大葉は脇役?いやいや主役級の食材だと主張したい
こんにちは。JA全農 広報部 note編集部員のFです。皆さんは大葉、お好きですか?私は毎買い物で買うくらいに好きです。お刺身の脇役のイメージが強いかもしれませんが、実は主役級のポテンシャルを持つ食材だと思っています。今回はその魅力とおすすめの食べ方を紹介します。
名脇役の大葉。でも家ではあまり使われない食材
お刺身の添え物として使われることの多い大葉。鮮やかな緑色と独特の爽やかな風味で、主役であるお刺身を引き立てる名脇役です。
植物としては「しそ」と呼びます。しそは、赤じそと青じそに分類され、その青じその葉っぱの部分が大葉として販売されています。
そんな大葉、多くの人に知られている食材ではあるものの、家庭での出番は少ないのではないでしょうか。
大葉、主役もできます
私はそんな大葉が、冷蔵庫に常備する勢いで使えるすてきなお野菜だと思っています。長年、織田信長の脇役として描かれていた明智光秀だって、大河ドラマの主役になるこの令和。大葉も下克上して主役になれるはず。いや、私の中ではすでになっています。
なぜ大葉が主役級にすてきなのか。
大葉の何がいいのかって、まずはやっぱりその風味
大葉の何がいいって、1に風味、2に風味、3、4が無くて5に風味だと思います。あの独特の個性的な爽やかさ。たらこパスタによく大葉が載っていますが、その大葉が時折口に入りますね。そのとき、ずっとたらこ味で押しの営業をされていた舌をさらりと休ませてくれます。まるで猛暑日の夕立のあとに吹く一陣の清涼な風。そんな風味がたまりません。
その風味が他の食材の味とけんかしないところも、好きです。和洋問わず、大葉を添えると料理がアップグレードする気がします。
大葉はどんな料理でも主張しつつ全体をよくしてくれる、個性的なのにどんなプロジェクトでも的確なフォローで成果をレベルアップするスーパー人材のようです。もし「自分を食べ物に例えると?」って聞かれたら「大葉を目指しています」って答えようと思います。
下ごしらえ不要!使いやすい
風味という魅力に加えて、手間をかけず食べられる食材という点もうれしいです。生でも食べられ、皮剥きは不要。下処理といえば、茎の部分を取り除くくらい。それに、葉を刻む作業は包丁を使わずに手でちぎってもOK。まな板と包丁要らずでとても使いやすい野菜です。
大葉が主役級なおすすめの食べ方
大葉の食べ方の私的おすすめベスト3をご紹介します。
ごはんに混ぜるだけ!大葉ごはん
レシピというほどの情報でなくてごめんなさい。でも、ご飯と混ぜるだけでうまいです。テンション爆上げです。いりごまもあるとなお良しです。
和洋の協奏、粋な大葉トースト
トーストの具としても使えます。食パンに、マヨ + 大葉 + (お好みでトマト/ツナ/ちくわ/シラスなど) + チーズを載せて焼くだけ。和洋のいいところが合わさった粋なトーストです。
しそチーズささみフライ
これは数ある大葉メニューの中で、考えた人は天才だなと思う品の一つです。でも自宅だとフライはいまいちカラッと揚がらないですし、何より面倒なので、私はお総菜一択です(余談ですがフライを温める時は、電子レンジでぬるめに温めてからトースターで焼いて表面をカリッとさせるのがこだわりです。あ、誰もきいてないですね)。
大葉の保存は湿らせたキッチンペーパーに包んで
最後に大葉の保存方法について。売っていた時の袋に入れっぱなしにしたくなりますが、
1. 湿らせたキッチンペーパーに包む
2. チャック付きの保存袋に入れる
3. 冷蔵庫で保存
という手間をかけると長持ちします。ちょっと面倒ですが、お試しを。
独特の風味でお料理をおいしくしてくれる上に、調理に手間のかからない大葉。みなさんもぜひ、次のお買い物で買ってみてください!
実は、しそはプランターで栽培することもできます。葉(これが大葉ですね)だけではなく、出てきた芽や花、実もすべて食べられるので、チャレンジしてみると食卓の幅が広がるかもしれません。
しその栽培方法は全農の広報誌「Apron」でご紹介しています。
https://apron-web.jp/saien/8879/