#ドラマ
映画感想『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』
◆解説◆
片渕須直監督がこうの史代の同名漫画をアニメーション映画化して異例のロングランヒットを記録し、国内外で高い評価を得た「この世界の片隅に」に、新たなシーンを追加した長尺版。
原作を読んだ時、一番惹かれたのがすずさんとリンさんの関係だったからこのバージョンをずっと待ってた。
2016年版に比べ、すずさんの女性としての描写が色濃く描かれているので更に人間の営みの艶めかしさが加わってこの作品の
映画感想『フォードvsフェラーリ』
原題「Ford v. Ferrari」
◆あらすじ◆
ル・マンでの勝利を目指すフォード・モーター社から依頼を受けた、元レーサーのカーデザイナー、キャロル・シェルビーは、常勝チームのフェラーリ社に勝つため、フェラーリを超える新しい車の開発と優秀なドライバーの獲得を必要としていた。シェルビーは、破天荒なイギリス人レーサーのケン・マイルズに目をつけ、一部上層部からの反発を受けながらもマイルズをチームに
映画感想『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』
原題「The Aeronauts」
◆あらすじ◆
1862年、ビクトリア朝時代のロンドン。当時では予測不可能と考えられていた天気の予測が可能であると唱えていた気象学者のジェームズは、荒唐無稽だと揶揄され、実験の資金も集められずにいた。そんな中、気球操縦士のアメリアに頼み込み、ジェームスは彼女の気球飛行に同乗することを許される。最愛の夫を亡くしたアメリアにとって、その気球飛行は悲しみから立ち直るた
映画感想『リチャード・ジュエル』
原題「Richard Jewell」
◆あらすじ◆
1996年、アトランタ。高齢の母と2人暮らしをしている不器用で実直な男リチャードは、警備員の仕事をしている最中に、多くの人でにぎわうイベント会場で不審なリュックを発見する。中身の爆発物に気づき、大惨事を未然に防いだ彼をマスコミはこぞって英雄として報道。
恐らく彼の計算と寸分違わず緻密に作られたCE御大の新作はまさに物事の本質をついた秀作だった
映画感想『ダウントン・アビー』
原題「Downton Abbey」
◆あらすじ◆
1927年、英国国王夫妻が訪れることとなったダウントン・アビーでは、グランサム伯爵家の長女メアリーが執事のカーソンを復帰させ、パレードや豪勢な晩餐会の準備を進めていた。そんな中、先代伯爵夫人バイオレットの従妹で何十年も音信不通となっていたメアリー王妃の侍女モード・バッグショーとバイオレットの間にぼっ発した相続問題など、一族やメイドたちのスキャンダ
映画感想『ジョジョ・ラビット』
原題「Jojo Rabbit」
◆あらすじ◆
第二次世界大戦下のドイツ。母のロージーと2人暮らしの10歳の少年ジョジョは、憧れのヒトラーユーゲントの合宿に参加する。想像上の友だちであるアドルフの叱咤激励を受けながら、クレンツェンドルフ大尉の厳しい訓練を懸命にこなしていくジョジョ。そんなある日、彼は、母がユダヤ人少女を自宅に匿っていることに気づいてしまう。
ナチスかぶれの少年が戦時下で見る物から
映画感想『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』
原題「The Peanut Butter Falcon」
お涙頂戴じゃなく、ダウン症のザックの人生に寄り添った程良い体温を感じる作品だった。人間なんて何かしら裏面を抱えてて真っ新なまま生きてる奴なんて居ない。寧ろこのザックの素直さや正直さに周りが癒されて観客はその姿に魅せられる。
全ての事は【一つの型】には嵌められない。
人は一人一人それぞれの価値観や存在意義を見出しながら生きている。
もし自
映画感想『スキャンダル』
原題「Bombshell」
アメリカ保守系メディアの代表とも言える【FOXニュース】で起きたセクハラ事件の映画化で尚且つ聖林を代表する3人の女優が演技合戦となれば観ない手は無い!
シャーリーズ・セロン×マーゴット・ロビーじゃ堪んないぜ!!
(ニコール御免(;^ω^))
で、観終わったらもう胸糞悪いったらありゃしない!!ロジャーめ!!
全米を揺るがせた2016年の実話がもう映像化されるって、こ
映画感想『Fukushima 50』
◆あらすじ◆
最大震度7に達する巨大地震により発生した大津波に襲われた福島第一原子力発電所。浸水によって電気が止まり、冷却できなくなった原子炉の温度が上がっていく。メルトダウンの危機に直面した発電所で、全体指揮を執る所長は、状況を把握できない本社や官邸の指示に憤りながらも、現場作業員を励まして危険な任務にあたる。
ド頭に「事実に基づく」と出る。
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『こ
映画感想『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』
原題「The Death & Life of John F. Donovan」
◆あらすじ◆
アメリカの人気俳優ジョン・F・ドノヴァンがこの世を去ってから10年。1人の新人俳優ルバートが、少年時代に交わしていたドノヴァンとの文通を公開する。やがてルバートは、そのときの記憶を回想してドノヴァンの死の真相を明かしていく。
この監督の作品はどうも相性が悪いと言うかいつもあまり惹かれないので観る気が無
映画感想『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
原題「Little Women」
◆あらすじ◆
19世紀、アメリカに暮らす個性あふれる4人姉妹。小説家を目指す次女は、執筆に励む日々を過ごしていた。姉と参加したパーティーで気の合う男性と出会ったが、やがて彼のプロポーズを断る。4人は、自分たちの信じる形で幸せを追い求めていく。
世界一有名な四姉妹の成長したその後の物語。
グレタ・ガーウィグ監督の抜群の構成力と脚色で男性優位な社会における性差別