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イカロスの翼

夕凪禅次郎
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※試聴版。オリジナル版(03:35)は購入後に視聴可能。

イカロスの翼
      作詞・作曲 夕凪禅次郎

空飛ぶ鳥になりたくて 
来る日も来る日も空を見上げ
夕日が消える一瞬にぼくは神に祈る
水を運ぶことが生きる営みなら
ぼくは何のために生まれてきたんだろう 
限りある時を
空飛ぶ鳥になりたくてぼくは神に祈る

メタルの鳥が飛んだ時 
人は神さえも超えたのか?
数千年の時が過ぎ空も奪ったのに
彼方は遠ざかり欲望はあふれる
人は何のために生まれてきたんだろう 
限りある時を
空飛ぶ鳥になりたいと願ったはずなのに

解いた鎖のその後で 
人は飛ぶことに慣れてゆく
気付けば僕の体には自由が絡みつく
水を運ぶことも生きる喜びだと
誰かがそう言ったそんな声が聞こえた
はるかな昔から
空飛ぶ鳥になりたくて人は空を見てた
人は空を見てた





震災後、猫も杓子もチャリティライブで、いささか辟易していたんですが、へそ曲がりな俺はなんとなくチャリティブームが去ったあとチャリティライブに出始めました。
そのとき聞いたみんなの震災ソングは、前向きで勇気と希望を歌っていて、改めてネガティブな自分に気付かされました。
俺が作ったのは「神様を恨む唄」と「行き過ぎた文明を悔やむ唄」でしたから(笑)
その、後者がこの歌です。
イカロスは飛ぶことを拒否されたわけではありません。
太陽に近づきすぎたから翼が溶けてしまったんです。
その「近づきすぎた」とはどこからなのか?

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