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乳酸性作業閾値を改善するトレーニング法

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もっと速く、もっと楽に、もっと遠くへ走るために必要な「走り方」「練習方法」「筋トレ」「呼吸法」「エネルギー代謝」「自律神経」について情報発信しています| 書籍「ゼロベースランニン…
裸足でフルマラソンを2時間45分で走ったプロランニングコーチ&鍼灸マッサージ師だからこその視点で、…
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#ランニングエコノミー

Vol.14 LTインターバルで注目したい数値

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Vol.13 LTインターバルがランニングエコノミーを向上させる理由

ゼロベースランニングクラブで提案しているトレーニングメニューの主軸になっている「LTインターバル」ですが、このトレーニングの主な目的は「疲労をできる限り低減しながらLT強度のトレーニング量を積み上げる」にあります。 つまり「LT強度のトレーニング量を積み上げる」ことに、このトレーニングの要点があるわけです。この積み上げによってLTが向上し、結果、持久力が高まります。 ただ、このLTインターバルに関して最近、もう一つのメリットがあるなーと考えるようになりました。それが今日の

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Vol.12 結局、僕たちはなぜペースを落とすのか?

「そもそも僕たちはなんで、ペース落とすんだっけ?」 ものすごくシンプルな疑問ですけど、これって中長距離ランニングの本質に迫る上で、ものすごく重要だと思うんですね。 今日は、こんな超絶シンプルな疑問点から、走力を向上させるためのエッセンスについて考えていきます。 最優先すべき戦略は、何か?僕たちは、なぜペースを落とすのか? この疑問に対して、走る(競技の)距離の違いによって、どんな過程でペースを落とすのか?を考えてみます。 まず、僕が取り組んでいる1500mで考えてい

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Vol.9 LTインターバルの強度設定についての注意点

ゼロベースランニングクラブで推奨している「LTインターバル」ですが、前回もお話ししたように、このトレーニングの特徴は「ゼエゼエと苦しい強度では走らない」ということです。 ゼエゼエと苦しい強度で走ってしまうと、疲労が蓄積してしまって、結果的にLT強度でのトレーニング量、そして意欲が低下してしまいます。 ですから、LTインターバルは強度設定が最も重要となるわけです。ただ… これまでは「できるだけ苦しまないようにしてくださいね!」という論調でお話しているものの、もちろん、強度

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Vol.1 乳酸性作業閾値とは何か?

今回から数回に分けて、乳酸性作業閾値(Lactate Threshold:LT)についてお話していきます。 LTは、最大酸素摂取量(VO2Max)と走の経済性(Running Economy:RE)と並んで、走パフォーマンスを構成する3つの要素のひとつ。 マラソンはもちろん、トレイルランニングでも、ウルトラマラソンでも、5000mでも1500mでも、持久力が必要な運動のパフォーマンスを高めるためには、このLTをいかに改善するか?という視点が重要になります。 LTについて

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