【雑感】企業の公的評価制度って必要では?
<おじさんDX Vol 538>
本日の記事は、いつもと少々雰囲気が違いますので、予めご了承下さい。
企業がパワハラ防止を出来ない理由についてですが、以前に「パワハラ相談窓口が企業内で機能しない」という記事を書きました。
✅こんなニュースが…。
大手飲食チェーンでのパワハラ事件
事件の詳細は、Web上で見れますので、ここでは割愛しますが、予想通り企業内での相談窓口は機能しておりません。
あくまでもニュースに書かれたことが事実なら、外部(ユニオン)の協力があってやっと認めた様子です。処分は、当該の店長に原因があるというだけであって、企業のコンプラも感じさせないような対応と言わざるを得ません。
大企業でもこの程度なのか…と一瞬思った私ですが、企業の大小でパワハラ防止策の優劣が決まる訳でもありません。
厳しい言い方になりますが、経営にかかわる人達が烏合の衆。
とても言い方は悪いですが、企業単位でパワハラを防止しようという「本気度」が全く感じられないのです。
被害にあわれた方は、今も休職中という大変な事態になっています。
✅懲罰的に規制するしかない?
規則や規定は本来好ましくないのですが、ここまで稚拙ですと法規制するしかないと私は思います。
厳罰化や懲罰的にすると、経営リスクが高まってしまう、円滑な経済活動を妨げるという意見もあると思います。中には制度を悪用するような不謹慎な輩も出てくる可能性もあります。
しかし、いい加減もう辞めませんか。
私の狭い範囲で交友のある経営者の方達は、
もっともらしい理由をつけて厳罰に反対するのは、いまだにこうしたパワハラをすることによって、社員を洗脳し搾取するのを助けているのと同じです。
✅企業の評価制度
世の中数多ある企業で売り上げや収益につては、IRなどで公表されていますが、「働きやすい企業のランク等」は、正直言って入社してみないと分かりません。
会社の評価の高さというのは、何も収益や年商の高さだけではありません。
✅「働きやすい会社」という公的な評価を!
企業側が自己アピールするのではなく、公式な評価を労働者に情報として提供できないものか…。私がずっと思ってきたことです。
転職サイト等で企業の評判は見れますが、これって退職者が中心に書き込んでいますので、利害関係が絡む、バイアスが利いているという見方も出来ます。
ブラック企業撲滅は、世の中の為になるかは別としても、基準にかなわない会社は、会社として設立出来なくなるような仕組みを行えるのは、そう...政治の力なのです。
政治が本気でこうした労働者のコトを救済したいのなら、パワハラを防止出来ないような企業については、大小にかかわらず存続出来ないような世の中の仕組みを作って欲しいのです。
私個人が思うことなので頓珍漢で漠然としていますが、社会悪であるこうした企業が淘汰される以前に存続できないとなれば、少しはパワハラへの意識も変わるのではないでしょうか。