「 途上国=貧しい 」は絶対間違いなのがわかるコラム。
■貧しいのは実は日本人だという現実。
あなたは「 貧しい 」と聞いて何を想像しますか?
お金がないが故に家がなく、着る服も食べるものも限られてるような感じで「 経済的に貧しい 」と考える日本人がほとんどでしょう。
そう、先進国の人間は無意識に貧しさの尺度を経済でしか見ないなんです。
でもその人が貧しいかどうかを経済を基準にしてしか見ないと判断を誤るし、正しい知識を得ることにもなりません。
なぜ僕がそんなことを言えるのか?
なぜなら、東南アジアの国民の平均月収が3、4万円のカンボジア🇰🇭で2年半以上、週5、6回、経済的に貧しい人たちと密接をしながら学校に行ってない子どもたちに学習支援活動をしてきたからです。
今日は僕のこの経験からあなたに本当の貧しさというのをお教えします。カンボジア🇰🇭などの途上国に住んだ人にしかわからないことなのでぜひ学んでいってください。
まずカンボジア🇰🇭人と日本人のどちらが幸せなのかを比較したときに僕は即答でカンボジア🇰🇭人だと答えます。
なぜなら、それが紛れもない事実だからです。
つまり、カンボジア🇰🇭人は日本人よりもお金がないのに日本人よりも幸せなんです。
そしてそんなカンボジア🇰🇭人が暮らしてるカンボジア🇰🇭に移住してきた僕は日本にいた時よりもお金が全然ないのに幸福度は格段に上がりました。
もうこの時点で「 経済的に豊かになれば幸せになれる 」という過去のカンボジア🇰🇭などの外国、途上国を知らなかった、日本しか知らなかった僕のように無意識に思い込んでる日本人は間違いだということです。
なぜカンボジア🇰🇭人は経済的に豊かでは決してないのに日本人よりも幸せなのか?その理由をここから解説します。
カンボジア🇰🇭人は人間関係が日本人よりも豊かであり、人間関係を築かないとそもそも生きていけない社会で彼らは生きてるからです。
特に経済的に貧しい人たち、僕の生徒のお母さんの例を出しましょう。いつも料理を作ったら隣の家の人に作った料理を渡しに行ってるんです。
そうやってみんなでモノを分けあったり、何か壊れた時にはみんなで修理しりこのような光景をカンボジア🇰🇭では頻繁に見ることができます。
日本みたいにそもそも福祉制度なんか整ってないんでね。だから人と繋がらないとそもそも生きていけないんです。
加えて日本よりも不便な環境が人間関係を作ってます。例えば、僕はカンボジア🇰🇭に移住してきてからの4年8ヶ月でタイヤの後輪が10回以上はパンクしてます。
なぜなら、日本みたいに道路インフラが整ってない、ガタガタなのでパンクしやすいんです。そのせいもあってカンボジア🇰🇭にはそこら中に個人経営してるバイク屋さんがあります。
ここで考えてみてほしいのですが、タイヤがそれだけパンクするってことはバイク屋にその分だけ修理のために行かないといけないですよね?
ってことはその分だけ僕はバイク屋の人とコミュニケーションを取らないといけません。
あと交差点で信号待ちをしてた時の話なんですが、若い女性の方がバイク壊れたっぽいんですよね。
その時にバイクに乗ってた若い男性の方が助けてて、足で彼女のバイクを押しながらバイク屋まで一緒に行ってる光景を見ました。
もちろんこの2人はこの時が初対面です。もしこの時にフィーリングが合えばLINEを交換してその後、恋愛に発展するかもしれないでしょ?
この2つの話を聞いただけでもわかるように、日本よりも不便な環境が人との繋がりをたくさん生んでるんです。
で、人との繋がりがあるだけではダメで、日本人みたいにくだらない見えの張り合い、例えば
年収アピール、こんなところに住んでます、こんな時計つけてます、こんな車乗ってますみたいなことをカンボジア🇰🇭人はそもそもしてないので人間関係がギスギスしてないんです。
もちろん彼らも僕ら日本人と同じ人間なんで、例えば僕がいつも行ってるマッサージ屋のオーナーのカンボジア🇰🇭人の方は
この前マッサージ終わって1時間くらい話してる時に「 人間関係はめんどくさいよねー 」みたいなことは言ってました。
だから人間関係がめんどくさいのは世界中どこ行ってもみんな悩みを持ってるのでしょう。
それでもカンボジア🇰🇭人は日本人みたいにはギスギスはしてないとしか見てて思えないんです。だから日本人と関わるよりも関わりやすいんです。
他にもこれはつい先日の話なんですが、僕がいつも行ってるカフェには何人かの常連客がいます。
特に太ってる男性の方と加齢臭プンプンの男性の方はよく来ます。
この前、カフェの席が満席で、太ってる男性の方と僕はいつも隣で同じ席に座ってて加齢臭プンプンの男性の方が座る場所に困ってたから僕らが少し詰めたんです。
すると太ってる男性と加齢臭プンプンの男性は30分くらいずっと話してました。
途中で太ってる男性が帰って加齢臭プンプンの男性が僕に話しかけてきて、なんでも2017年に大阪に行ったらしくそのことで少し話したんです。
何が言いたいのかというと、カンボジア🇰🇭人は日本人みたいに人間関係がめんどくさくないんです。
とにかくカンボジア🇰🇭人はみんな初対面でもめちゃくちゃ話すように観察してて思います。
その理由は、上記で話した若い女性と若い男性のバイクの話を読んだらわかるように不便な環境で生きてるから初対面の人と話す機会が多いから、それが当たり前だからです。
例えば先月だったと思うのですが、ものすごい大雨がカンボジア🇰🇭の首都のプノンペンを襲いました。
僕は生徒の家から帰る途中だったのですが、いつもの道で帰ろうとしたらおっちゃんが叫んできて「 おーい!この先は水が溢れてるから通れないぞ! 」みたいなことを言ってたんです。
これもこんだけの災害があるからおっちゃんは僕に話しかけてきてるのであって、何もなかったら話しかけるきっかけがないでしょ?
とにかく不便さが初対面の人と話すきっかけをカンボジア🇰🇭人に与えてるんですよ。
で、カンボジア🇰🇭人が初対面の人と話せる、人間関係がめんどくさくない理由は、日本人みたいな見栄の張り合いをしてないからです。
日本って貧困や経済的に貧しいことは何でもかんでも恥とするクソみたいな文化があるじゃないですか?
すると経済的に貧しい人は必ず自分が貧しいことを隠すし、経済的に貧しいってだけでその人は話に、輪の中に入っていけないなんてことにもなります。
例えば生活保護を受けてる人は、みんなそれを隠すんですけど、「 生活保護受けてる奴らはクソ 」みたいな風潮が日本に蔓延ってるからそうなるんですよね。
すなわち、経済のことを日本人の方がカンボジア🇰🇭人よりも意識してるので、日本人の方が他人に気さくに話すことができない人が多いんですよ。
でももし経済的に貧しい日本人の方々がもっと気さくに他人に話しかけられるような、助けを求められるような社会だったら精神的に豊かになれるのでたとえお金がなかったとしてもカンボジア🇰🇭人みたいに豊かに過ごすことができるんです。
もうこれはカンボジア🇰🇭で生活をしてて100%間違いないと断言できます。
とまぁそんな感じで、長くなってきたのでこの辺で終わりにしますが、
お金がない人や、途上国は貧しいということがいかに間違いであるかはこのコラムを読んでわかったと思います。
経済だけを基準にしてその人、国が貧しいかそうじゃないかを判断すること自体がそもそも間違いなんです。
お金だけあっても幸せにはなれません。お金に加えて豊かな人間関係がないと幸せにはなれないんです。
愛する人、自分を愛してくれる人、応援してる人、自分を応援してくれてる人、何かあったら助けようと思える人、何かあったら助けてくれる人。
こういう人がたくさんいる人はお金がなくても幸せになれるんです。
つまり、人間の幸せの土台にあるのは経済ではなく人間関係なんです。
人間関係を無視して、壊してでも経済にフォーカスを当ててる愚かな日本人こそ本当は貧しいんです。
これはどの人にも当てはまる幸せな人生を送る本質と言っていいです。
このことを知った僕は、カンボジア🇰🇭から日本を見てるともう異常としか思えないんです。日本は30年間、成長しない、衰退して当たり前。
それはバカな国民とバカな国民に支えられてる自民党のせいなんです。このことに未だに気付いてないし、政治の話をするとドン引きをするスペシャルバカな国民が未だにわんさかいるっていうね。
お金を稼ぐことも大事ですが、もっと人間関係を豊かにするにはどうすればいいのか?ってのを考えるべきですよ。
まぁ特に都会ではそうですが、現代の日本人と豊かな人間関係を築くことは極めて難しいと言えるでしょう。
ぜひ参考にしてください。
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