お餅購入量1位!な金沢地元民に聞いた「お餅の食べ方」(アレンジレシピも)
こんにちは。全農米穀部のAです。
本年もよろしくお願いします。
お正月用に買ったお餅、余っていませんか?
私の実家では、年末にお餅をつき、元日から3日まで毎朝、父が作ったお雑煮を食べています。食べきれなかったお餅は冷凍保存(この期間は冷凍庫がお餅でパンパンになる…)して、3か月ほどかけて食べ切ります。が、大問題が。そう、だんだん飽きてくる“正月後の餅問題”…。
この年始こそ美味しく食べたい!というわけで、お餅に詳しい人たちに美味しい食べ方を聞いてみたいな、と思い立ちました。
でも…「お餅に詳しい人」って誰だろう?お餅に詳しい人⇒お餅をたくさん食べている人?と、お餅の消費量ランキングを調べてみたら…。都道府県庁所在市及び政令指定都市のなかではなんと、金沢市が圧倒的な1位だそう。1世帯あたりの年間の支出は3,000円ほど。全国平均の1,700円の二倍近く。
(出典:「家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング (2021年(令和3年)~2023年(令和5年)平均」より)
というわけで、そんなお餅大好き金沢地元民においしいお餅の食べ方を聞いてみました(余ったお餅の消費のつもりが、逆にお餅が足りなくなってしまうかもしれません!)
餅の購入量1位!金沢の地元民に聞いたお餅の食べ方
お餅購入量1位!は金沢市ということで、そんな金沢市に拠点がある全農石川県本部の米穀部の皆さんに「お餅の食べ方」を聞いてみました。
結果はこちら↓
「角餅?丸餅?」と「食べる頻度」に関しては想定内でしたが、私の関心を引いたのは、お餅の焼き方と食べ方です。私にとって定番のトースターだけではなく、電子レンジやフライパン派も一定程度いるなんて…(びっくり)
そこで、まずは “焼き方”を比べてみました。
まずは【王道のトースター】
1200Wのトースターで焼き色がつくまで7分ほど焼く。火を止めて、そのまま1分ほど放置するとふっくら焼きあがる。お餅が破裂すると網にくっつくので、掃除が大変だけど、カリカリ度もモチモチ度もバランスがとれている。
続いて、【電子レンジ】
水30mlを入れて、ラップはせずに600Wで1分30秒。加熱しすぎると水分がなくなり固くなってしまうので、様子をみながら加熱するのがよい。表面も柔らかくモチモチでしっかり伸びる。
続いて、【フライパン】
中火より少し弱火で片面5分ずつ計10分。好みで焼き目をつけられるし、破裂することもなく、テフロン加工のフライパンであればくっつくこともない。表面はカリカリ弱、中はずっしりした粘り気。
最後に【グリル】(←やってみてとおススメしてもらった焼き方)
グリルで3分ぐらい。上からも下からも加熱されるのであっという間に焼けるので、焦げないよう破裂しないよう細心の注意を払う。トースターよりも表面のカリカリ度も高く、もっちり伸びるので、わたしは一番好み。
次に、王道の食べ方を試してみました。
金沢地元民に教えてもらった食べ方
まずは王道6選(きなこ・醤油・海苔醤油・あんこ・砂糖醤油・大根おろし)
きなこ餅
醤油餅
あんこ餅
砂糖醤油餅
海苔醤油
大根おろし餅
さらに、王道以外にもとっておきの食べ方があるとの耳より情報も教えてもらったのでご紹介します。
金沢地元民に聞いた!これは試したい3選
〇醤油+マヨネーズ+七味
焼き餅にマヨと醤油、七味をふりかけるだけなのですが、餅の香ばしさ、マヨのコクと醤油の塩味が絶妙で晩のつまみにもなる。
〇黒砂糖はさみ
優しさ100%の味わいで、「黒砂糖餅」を手軽に味わえるのも嬉しい。焼き餅で再現しましたが、レンチン餅の方が黒糖とお餅が絡み合ってよさそう。
〇海苔だけ
餅と海苔それぞれの美味しさを堪能できる一品。フライパンで焼いたずっしり重めの焼き餅で愉しみたい。
〇豆板餅
蒸した黒豆をまぜ込んだお餅なのですが、少しだけ塩の入ったお餅と黒豆の香ばしさが絶品です(初めて食べました)。もっちり、コシが強くて伸びは控えめで、お酒にも合う(絶対)。
せっかくなので…
お餅を主役として存分に味わえたので、今度は普段作る料理の材料の一つとしても楽しんでみたいと、手軽なお料理レシピも考えてみました。どれもフライパン一つでできます。
〇チーズ明太餅ドリア(2人分)
〈作り方〉
薄皮を除いた明太子とこんぶ茶、クリームソース、マヨを混ぜ合わせてソースを作る。
耐熱容器に温かいごはん、明太ソース、チーズ、切り餅(6等分)を載せて、グリル(オーブンでも)で焼いて、刻み海苔を散らす。
〇餅の新食感お好み焼き
<作り方>
米粉、卵、水、山芋、鰹節粉、塩を入れてよく混ぜ、粗めのみじん切りにしたキャベツ、6等分した切り餅を加えてざっくり混ぜる。
フライパンにサラダ油(分量外)を入れ、生地を流し込み、豚バラをのせて、蓋をして5~6分蒸し焼きにして、反対面も同じように焼いたら、最後にソース・マヨなどをかける。
〇エビとカブの餅アヒージョ
〈作り方〉
小さめのフライパンにオーリブオイル、ニンニク、唐辛子を入れて、ニンニクの香りが立ってきたら、6等分にした餅、エビ、カブ、ミニトマトを加えて、中火で4~5分ほど煮て、材料に火が通るまで炒める。
塩コショウで味を調えて、パクチー(パセリでもよい)を添える。
〇新定番 春菊の菜餅
<作り方>
春菊を茹でて、水気をよくきり醤油・砂糖・白ごまで味付ける。
角餅を6等分にして、耐熱容器に水とお餅を入れて、レンチンする(600W 1分半)。レンチンしたお餅を春菊の胡麻和えとあわせる。
〇レンチンで彩り餅ピザ
<作り方>
切り餅は厚さを半分にしてから、クッキングシートを敷いた耐熱皿に並べ霧吹きで水をかけ、ラップをしてレンチン(600W 4分)。
お餅を平にして、ピザソースをぬり、ピザ用チーズを散らしてからトッピングの具材(スイートバジル以外)を並べ、さらにチーズが溶けるまでレンチン(600W 2分)、最後にスイートバジルを散らす。
〇豆乳餅茶漬け
<作り方>
豆乳を温めて、お茶漬けのもとと焼き餅を入れる。(わさびを添えてもおいしいです)
〇デザート春巻き
〈作り方〉
春巻きの皮に、スティック型にカット(縦に3等分)した切り餅とあんを入れて包み、フライパンに油を1センチほどひき、揚げる。
お正月や特別な日に食べることが多いお餅ですが、日常の食卓にも手軽に取り入れられるので、ぜひ試してみてくださいね!