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【雑感】チェーン店のメリット❓
<おじさんDX Vol 472>
チェーン店というのは、同じ看板の店舗なら一定の品揃えとサービスが全国どこでも受けられるメリットがありますが、提供側としてはそれで良いのか思うところがあります。
業務の簡素化もあって、例えば取り扱い商品や陳列も本部が決めて行われるのですが、働くヒトにどのような影響があるのかを違う視点で見てみました。
✅売り場づくり
陳列というのは、かなり人の心理を利用しています。
商品やサービスをお客様に購入して頂いて収益が得られるのですから、お客様が見やすい、取りやすい、見つけやすいコトも重要なのです。
しかし、売り場面積は限られています。陳列棚も一番売行きの良い目線のラインばかりに商品を陳列するコトは出来ません。
大手チェーン店を利用した際に店員さんの動きを見ていると、この陳列時に商品をどこに何を陳列するのかが書いた「棚割表」を見ながら陳列している光景が見られます。
棚割表の通り陳列すれば業務は済む筈なのですが...。
✅店舗の大きさが異なる。
✅商品棚数が異なる。
✅売れ残った商品も店舗によって異なる
✅陳列棚の幅が異なる場合もある。
こうなると、棚割表通りに陳列出来ないケースがあります。勿論、地域によって売れ行きの良い商品が異なる場合もあります。
✅売り場づくり=ヒトづくり
イレギュラーのようで現場では頻繁に発生しているこの売り場づくり問題。
棚割表の通りに並べるだけなら(画像や文字を見るコトが出来れば)早い遅いはあっても誰しも出来ます。
しかし、棚割表に無い商品、陳列しきれなかった商品はどうなるのでしょうか。
チェーン店は、規模によってアイテム数の変更こそありますが、これがかなり大雑把なのです。平均的な割合から算出されていますが、必ずしもピッタリという事はありません。
勿論その店にピッタリな数量やアイテム数なんてなれば、それこそ複雑化してしまい納品の遅延等の原因にもなるでしょうし、コストだって馬鹿にならないのです。
✅単純に並べるだけの作業なのか。
✅売れるコトを想像(創造)しつつ並べるのか。
同じような業務でも、違いがあるのです。
あふれた商品を如何にして魅力的な陳列をするのか...。
ここが売り場づくり=ヒトづくりの所以です。
✅3割の売り場は自分達の手で
全国各地、どこの店舗を利用しても同じ商品、サービスが受けられるコトがチェーン店の強味でもありますが、その強味は弱味にもなるのです。
現実的には、どこへ行っても同じなのが強味なのに、そこで働くヒトも違えば、地域性も異なるのです。
✅「これって…働くヒトやお客様にとって、本当に最適なのだろうか❓」
✅「もしや、業務の都合上になっていないか」
かと言って、一から百まで自分達で仕入れからアイテム採用、陳列や販促を行うのは膨大な労力がかかるだけでなく、あまりにも安定性がないところでしょう。
ですから私は「3割程度その店舗の個性を出していく」のが正解と思っています。残り7割は、チェーン店の強味を生かしつつというところです。
✅チェーン店舗でも基本は抑えたうえで得意不得意があっても良いと思う。
✅働くヒトにとって自分自身で創意工夫をした売り場づくりを推奨する。
✅お客様も楽しくなるような売場のある店舗って楽しいのではないか?
✅郷に入れば郷に従え的な地域性のある売場づくり。
淡々と作業をするのではなく、少しくらい手間をかけ、考えて行動するコトによって、仕事も楽しくなるのかな?と勝手に思っています。
それに個人の成長にもつながるのではないでしょうか。
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