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#007 防災気象情報伝達の改善内容について_その3

暑い日が続いております。
7月の後半からほとんど毎日のようにゲリラ豪雨に関するニュースを目にしておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

前回、前々回と、国土交通省と気象庁が行った「防災気象情報の伝え方の改善に関する検討会」での取組の発表をお伝えして参りました。

【主な取組】
・線状降水帯による大雨の半日程度前からの呼びかけ
・キキクル(危険度分布)「黒」の新設と「うす紫」と「濃い紫」の統合
・大雨特別警報(浸水害)の指標の改善
・指定河川洪水予報の反乱危険情報を予測でも発表

今回は残り2つについて詳細を見ていきたいと思います。

大雨特別警報(浸水害)の指標の改善(令和4年6月30日~)
「特別警報」は、50年に1度の大災害につながる気象警報という定義でしたが、「大災害」と「特別警報」が、キキクル(危険度分布)と連動し、大規模な浸水害を高い確度で適中させるよう指標や基準値を設定し直しました。
具体的には、災害発生との結びつきが強いキキクル(危険度分布)の技術を用いることで、災害が発生・切迫している警戒レベル5相当の状況に一層適合した大雨特別警報(浸水害)になるよう改善が行われました。

■指定河川洪水予報の反乱危険情報を予測でも発表(令和4年6月13日~)
河川の増水や氾濫などに対する水防活動の判断や住民の避難行動の参考になるよう、予め指定した河川について(「指定河川」:109水系、298河川、2018年3月30日現在)区間を決めて水位または流量を示した洪水の予報を行っています。
指定河川洪水予報の氾濫危険情報を、現在は危険水位に達した時点で、その実況に基づいて情報を発表しています。しかし、今後は、実況に加え、水位が急激に上昇し、3時間以内に、氾濫する可能性がある水位に到達する見通しとなった場合に、予測に基づいて氾濫危険情報を発表できるように改善を行いました。

国交省・気象庁の「出水期から行う防災気象情報の伝達の改善」が示され、災害発生時には、正確な災害情報の入手と適格な判断に基づく早期の避難行動の開始などが示されています。
内閣府は、これに加え、災害に対する家庭での備えについて、以下の通り対策を紹介しています。

こちらは介護施設にも通じる部分ですので、是非施設での対策にご活用下さい。

【Point】ご家庭・施設での対策
家具の置き方
転倒防止、出入り口をふさがない配置、枕元に懐中電灯、スリッパ、ホイッスルの備え付け
食料・飲料の備蓄
飲料水3日分(1人1日3リットル)、非常食、トイレットペーパー、マッチ、ろうそく等
非常持ち出しバッグの準備
飲料水、食料、貴重品、救急用品、ヘルメット、懐中電灯、衣類、洗面具、医薬品等
家族同士の安否確認方法
災害伝言ダイヤル、災害用伝言板、安否確認システム、家族の避難場所の事前指定
関連お役立ちサイト
内閣府防災サイト(https://www.bousai.go.jp/)、TEAM防災ページ(https://bosaijapan.jp/)、政府広報オンライン(https://www.gov-online.go.jp/

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