【卒業生の軌跡 #05】この仕事の目的はなに?自問自答が成長のカギとなった内定者インターン
ZENKIGENでは、セールス、PR、デザインと幅広い職種でインターン生として学生の皆さんが活躍してくれています。本記事はシリーズ「卒業生の軌跡」第5弾です!
シリーズ「卒業生の軌跡」は、限られた期間にその貴重な時間をZENKIGENメンバーと共に過ごし、活躍してくれたインターン生がZENKIGENでの日々を振り返った軌跡を辿ることができるものとなっています。
第5弾は、23新卒の内定者としてPRチームで1年間インターンをした岡村 百花さんです。
インターン生紹介
岡村 百花(おかむら ももか)
2000年12月14日生まれ
中央大学法学部法律学科 卒業予定
専攻:刑事政策
アルバイト経験:学習塾、飲食チェーン店のホール、宅配寿司のドライバー、長期インターン2社(営業、採用広報、etc)
趣味:バイクでツーリング(愛車Ninja250R)
インターン期間:2022年2月〜2023年3月(PRチーム)
ZENKIGENとの出会い
きっかけ
大学3年生の夏ごろ、スローガン株式会社が運営するサイト「Goodfind2023」を利用して様々な企業の採用説明会に参加していました。人事だけでなく、代表取締役が登壇する場合も多く、そういった方々のキャリア論を垣間見ることができてとても楽しかったため、片っ端から説明会に参加しました。そんなある時、いつものようにサイトをチェックしていたら、まだ参加したことのない面白そうな説明会を見つけました。
タイトルは『採用説明会|代表取締役CEO登壇 人の能力が最大限発揮されるための事業を開発する少数精鋭HR-Techカンパニー』。
興味関心から申し込み、参加してみたことが、ZENKIGENとの出会いでした。
採用説明会は「説明会」という名前の通り、企業の概要や魅力などを説明するのが一般的ですが、ZENKIGENの採用説明会は一味違いました。予定されていた90分のうち、ほとんどが代表取締役CEOの講演(「これから社会へ出る皆さんへ/市場価値をあげるキャリア」)で、会社説明は残りの10分くらいでした。もはや、ZENKIGENという会社のことは深く分かりませんでしたが、講演での熱いお話にすごく心を動かされたことで、「この方が経営している会社はどんな会社なんだろう、もっと知りたいな、聞きたいな」と思い、今までになかった入口からZENKIGENに興味を持ちました。
ZENKIGENに内定承諾をした理由
興味を持って実際に応募し選考に進む中で、1次面接では冒頭で会社説明をしていただき、2次・3次面接と進む度にどんどんZENKIGENに魅了されていきました。私が企業選定において大事にしていた事業内容や会社規模などの基準・条件はもちろん全てクリアしていましたが、何よりも会社のVisionへの強い共感と、選考を通して感じた皆さんの強い思いに触れたことが大きく影響し、いつしか第一志望になっていました。私もここで挑戦して、ZENKIGENを今よりも大きくしていきたい、その一員になりたいという思いから入社を決意しました。
なぜZENKIGENで内定者インターンを始めたのか
内定者インターンを始めた理由は、入社前に社内の雰囲気を知り、皆さんとコミュニケーションを取りたいという思いがあったからです。
手前味噌ですが、私が就活で選考に参加させていただいた企業の中で一番選考体験が良かったのがZENKIGENでした。その一方で、選考体験があまりにも良かったが故に、何かしらの欠点があるのではないかと疑っていた自分もいました。(笑)
しかし実際に働いてみたら、「社内の雰囲気が良いとは限らないだろう」「面接官だけが特に優れた方々なのではないか」と少しでも疑っていた自分が情けなく馬鹿馬鹿しく思えるほど、選考での印象と実際に働いてみて感じた社内の雰囲気にはギャップがありませんでした。
仕事内容
インターンではPRチームに配属され、主に2つの業務に取り組みました。
ZENKIGEN公式noteの運用ディレクション
毎月2本の記事を投稿することを目標として、直近1年間で公開された記事については全てディレクションを担当させていただきました。
PRチームが発足したのは実はまだ1年半前のことで、私がインターンで入った時はちょうど半年が経ったくらいの頃でした。PRチームが立ち上げるまでは、ZENKIGEN公式noteは有志の社員が通常業務の傍ら運用していたのですが、PRチーム発足以降、前任のインターン生が半年間noteの運用を務めていたのを私が引き継いだ形になります。
noteのディレクションは、記事の企画立案から、記事ごとの関係者とのやり取りやスケジュール調整、インタビュー、執筆・編集、デザインチームへの素材作成依頼など、一から全てのフローをリードしていく役割を担います。1つの記事が公開されるまでには、多方面との連携が必要となります。そのため、ディレクションを通じてPRチーム以外のharutaka事業部やrevii事業部、データサイエンティストやエンジニア、デザイナー、研究員、取締役など、社内の様々な方々とコミュニケーションを取ることができました。業務を通じて様々な職種の方と関われることができるのはPR業務の一つの魅力であると感じたとともに、内定者として入社前に皆さんと深く関われたことはとても貴重な経験となりました。
『Twitterライザップ』プロジェクトの推進
社員個人のTwitterアカウントのフォロワー数を3ヶ月で1,000フォロワーにするという社内プロジェクトを立ち上げ、取り組みました。
プロジェクト開始前に社内でTwitterセミナーを開催し、ぜひ参加したいと手を挙げてくださったメンバーとプロジェクトを始動しました。結果としては見事全員が1,000フォロワーを達成することができました。普段関わりが少ない社員の方々とも一つのチームとなって取り組めたことがとても嬉しかったですし、自らがリーダーとなって参加メンバーを鼓舞しながらプロジェクトをリードできた経験はとても良い経験となり、自信にも繋がりました。現在でも当時のTwitterセミナーのアーカイブ動画をみて、「今、Twitter頑張ってみているんだ!」と声をかけていただくこともあり、とても嬉しいです。
印象に残っていること
チームディスカッション
PRチームは、事業部を兼任しているマネージャー1名とPR専任のメンバー1名で構成されており、それぞれの役回りで日々動いています。そのため、毎週1時間の定例ミーティングを設けており、前半30分で業務の進捗共有や相談を行い、後半30分は毎回テーマを変えてチームでディスカッションを行っています。テーマはビジネスの話題や時事問題、人生において大切にしている価値観など多種多様で、様々な話題でディスカッションをすればするほど、それぞれの本質的な考えや価値観を知るきっかけとなり、とても有意義な時間でした。
取材・インタビュー
noteのディレクションを通じて社内の様々な部署の方々と連携する機会が多く、特に普段関わりの少ない部署の方々と連携するときは、記事に関わる質問はもちろんのこと、個人的に聞いてみたかったことを聞くことができ、多くの収穫がありました。取材・インタビューを通じて皆さんのことを知るきっかけができ、社内で会話する機会が増えただけでなく、ZENKIGENという会社に対する理解を深めることもできました。
学び
量よりも質、数値よりも目的意識
私は、以前の長期インターン先で採用広報の業務を経験していたことがあり、当時もnoteと同じような仕様の媒体を扱っていました。その時は1ヶ月あたりのページビュー数(PV数)や記事投稿数が目標として毎月設定されており、その目標達成に向けて業務に取り組んでいました。そのため、無意識のうちに「仕事には数値目標がつきもの」という概念を持つようになっていました。
ZENKIGENで内定者インターンを開始し、PRチームでnoteのディレクションを任された時は、以前のインターン先と業務内容の互換性が高かったこともあって、正直あまり大きな心配はなく、むしろ少し自信がありました。
しかし初めてのnoteミーティングの際に、「記事を継続的に投稿できる運用の基盤を作りたいから、まずは月に2本記事を投稿することを目標にしよう」と言われたため、PV数などの数値目標について尋ねてみたところ、「いや、あえてPV数などの目標は設定しないよ。」と言われたのです。この"あえて”設定しない理由にこの後気づくことになるとはつゆ知らず、その時の私は「数値があった方がモチベーションが上がるのにな〜!」と恥ずかしながら呑気に考えていました。
ZENKIGENには厳格な校閲機関があるわけではありませんが、外部に公開される記事についてはしっかりと広報チェックが入ります。
そしてインターン開始から数ヶ月後、初めて自分が執筆した記事のチェックを依頼した際に、私は今までの取り組み方を大きく反省することになります。なぜなら、投資元やベンチャーキャピタルに読まれたら恥ずかしい誤字脱字や、記事を読んでいて届けたいターゲットや伝えたい内容が何かが分からないなど、たくさんの修正点やコメントが記載されて初稿が返ってきたからです。構成自体からやり直しになったこともありました。
そこではじめて、それまでの私は「数値目標の達成」が全てであり、目標達成さえすれば評価される、期待してもらえると思い込んで、「評価」に囚われて仕事をしていたことに気づいたのです。今思えばとても恥ずかしいお話です。「上司から評価されたい」という狭い視野でしか仕事ができないうちは、人は大きく成長できないと今は強く感じています。
人や感情に左右されながら他人から評価されるために仕事をするのではなく、どんな目的意識を持って、何を成し遂げたいのか。目の前の自分の業務に置き換えるならば、なぜ自分はこの記事をディレクションしていて、記事を通じて読者に何を伝えたいのかという目的意識を持って取り組むことが重要であり、それが業務の本質です。そのことに気づいた時に、前述したあの"あえて”の意味を痛感しました。
数値はわかりやすい目標になりますが、いつしかその数字に惑わされて近視眼的になり本来の目的を見失い、数字が何よりも大切だと感じるようになってしまうのではないでしょうか。"あえて"PV数などの数値目標を設定しなかったのは、そういった弊害を防ぐためだったのではないかと思います。
ZENKIGENはコトに向かう組織です。物事の本質を考え、目の前のことだけではなく、2歩3歩先のことを考えて行動している組織だと感じています。私はこの経験から仕事において大切なことを学ばせていただきました。
それからというもの、仕事への在り方が大きく変わりました。
他人から評価されることでしか自分の価値を感じられていなかったことに気づけたおかげで、他人軸で生きるのではなく、自分軸で生きようと思うようになりました。代表の野澤はよく「自分の人生を生きよう」と言いますが、改めてこの言葉の本質、そして自分の人生の主人公は自分であることを胸に刻みました。
もちろん、人間はすぐには変われないので、他人と比較して落ち込んでしまうときもあります。それでも自分は幸せ者だなと日々感じれるようになったのは、自分の人生を生きるようになったからだと思っています。
最後に
たくさん悩んで、自問自答して、3歩進んでは2歩下がりながら自分を見つめ直した1年でしたが、その分多くの新しい視点や大切なことを吸収し、自分のものにできた1年でした。インターン期間に関わって下さった全ての方に感謝申し上げます。
PRチームで活動した1年間の経験を糧に、入社後の新たな配属先でも常に目的意識を持ちながらコトに向かい、自分の人生を生きられるように邁進してまいります。
ZENKIGENに興味があり、もっとZENKIGENを知りたいと思っている学生の方がいらっしゃいましたら、私は胸を張ってPRチームでのインターンをおすすめします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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