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抗体詩護符賽

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#日記

「抗体詩護符賽」映画について(1)

中学2年生、誰よりも先に部活を辞めた私は、複雑な気持ちで彼らの練習を眺めていた。やっとあ…

Zenarchy
3年前
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「抗体詩護符賽」ライアントレカーティンと私

空港に着陸したのは夕日が沈む少し前だった。遡ること1時間ほど前のこと。私は飛行機の窓から…

Zenarchy
2年前
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「抗体詩護符賽」トシヤさんは「何も問題ない」と言った

「何も問題ないよ」 トシヤさんは事あるごとにそう発した。 「音楽かけていいですか?」 「…

Zenarchy
2年前
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「抗体詩護符賽」迷子について(3−3)-あれのこと〈3〉−まとめ−

 「あれ」がアスペクト転換の一種だという認識に至り、私の長年の捜査は一先ず終わりを迎えた…

Zenarchy
4年前
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「抗体詩護符賽」迷子について(2)−山登り−

もう正確には何年前の事だか思い出せないが、十年ほど前のある冷え込んだ冬の日の朝、私は起き…

Zenarchy
5年前
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「抗体詩護符賽」迷子について(1)−そして朝を始めた−

起き抜けに、未だカオスが抜け切らぬ部屋を眺めていた。 バラバラに飛び散ったガラスの破片が…

Zenarchy
5年前
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「抗体詩護符賽」ドイツ銀行と私

ドイツ銀行と私の間には何の繋がりもない。私は数年前までドイツ銀行という存在すら知らなかったし、ドイツ銀行の関係者は勿論誰一人として私のことを知らないだろう。ドイツ銀行と私の間には全く関係がないのだ。しかし私の中には一つだけドイツ銀行に関しての強烈な記憶が存在する。あれ以来私は一方的にドイツ銀行に対して特別な気持ちを抱いている。 あの日、私達はニューヨークはクイーンズのマンションの一室でKが買ってきたマクロビ弁当を食べオレンジジュースを飲んでいた。Kには何かの迷信かわからない

「抗体詩護符賽」ヴィトゲンシュタインと括弧的感覚

ところでここ数ヶ月、数学とプログラミングの勉強を進めている。なぜそうなっているのかを振り…

Zenarchy
6年前
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