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映画感想『Mr.ノーバディ』

原題「NOBODY」

◆あらすじ◆
郊外に暮らす中年男のハッチは、自宅と職場を路線バスで往復すだけの退屈な毎日を送っていた。地味で特徴のない彼は暴力や衝突を避けて平和的に生きようとしているだけなのに、ついには妻にも息子にもバカにされる始末。そんな時、バスでチンピラ・グループと遭遇し、いよいよ理性のタガが外れてしまうハッチだったが…。


いやいやいやいや、超絶面白かったじゃないか!
完全に1200%好み٩( ᐛ )و
大好物❤︎❤︎

オープニングから惹きつけられっぱなしよぉ。

そして、なんと物語の本題が

『倦怠期夫婦の再生とその後のお互いへの理解度とそれに伴う危機管理』

だってんだから参ったわww。

とにかくオデンカーク氏演じる府抜けた夫ハッチの内なるマグマ炸裂までの"日常に蓄積される些細なストレス状況"と家族では幼い娘だけがハッチの拠り所と言う冒頭の説明部から既にこのチームのお遊び度がMAX!!

1. 演出の悪ふざけが甚だしい。テンポにテンポを重ねた畳みかけ方が半端無い!なんの刺激も無い同じ日々の繰り返しに疑問を抱かないのはそれが"ずっと"普通の日常だから。その普通を"敢えてやろう"とするのは実は無理なんだなぁ。そこんとこ勘違いしたのがハッチ氏だよね。

2.『ジョン・ウィック』のスタッフだからアクションはかなり本格的で見せ場作りに全集中!バス内のチンピラ相手の激闘は痛さ炸裂、酒瓶の割れたギザギザはヤメテー!!狭い空間のアクションはマジ目まぐるし過ぎてそれを観てる自分の"眼"を見てみたいといつも思うわ。

3.サウンドがお洒落さとハードさの使い分け抜群。パット・ベネターの「Heartbreaker」流れた日にゃ脳味噌がお祭り騒ぎに♫ 一体この映画はハードボイルドなのかコメディなのか?と自問自答の2時間ww


4. 『BTTF』でお馴染みの顔が後期高齢者のアサシン。ハッチの父親役だが息子へその遺伝子が全面受け継がれてるのを120%納得させる活躍ぶり。昔は生ゴミで時空を行き来してたのに今作では狂気を携えた熟練の帰還兵。後半はハッチの異母兄弟役RZAと大活躍!

5. 怒涛の銃撃戦、カーチェイスか〜ら〜のぉ〜・・・


おっとそれ以上は言えねぇ!

……いや、いっか。

ラストの秘密基地感満載な【トラップの館】が最高!!

あと【FRONT TOWARD ENEMY】(敵に向けろと書いた爆破武器)のシーンはお気に入りだな。

そして監督の頭の中は血みどろ(笑) でも猫ちゃんは愛してるのさ❤ 


取り敢えず続編期待する。

アナタはどっちの夫がお好き?的な?ww
刺激あり過ぎ~~~(๑˙❥˙๑)

2021/06/18