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胴体はひと塊で回旋するのではない

前回は「胴体回旋×低重心×腰高」のお話をしました。

ゼロベースけんけんぱ(KKP)ドリルによってこれらの動きがランニングフォームに定着することで…

1、脚の振り下ろし速度が上がり、着地点が身体の真下に近づくことで腰高になる

2、低重心によって、重力による「落下」の運動エネルギーを推進力に変換できる

3、胴体回旋によって、腱の弾性エネルギー活用が促進される

このようなランニングフォームの変化を促し、ランニングエコノミーを向上させることができうると考えています。

そこで今回は、3についてもう少し深掘りしていきます。

「胴体を回旋する」とひと口に言っても、胴体というそれなりに広いエリアの、どこに注意を向けて回旋すればいいのか?

この注意の向け方次第で、発揮できる腱の弾性エネルギーに大きな違いが生まれます。

胸郭と骨盤の回旋にはタイムラグがある

僕がいう「胴体」とは、胸郭・腹腔・骨盤のことを指します。

胴体回旋とはこれら3つのセグメントが回旋することですけど、では、これら3つのセグメントは同じタイミングで回旋するかというと、そうではありません。

つまり、胴体はひと塊で回旋するというわけではないということです。

実は、微妙なタイムラグがあります。ここの解像度が最近、僕の中で高まってきました。

こちらの動画をご覧ください。
https://youtu.be/Hq1MZWaH0SQ

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高岡 尚司(たかおか しょうじ) ゼロベースランニングクラブ・オーガナイザー 熊本国府高校陸上競技部長距離ブロックコーチ 鍼灸マッサージ師 ランニング足袋・開発アドバイザー ALTRA JAPAN アンバサダー 合同会社エフエイト・代表社員