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【第36回東京国際映画祭】ペマ・ツェテン監督『雪豹』僧侶と雪豹のファンタジックな絆
<作品情報>
本年5月に急逝したチベット人監督ペマ・ツェテンの最後の作品のひとつ。舞台は白い豹が生息するチベットの山村。若いチベット僧と豹との交流をファンタジックな設定の中に描き、人間と動物の共生の可能性を問う。
<作品評価>
70点(100点満点)
オススメ度 ★★★☆☆
<短評>
上村
安定のペマ・ツェテンクオリティーで僕は好きでした。ジンパの演技がちょっとオーバーなのが気にはなりましたが。
星空に雪豹の絵面が強すぎました。惚れ惚れするほどの映像美。
雪豹と、なぜだか雪豹と縁のある僧侶がファンタジックな絆で結ばれる物語で、『心と体と』や『ライフ・オブ・パイ』なんかを連想しました。
少し話がとっちらかったのは否めないものの、とても美しくペマ・ツェテンらしい作品でした。いい作品を今までありがとうございました。
クマガイ
良い意味で意表を突かれた作品でした。
雄大なチベットの草原とそこに佇む雪豹の姿は非常に壮観でした。
何より凄いなと思ったのはVFXですね。
本作の動物はだいたいVFXで合成されているようなのですが、人間の役者たちのアンサンブルもあり、とても自然に映っていました。
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