動画生成サービスを触ってみた
ゼンリン東海の馬場です。
今回はDreamMachine、Runway Gen-2、KLING AIの3サービスを触ってみましたので、感想をそれぞれ書いていこうと思います。
比較のため、いずれもプロンプトのみから生成する方法を使用し、
プロンプトもSoraの紹介ページにある以下の動画と同じものにしました。
https://cdn.openai.com/ctf-cdn/paper-planes.mp4
プロンプト
A flock of paper airplanes flutters through a dense jungle, weaving around trees as if they were migrating birds.
(訳:紙飛行機の群れが、まるで渡り鳥のように木々の間を縫うようにうっそうとしたジャングルの中を飛び回っています。)
生成結果
Dream Machine
公式サイトでは2分で生成できると書かれていたのですが、
混雑のせいか生成に1時間ほどかかってしまいました。
紙飛行機というよりは、折りかけの折り鶴のような何かが飛んでいる動画となってしまいましたが、他2つも似たようなものだったので「紙飛行機が渡り鳥のように飛ぶ」映像の難易度が高いのかもしれません。
背景は指示通りジャングルっぽいものになっているほか、唯一視点が大きく移動する動画を生成してくれました。
Runway Gen-2
7月にGen-3 Alphaという新しいモデルが実装されているほか、
Turbo版が発表されたりしているサービスですが、今回は無料で使用できるGen-2を使用しています。
生成にかかった時間は2分ほどで、今回試したサービスでは最も早く生成を完了させることができました。
動画の内容としては、背景はジャングルらしくなっているほか、大きな破綻なく大群の映像を出力できているのですが、紙飛行機の群れに見えないほか、木々の間でなく上空を飛んでいるなどプロンプトの内容とのずれが大きいように感じました。
KLING AI
生成時のオプションとして速度重視と品質重視の2つがあるのですが、こちらも無料で使用できる速度重視を選択し、5分ほどで生成が完了しました。
背景については、指示通りジャングルの中を飛んでいる映像になりました。
ただ、「木々の間を縫う」ほどではないのと、羽ばたいているような動きが入るなどほぼ鳥になっている部分が気になる結果となりました。