災害に備えてのBCPとは?
今年の元旦に起きた能登地震は衝撃でしたが、日本に住んでいる以上、何時災害(地震・水害・家事)が発生するか覚悟が必要です。
報道を見ると、一般の住宅倒壊等は伝えるが、被害地域の商・工施設の被害報道は殆どありません。
調べれば大手数社の被害が出てきました。
●サンケン電気
●東芝
●村田製作所
●不二越
●信越化学
●日本ゼオン
●etc
ですが、中小企業・商店・飲食店等は不明ですが、壊滅的被害を受けていると思われます。
被災しても素早く立ち直る為に作成しておくのがBCP(事業継続計画)です。
防災とは違い、BCPとは、緊急時にも事業を途切れずに継続し、途切れたとしても早期の復旧を実現できる為の計画です。
具体的には以下のような事を事前に決めておきます。
1.地域及び事業所の被害想定
2.中核事業及び重要業務の選定
3.中核事業の目標復旧時間
4.従業員及び従業員の家族の安否確認方法
5.災害時の対応体制、BCP発動基準と指揮命令系統
6.情報システム、データ等のバックアップ
7.災害直後に連絡を取ることが必要な顧客、協力会社、取引先などのリスト
8.従業員の防災や事業継続の意識・知識の向上
9.人材育成にかかる任意の取組
10.定期的な訓練
11.BCPの定期的な見直し
12.BCPの運用をチェックする体制(事業継続に取り組む組織体制)
13.経営者のBCPの必要性の認識
ただ、決めおいても、いざという時に使えないのではダメなので、
BCPを発動する訓練を定期的にする必要があります。
また、BCP作成過程では実際の現場でどのような事が行われているか洗い出すので、経営者が知らない現場の取り決め等が発覚する事があります。
これにより生産性向上や新規事業のきっかけ作りとかになります。
ぜひ、BCP作成を考えてみてください。