『パッドマン 5億人の女性を救った男』
原題「Padman」
◆あらすじ◆
インドの小さな村で最愛の妻と新婚生活を送るラクシュミは、貧しくて生理用品が買えず不衛生な布を使用している妻のため、清潔で安価なナプキンを手作りすることに。生理用品の研究とリサーチに明け暮れるラクシュミは、村人たちから奇異な目を向けられ、数々の誤解や困難に直面する。そんな彼の熱意に賛同した女性パリーの協力もあり、ついに低コストで大量生産できる製造機の発明に成功。農村の女性たちに、ナプキンだけでなく、その製造機を使って働く機械も与えようと奮闘するラクシュミだったが……。
ラクシュミ、貴方の姿勢も英語もスピーチも最高だよ!!
本物のパッドマン氏と同世代の私の様に(質は別として)生理用品なんて初潮の時から普通にあった日本の女性にしてみればマジで驚きの現実が繰り広げられるからずっと「マジか!マジか!何でそうなるんだぁ〜〜〜〜!!」の連続。
男尊女卑が齎すインドの闇を身近に感じて民間スーパーマンの実話に最後は拍手さえしたくなった。
ただ、加えてショックだったのは、同じ女性達が全く自分達の地位を切り開こうとしない事。
先人の義母や賛同すべき妹達の理解の無さに苛立ちを覚えた。
そう言う意味で、女性の自立への足掛かりと言う視点も素晴らしい。