるスキルがとても大切であることは、これまでにも言及してきました。
そのスキルのひとつに、「胸鎖関節を落下させる適切なタイミング」があります。このタイミングがズレると、着地が地面と衝突するようになり、推進力が減少してしまうんですね。
先に挙げた「足音がうるさい」「努力感の割に走速度が上がらない」「ハードワークするとふくらはぎがパンパンに張る」という問題の原因のほとんどは、この「地面と衝突する着地」にあると、僕は考えています。
その改善策としてオススメなのが、今回お伝えする「軟球を使ったキャッチ&リリースドリル」です。
このドリルを行うことで、胸鎖関節を落とすタイミングを整え、衝突する着地ではなく、推進する着地が身につきます。
それでは、こちらの動画をご覧ください。
では、実際にどのようにして胸鎖関節を落下させるタイミングを整えるか、動画の内容を解説していきます。
このドリルは、軟球を上に投げ、落下してくる軟球を手のひらでキャッチするというものです。
ここで重要なのは、キャッチするタイミングと手のひらの感覚です。
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高岡 尚司(たかおか しょうじ) ゼロベースランニングクラブ・オーガナイザー 熊本国府高校陸上競技部長距離ブロックコーチ 鍼灸マッサージ師 ランニング足袋・開発アドバイザー ALTRA JAPAN アンバサダー 合同会社エフエイト・代表社員