「知識」なくして「活用」なし

【定型表現】

定期テストでも入試でも、知識問題として出題されることはあまり多くはありません。しかし、こうした定型表現の知識なしに文章を読んでいると、内容を理解できません。その意味で、文章読解に直結する重要な言語知識です。

  1. 熟語とその意味を覚える
    例:「普遍」「未曾有」「弱肉強食」など
    特殊←→一般、主観←→客観など、対義語も合わせて覚えると読解に役立ちます。

  2. 慣用句とその意味を覚える
    例:「足を棒にする」「鼻が高い」など
    あくまでたとえなので、そのまま取るととんでもない勘違いをすることになります。

  3. ことわざとその意味を覚える
    例:「二階から目薬」「のれんに腕押し」など
    情景を想像すると、イメージがわいて覚えやすくなります。

  4. 故事成語とその意味を覚える
    例:「五十歩百歩」「矛盾」など
    由来となるエピソードを読んでおくと、関連づけで記憶が深まります。 

【文法】

定期テストでも多く出題されていますし、私立高校を中心に、入試でもよく出ます。国語が得意でも、この単元だけは苦手という子が非常に多く見られます。配点が高いとはいえませんが、得意にすれば差をつけやすくなります。

  1. 用語とその定義を正確に覚える
    例:体言/用言/自立語/付属語
    教科書に必ず書いてあるので、「~とは…である」と説明できるように覚えましょう。

  2. 品詞とその役割を覚える
    例:名詞/代名詞/動詞/形容詞/形容動詞/助動詞/助詞
    数が多くて大変ですがとても大切です。各品詞とも実際の例を出せれば万全です。

  3. 活用形を覚える
    例:未然形/連用形/終止形/連体形/仮定形※/命令形
    動詞・形容詞・形容動詞の後に来る語もセットで覚えると、問題対応が簡単です。
    ※古文の場合は已然形

  4. 活用の種類を覚える
    例:五段活用※/上一段活用/下一段活用/カ行変格活用/サ行変格活用
    覚えるべきポイントは決まっているので、全部を丸暗記する必要はありません。

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